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概要編集

血のバレンタイン』の登場人物であり、ガスマスクを被った黒ずくめの殺人鬼。


本項ではリメイク作『ブラッディ・バレンタイン3D』におけるハリー・ウォーデンについても解説。


オリジナル版編集

元は小さな炭鉱町で働いていた炭鉱夫であったが、バレンタインの夜に炭鉱で作業していた7人の炭鉱夫のうち2人が早くバレンタインパーティーに行こうと炭坑内のガスのチェックを怠ったせいでガス爆発による炭鉱火災が発生し、自分を含む5人の炭鉱夫が炭坑内に閉じ込めれた。


6週間後、唯一の生存者として救助されたが、炭坑内で仲間の死体を食べてまで生き延びた事が原因で発狂し、そのまま精神病院に収容されてしまった。

1年後のバレンタインに精神病院を退院した後、爆発の原因を作った2人の炭鉱夫の心臓をえぐり出し、「バレンタインのパーティーを開いてはいけない」というカードを添えたハート型のキャンディボックスに入れるという復讐を行った。

それ以来、この町ではバレンタインのお祝いが禁止されていたのだが、20年後ぶりにバレンタインパーティーが再開され、それを皮切りにウォーデンのものと思われる防護服とガスマスクをつけた殺人鬼が殺戮を始めてしまう……


リメイク版編集

ガス爆発における事故で炭坑内に閉じ込められた点に関してはほぼオリジナル版と同様であるが、事故の原因を作った人物が炭鉱を経営していたオーナーの息子トム・ハニガー(リメイク版における主人公)であり、炭坑内で生き延びるための酸素を確保するためにほかの炭鉱夫を殺害する等、閉じ込められる経緯に関してはオリジナル版と大きく異なっている。


救出された後に昏睡状態となっていたが、1年後のバレンタインに病院内で突如意識を取り戻し、その場にいた職員や患者を血祭りに上げて病院を後にした。

その夜、事故があった炭坑へと向かい、そこでパーティーに興じていた若者達を殺害。そして、事故の原因を作ったトムをも殺そうとしたが、駆けつけた保安官の銃撃で炭坑の奥へと逃亡して姿を消した。

それから10年後、時同じくして10年ぶりに町に戻ってきたトムを迎えるのごとく、ウォーデンらしきガスマスクの殺人鬼で彼の前に現れて再び殺戮を開始した。


※以下、重大なネタバレ























  • オリジナル版におけるネタバレ

作中で登場した殺人鬼の正体はウォーデンではなく、ウォーデンに殺された炭鉱夫の息子アクセルであった。

実はウォーデンは既に5年前に死亡しており、父親を殺害されたアクセルは幼い頃に殺人の一部始終を目の当たりにしたトラウマから現在の凶行へと繋がったのが真相であった。

終盤で正体を暴かれ、駆けつけた主人公に不意をつかれて瓦礫の下敷きになってしまう。

直後にヒロインに手を差し伸べられるが、それを振り払うかのごとく瓦礫に挟まった左腕を切り落としてその場から逃走。

呪詛の言葉を吐きながら廃坑の奥へと姿を消して退場した。


  • リメイク版におけるネタバレ

バレンタインパーティーの殺戮から10年後に登場したウォーデンらしき殺人鬼の正体は主人公のトムだった。

ガス爆発の事故から1年後に現れた殺人鬼こそウォーデン本人であったが、銃撃を受けた後に死亡した模様。そして、10年後にトムの目の前に現れた殺人鬼はトム自身が見た幻覚であった。

10年前のパーティーでウォーデンに襲われたトムは事件のトラウマから精神に異常をきたしており、10年ぶりに戻ってきた炭坑でウォーデンの遺品であるガスマスクを見つけたのをキッカケにもう1つの人格が生まれ、ウォーデンになりきる形で次々と殺戮を行ったのが真相であった。


ちなみにリメイク版でもアクセルが登場しているが、無論事件の犯人ではなく、皮肉にもオリジナル版と立場が逆転したキャラクターとなっている。

最後はヒロインが放った銃弾で引火したガスタンクの爆発に巻き込まれて生き埋めとなったが、救助に現れた捜索隊員の1人を殺害し、防護服を奪って隊員になりすましてどこかへと去って行った。


関連タグ編集

血のバレンタイン ブラッディ・バレンタイン3D

ホラー映画 殺人鬼 バレンタインデー 2月14日 ガスマスク

炭鉱 炭鉱夫 つるはし


ダース・ベイダー ハンク プロテクトギア

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