概要
『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』およびプロフェッショナル版で登場する生物。
主人公をサポートし、各施設の受付を担当するお助けキャラである。
ボスである「キング」を中心に、トランプのマークの名前を冠したノチョーラたちなどが存在する。
見た目は小柄な恐竜の顔からアンバランスなほど細長い脚が生えているという独特なもので、おおくちばしのトカゲ版といったところ。
ノチョーラだからか、「~だちょ」という口癖で喋る者が多い。
彼ら自身はモンスターではないが、ノチョーラ族が作ったとされる兵器「グレートノチョーラZ」などはモンスターとして入手できる。
元々は「静寂の草原」で集落を築き生活しており、ブレイクモンスターたちに対抗するレジスタンスの人間たちとも交流があった模様。
大食王ボーショック撃破後に人間たちが生活していた崩落都市へ移住するも、そこは廃墟と化していたため、廃ビルを生活拠点としながら人間たちを待つことになった。
『ジョーカー3』ではこれ以上ストーリーにおいて特に出番はないが、プロフェッショナル版ではノチョーラ族のひとり「ノチョリン」が主人公の相棒として冒険についてきてくれる。
そして、エンディング後のストーリーでは…?
ネタバレ
※DQMJ3Pのネタバレ注意!
彼らの正体は、『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』などに登場していた神獣の一族である。
神獣族は王であるJESTERとJOKERの兄弟を中心として、大魔王マデュラージャ軍と戦っていたが、その際ブレイクワールド創造時の暴走に巻き込まれ、ノチョーラとなってしまう。
一様にかつての記憶を失っていたが、エンディング後にラーの鏡の力で元の姿と記憶を取り戻す。
しかし、王であるキングの正体がマデュラージャであり、そしてなぜかノチョリンだけラーの鏡を使っても元に戻らないという事態が生じる。
このため主人公は、ブレイクワールドを巡りながら神獣が辿ったかつての記憶を巡ることとなる。
各施設の担当をしていたノチョーラたちは皆神獣に戻ってしまうため、ティコが過去の世界からセブンスやホーガンなど、見覚えのある人物たちを連れて来てくれる。
また、ライバルマスターであるマスター・ノチョーラに対してもラーの鏡を使うことができるが、その場合は「魔王軍に負けてしまった修業」として、手持ちモンスターたちと一緒に襲い掛かってくる。
余談
ノチョーラの元ネタは、『ドラゴンクエストⅩ』の鳥山明による設定画で、オーガの傍らに描かれていた名無しの謎生物。
鳥山明氏はこのように人物キャラの傍らにこのようなオリジナルの小動物を描く癖があり、ストーリー中でそれらが上手く生かされるパターンも多い。
『ドラゴンクエストⅧ』のトーポ、『Ⅹ』のエルフの傍らに描かれていたシュジャクなどが好例。
『ドラゴンクエストⅦ』の主人公の傍らに描かれていたトカゲは、ゲーム内では出番がなかったが、小説版にてキャラ付けされた。