概要
配給はパラマウント映画。
2009年に『ブラッディ・バレンタイン3D』としてリメイクされた。
いわゆる「13日の金曜日」クローンの1本。
B級映画ながら、炭鉱夫姿にツルハシが凶器の殺人鬼ハリー・ウォーデンは、ホラー映画ファンからの人気が高い。
pixiv内では「血のバレンタイン」というタグで投稿されるイラストが多い。
ストーリー
アメリカ東部の小さな炭鉱町・ハニガー。
静かで平和な町だが、実は20年前の2月14日、恐ろしい事件がおきていた。
当日はバレンタイン・デーで、例年通り町の人々が豪華なパーティーを開いて祝っていた。
鉱山では二人の鉱夫が仕事を早く切り上げてパーティーに加わる為に去っていく。しかし不注意にも鉱内のメタンガス量を調査するのを忘れてしまい、それが原因で爆発が発生。鉱山内に残っていた5人の鉱夫が生き埋めになってしまった。
6週間に及ぶ救助作業の結果、ただ一人が生存して発見される。しかしその男ハリー・ウォーデンは、生きのびるために同僚の死体を食らい、救出時には完全に発狂していた。
事件から一年後、ハリーは収容されていた精神病院を脱走。2月14日の晩、鉱山服に身を包み、爆発の原因をつくった二人の鉱夫を殺害し、えぐり取った心臓をハート型の箱に入れ、 “二度とバレンタイン・デーを祝うな”という警告を残して姿を消した。
以来この事件のために、ハニガーではバレンタイン・デーを祝わなくなってしまった。
それから20年。
当時を知らない若者たちによってバレンタイン・デーのパーティーが復活する。だがそれは同時にあの事件の悪夢も呼び起こすことになってしまった。
2月12日、パーティの準備で浮かれた雰囲気に包まれるハニガー。町長宛にハート型のキャンディボックスが届けられるが、そこには20年前と同じように人間の心臓が入れられていた。
更にはコインランドリー店を経営する婦人が、鉱山服に身を包んだ謎の人物に襲撃された。彼女はツルハシで殺害され、洗濯機の中で無残な死体となって発見される。
町長と署長はパニックになるのを恐れ、彼女の死因を心臓発作と発表。急遽パーティーは中止となったが、納得できない若者達は、炭鉱内の娯楽室で勝手にパーティーする事を決めてしまった。
その中には町長の息子T.Jがいた。
一度は都会に出たものの夢破れて故郷に戻って来た彼は、元カノのサラに未練を残している。パーティーの場で現在サラと付き合っているアクセルと衝突して殴り合いとなり、アクセルは頭を冷やす為に娯楽室を飛び出してしまった。
炭鉱内で一人、また一人と若者が血祭りにあげられているとも知らず……
関連動画
予告編
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ローズマリー(映画):ハリー・ウォーデンに似た黒ずくめの殺人鬼が登場するホラー映画。