概要
イラストレーター:さとい / シナリオ:片桐由摩 / ディレクター:渡邉渡
2016年4月21日にオトメイトより発売されたPSVita対応の乙女ゲーム。正式タイトルは『ニル・アドミラリの天秤 帝都幻惑綺譚』となる。
近代日本をモデルとした都市で起こる怪事件を追うミステリー色の強い作風。CERO D(17才以上対象)に指定されており、全編にそこはかとない艶っぽさが漂う。
2017年9月21日には続編『ニル・アドミラリの天秤 クロユリ炎陽譚(えんようたん)』が発売。
2作を同時移植した『ニル・アドミラリの天秤 色ドリ撫子』も発売された。
あらすじ・主題歌
帝都幻惑綺譚
大正25年、帝都トウキョウ。大震災からの復興を経て近代化が進み、印刷技術の普及により多くの活字本が出回る中で、ある共通点をもった自殺が頻発する。命を絶った者たちはいずれも、書き手の情念や記憶を宿した「手書きの和綴じ本」――【 稀モノ(まれもの)】に触れていた。同じような事件で弟を亡くした久世ツグミは、予期せず手に入れた力を特殊国家機関・帝国図書情報資産管理局【 フクロウ 】に請われる形で使っていくことになる。
オープニング主題歌:『sanctuary』 / 歌:Annabel
エンディング主題歌:『焔の鳥』 / 歌:Suara
クロユリ炎陽譚
返して下さい、大事な――
『帝都幻惑綺譚』から1年後を描く続編。
オープニング主題歌:『historia』 / 歌:Annabel
エンディング主題歌:『純真の華』 / 歌:Suara
アニメ
2018年4月から6月まで、TOKYO MX・BSフジほかにて放送。制作はゼロジー。
オープニングテーマ
「耽溺ミラアジュイズム」
歌:kradness 作詞・作曲・編曲:Camellia
エンディングテーマ
「Black Thunder」
歌:下野紘 作詞:RUCCA 作曲・編曲:高橋諒
登場人物
メインキャラ
久世ツグミ(クゼ ツグミ)
CV:木村珠莉(アニメのみ)
貧乏華族出身の主人公。家のための結婚を決意した矢先、弟・ヒタキの自殺に見舞われたことから、稀モノが宿す不可視の輝き「アウラ」を視認できるようになってしまう。【フクロウ】へと招かれた彼女が覗く帝都の闇に浮かび上がるのは――。
(※下の名前のみ変更可能。)
尾崎隼人(オザキ ハヤト)
CV:梶裕貴
【フクロウ】探索部のリーダー的な存在の青年。歯に衣着せない物言いをする。制服の上着を羽織るなど、大胆な着崩しが目立つ。
鴻上滉(コウガミ アキラ)
CV:岡本信彦
【フクロウ】探索部所属。仕事ぶりは真面目で、公私はきっちり分けるタイプ。仕事以外ではほとんど他人とつるまない。
星川翡翠(ホシカワ ヒスイ)
CV:逢坂良太
【フクロウ】探索部の礼儀正しい頑張り屋。特殊な能力の持ち主。思ったことを口走る隼人のたしなめ役。女性嫌いの一面がある。
鵜飼昌吾(ウカイ ショウゴ)
CV:木村良平
帝都大学法学部の学生。ある事件がきっかけで【フクロウ】のアパートで暮らすことになる。大抵は不機嫌で尊大な口を利く、首相のご子息。
汀紫鶴(ミギワ シヅル)
CV:鈴村健一
悲恋ものが得意な人気作家。下宿先が取り壊されたため、知り合いだった探索部部長の計らいで【フクロウ】アパートに住んでいる。飄々とした遊び人。
鷺澤累(サギサワ ルイ)
CV:櫻井孝宏
帝都大学医学部に通う奨学生。アルバイトに精を出す傍ら、一人で本を読んでいる姿を目撃されることも多い。
サブキャラ
久世ヒタキ(クゼ ヒタキ)
CV:村瀬歩
読書が趣味の久世家長男。両親が不在がちなため、母親代わりでもあったツグミをよく慕っており、姉の結婚を知った際にはひどく動揺していた。それから間もなく、稀モノと思われる和綴じ本を抱えたまま焼身自殺を図る。
隠由鷹(ナバリ ユタカ)
CV:緑川光
【フクロウ】研究部所属。久世家で書生暮らしをしていたため、ツグミとは昔馴染み。
関連動画
公式サイト
『帝都博覧会 in 新宿マルイアネックス』商品紹介(アニメ放送記念の期間限定ストア。開催期間は2018年4月27日~5月15日。リンク先は中外鉱業のウェブショップ『Chugaionline』)