概要
ユーラシア大陸と北アメリカ大陸の北部に分布する淡水魚。
1メートルを越す大型魚で、150センチの記録がある。
澄んだ冷涼な河川に生息する肉食魚であり、カニや小魚を捕食するが、カモなどの水鳥を捕食することもある。
冷涼な気候に生息するため、寒さに強いが暑さに弱い。
かつて人気のある観賞魚だったが、定着防止のため特定外来生物に指定された為、新規飼育はできなくなった。(なお、日本には一切定着していない。これは特定外来生物指定の効果というより、規制前からほとんど放流されていなかったため。冷涼な環境を好むなど日本では放流したところで生き延びられる地域は限られる上、その冷涼な水が豊富な地域ではサケ類が盛んに養殖されているため、パイクが出る幕がないのが幸いしたといえる)
現地では大型で力が強く、捕食に貪欲な性質から釣りの対象として人気である。食用でもあり、つみれやムニエルにして食べるのが一般的。パイク類は小骨が多いため、調理にあたってはハモのように骨切り処理がされる。