概要
行灯袴に編み上げ靴で
和洋折衷の女学生を
イメージしたメダロット。
ハイカラな装いで
時代に春風をもたらし
夜桜の下で儚く散る。
その名の通り、大正時代のハイカラな女学生を模したメダロット。女型のJGS型。
キメンガーと同じく、ニコニコ静画で行われた『オリメダデザインコンテスト』に入賞したメダロットの1体。
オリジナルメダロットでありながら、セーラーメイツ、セーラーマルチ、ブレザーメイツなどの女子学生メダロットの後継機とも言える。
見た目は大和撫子なハイカラ美人であり、パーツも上記のセーラーマルチとブレザーメイツのいいとこ取りである。
しかし、メダチェンジすると一変し、行灯袴が開いて桜吹雪が舞い、凛々しさと儚さが入り交じった突撃形態と化す。手にしていた傘も、レーザーブレードになる。
デザイン当初は、桜が散る様を表現して、メダチェンジ後にサクリファイスが使える設定だったが、メダロット8の時にはシステム上では再現できなかったため、チャージブレードとなった。
しかし、メダロット9にて満を持してメダチェンジ後のサクリファイスが可能となった。
性能
通常
- 頭部 ゼンセン
たすける行動 レーダーサイト
味方全体の行動成功値を上げ、相手のステルスを解除する。
要するに旧作における索敵である。
- 右腕 ブルウム
なおす行動 リペア
旧作における回復。対象のパーツを回復させる。
- 左腕 ランマン
しゃげき行動 ガトリング
ダメージはバラつく。
- 脚部 チルチル
浮遊 チャーム
異性(男性)ティンペットのメダロットからの攻撃ダメージを20%軽減する。
メダロット9では、チャージ後に自身にコンシール(自分へのがむしゃら・ねらいうちを一度だけ無効化する)をかける、『ミラージュ』の脚部特性になる。
メダチェンジ
- 基本性能
二脚 デッドオアライブ
格闘攻撃によるクリティカルの度に、脚部の格闘性能に+2される(最大+10)。
- ドライブA
かくとう行動 チャージブレード
チャージゲージの半分を威力に加算される。ただし、ビームソードより性能が微妙という悲劇……。
一応、ビームソードと違って光学無効にはならない。
がむしゃら性能付き。
- ドライブB
かくとう行動 ソード
クリティカル時、ダメージが1.2倍になる。
がむしゃら性能付き。
- ドライブC
おうえん行動 モビルブースト
味方全体の機動を一定時間上昇させて、相手の攻撃を避けやすくなる。
メダロット9
アイドル部のフウカが使用するメダロットとして登場。
メダチェンジ後のドライブAがサクリファイスになり、高威力だが使えば自身も機能停止してしまう仕様となった。当然、リーダー機にして外したら負け確定である。
しかし、パーツの装甲の1/2が威力に加算されるサクリファイスの仕様上、威力250以上というトンデモ浪漫技と化した。
おまけにがむしゃら性能付きであるため、よほど装甲が厚いメダロットでなければ、死なばもろともと道連れにできる。
メダロットS
限定ピックアップガチャより☆3機体として登場。
たすける行動の技が なおす行動の技に変更されている。頭部はレーダーサイトから希少なプラントクリアに、変形後のモビルブーストはトラップクリアに変更。トラップクリアは最もトラップ除去が求められるディスターバンスに通用しない為、現状では利用価値はほぼ無い。
メダルのスキルの仕様上、純正運用時に左腕のガトリングが使用される事はほぼ無いが、パーツ単体としては高性能な部類に入る為、バラでの利用価値はある。
変形後は9と同様に自爆するサクリファイスとなっており、強化チップやメダロッターによって装甲値の底上げが可能な本作では桁外れな威力を誇るようになった。
なお本作には かすりヒットなどのダメージを軽減する要素が増えている為、相手を道連れに出来ずに自分だけ墜ちる可能性も高く、よりロマン砲としての意味合いが強くなってしまった。
ただ任意に機能停止可能な本機のサクリファイスには、戦力としての需要とは別の側面での需要が存在している。
それはオンラインでの対人戦におけるギブアップの代替としての役割で、オンライン戦では自陣の機体が機能停止するまではギブアップできないという制約が課せられており、遅延厨の存在もあってオンライン戦の5回のデイリー報酬の回収にはそれなりに時間を要するのが現状である。
そのため、手っ取り早くデイリー報酬を回収したいユーザーにとっては、自分から進んで機能停止できる本機のサクリファイスは、デイリー消化の時間短縮への貢献が期待できる有用な機体と言える。