概要
『悪魔城ドラキュラ 闇の呪印』にのみ登場した敵キャラクター。
レギオンの中心部で産まれた光の巨人。正常に孵化する前に引きずり出されたため、
まだ完全体ではないらしい。元ネタは細胞核を意味する英単語【ヌクリアス(Nucleus)】から。
3つ目に訪れるエリア『ガリバルディ大聖堂』の地下最深部に出現する本作最強クラスのボス敵。
所謂ストーリー上は全く戦う必要の無い隠しボスであり、海外版での名称も同じく『Nuculais』。
挑戦可能な時期はデビルタイプのイノセントデビル『ゲイル』を入手後と終盤に差し掛かる頃。
また手前のフロアに出現する『レッドスケルトン』を完全に消滅させないと先に進めないため、
魔法使いタイプのイノセントデビル『ノーチラスロッド』が習得する魔法『浄化』も必要となる。
少なくとも『無間回廊』攻略後、つまり『ドラキュラ城』出現後でなければ苦戦は必至だろう。
戦術指南
HPは8875。弱点は闇属性。耐性は光属性。前半戦の『レギオン』から連戦となる強敵。
本作のラスボス『真・ドラキュラ』のHPが7500なので全ボス敵の中では最大値を誇る上に、
しかも前半のレギオンとは弱点と耐性が真逆になっている(レギオンは光弱点、闇耐性である)。
全ての攻撃がガード可能とは言え、慣れない内はステップ回避してから攻撃を行う事を推奨する。
ただし攻撃のパターンは読み易い相手なので、パーフェクトガードさえ極めれば楽に戦えるかも。
- 潜行移動
地面に潜って部屋の中央まで移動する。潜った瞬間に周囲が液状化して攻撃判定が発生するため、
予備動作の小ジャンプが見えたら、真後ろにクイックステップ2段目を使用して回避する事。
1段目だけだと判定の外までは逃げられない。後はロックオンしつつ素早く追いかけて攻撃しよう。
- 左手薙ぎ払い
前方を左手で引っ掻くように薙ぎ払う。発動が早く当たると大きく吹っ飛ばされてしまう。
タイミング良くクイックステップ1段目で回避するか、相手の呻き声に合わせてガードしよう。
- 右手薙ぎ払い
上記の技が連続攻撃に変化したもの。右手⇒左手⇒右手⇒左手と4回連続で殴り続ける。
攻撃のテンポが一定なのでタイミングを見極めればステップもガードも比較的簡単な部類。
初撃をパーフェクトガードすれば左手の攻撃は受けないため2回右手をガードすれば良い。
- 腕刃突進
両腕を刃に変形させて狙った相手に対して突進する。突進直前まで位置を修正してくるため、
タイミングを見計らって横方向にクイックステップ1段目で回避するか、普通にガードして凌ごう。
技の性質上、距離を取られてしまう事が多いが直ぐに接近するのは危険。まずは様子を見る事。
- 腕伸ばし+掴み拘束
右腕を大きく上げたらヘクターを狙って腕を伸ばしてくる。捕まると拘束され継続ダメージ。
距離が離れている関係上、動作直前に回避するとタイミングがズレて拘束される可能性が高い。
薙ぎ払いとは違い、少し間を置いてからステップ回避しよう。慣れれば同じ感覚でガードできる。
ヌクレアスのスティールポイントはこの時のみ。当たる直前でパーフェクトガードしよう。
- ビーム発射
空中で力を溜めた後、狙った相手に対して紫色の大ビームを放つ。位置の修正が極めて早く、
長時間狙い続けてくるためクイックステップ1段目の連続回避に徹しないと非常に危険である。
一応ガードもできなくはないが、途中で必ず弾かれてしまうためステップ回避を推奨したい。
ちなみにビームは闇属性。この攻撃のみ防具やアクセサリでダメージを軽減する事ができる。
- 死体爆撃
地面からレギオンの肉塊を浮かび上がらせ腕の振りに合わせて飛ばしてくる遠距離技。
攻撃は3回に分けて行われ、肉塊は着弾後広い範囲で爆発する。一応ガードする事は可能。
攻撃中はヌクレアスも動かないため、飛ばすタイミングさえ見切れば攻撃チャンスとなる。
- 巨大化+踏み潰し
HPが半分以下になると解禁。地面からレギオンの肉塊を掘り出してそのまま捕食を開始。
捕食後、ヌクレアスが巨大化して一定時間、移動とジャンプ攻撃を繰り返すようになる。
移動するだけで足元には常に衝撃波が発生する上に、ジャンプすれば大衝撃波が放たれる。
歩く合間を縫って攻撃する事もできるが、ここはイノセントデビルに攻撃を任せよう。
大衝撃波はジャンプ回避を推奨。小衝撃波の比ではない高威力と吹っ飛ばし効果を誇る。
武器は闇属性の片手剣『七支刀』を是非作成しておきたい。直前の部屋にのみ出現する
『イーヴィルコア』からは七支刀作成に必要な素材アイテム『闇の結晶』を盗めるため、
作成可能時期的にもこれ以上の適任はないだろう。無ければナックル系の武器でも良いが、
最低でも『パタ』辺りまではしっかり強化しておきたい所。そこは手持ちの素材と相談しよう。
イノセントデビルは飛行タイプの『スカルウィング』系が遠距離攻撃可能でおすすめ。
特に巨大化中に『じゅうたん爆撃』を発動すれば面白い位ダメージを稼ぐ事ができる。
またデビルタイプが『ブロウ』まで育っているなら『ニードル魔方陣』などもかなり有効。
回復役の妖精タイプも何体か持っておくと安心。逆に格闘タイプは相性が悪いため非推奨。
スティールアイテム
スティールアイテムはHP回復アイテム『ナポリタン』。回復量は+125とまずます優秀。
ただし店売り品の『ハイポーション(HP+200)』には及ばず、大量に稼げる訳でも無いため、
専らコレクションの域を出ないだろう(尤も、ボス敵から盗めるアイテムは基本そうなのだが)。
ちなみにレギオンのスティールアイテムはHP回復アイテム『ピザ』である。回復量は+90。
・・・正直な話、こんなグロテスクな敵から盗んだ食べ物を食べるのはかなり勇気がいると思う。
余談
本作に登場するレギオンは『月下の夜想曲』で初登場した中心に甲殻蟲がいるタイプではなく、
『白夜の協奏曲』で初登場した細胞核タイプであり、ヌクレアスは正にその発展形と言える。
特に『暁月の円舞曲』に登場したレギオンは中心部がまるで胎児のような形をしており、
その外殻も良く観察して見ると人間の赤ん坊の姿がうっすらとだが浮かび上がっている等、
邪悪な存在から聖なる力を持った新たな生命が誕生する兆し自体はこの頃から存在していた。
不完全な存在と言うロマン溢れる設定を踏まえても、一種のアンチテーゼを感じざるを得ない。
・・・プレイヤーからは『使徒』だとか『ペプシマン』だとか散々な呼ばれ方をされているのだが。