CV:依田英助
概要
『アクマイザー3』第19話「なぜだ?!ザビタン五つの謎」に登場した般若に似た隊長怪人。般若面のような顔をしていて、その周りには車輪が付いており、さながら輪入道のようにも見える。和服のような白装束を着ている。
般若面だけの状態になって宙に舞う能力を持ち、般若面と車輪の状態で体当たりをする「ハンニャードつむぎ車」、この状態で回転して銃弾を雨あられと放つ「ハンニャード火炎車」という技を持つ。ジャンケルは日本刀のような形状をしており、鍔を鳴らす事で瞬間移動する能力を持つ。
地球上の人間をたった一発で全滅させてしまう「ハンニャード爆弾」を製作しており、不思議な力を秘めた「仙人の石」を爆弾に組み込んで完成させ、大幹部への出世を目論んだ。
劇中の活躍
足を負傷してアクマ病(詳細は不明だが、仙人の石を粉末にして飲まないと3日で絶命するとされる)を発症したエリカという女性を荷車に乗せて町の病院に送ろうとしたタケル少年の前に般若面の姿で現れ、彼の荷車の車輪と合体してハンニャードつむぎ車を放つが、南雲健二に阻止される。ザビタンに戻った彼とイビル、ガブラに兵士アグマーを蹴散らされるも、彼らの相手をせずに退散する。
その後、一平の家に張り込んでアクマイザー3の話を盗み聞きしたアグマーによって、「矢印草という100年に一度咲く花の矢印のような花弁を頼りにすれば仙人の石が見つかる」という情報を入手すると、タケルを連れて最初に矢印草が見つかった池を訪れたアクマイザー3を監視していたが、勘づかれてしまったため一旦姿を現し、仙人の石の入手を宣言して姿を消す。矢印草の発見が捗らず苛立つものの、タケルが矢印草の矢印の向きを思い出したため、勇んで出掛けた彼とダルニアを急襲するが、透明術で姿が見えなくなったザビタンの奇襲に遭い、仕方なく撤退する。
その後、新たな矢印草が健二達に発見され、彼の移動先から次の矢印草の位置を特定し、先回りして矢印草の向きを逆転させる。だが、花を見つけた健二がハンニャードを危惧してまた向きを逆転させたため、遅れてやってきたガブラが正しい方向に移動してしまう。順調に仙人の石に向かうガブラを追いかけてようやく仙人の石の在処にたどり着くも、運悪くブルドーザーが石を埋めてしまったため、ガブラとアグマーが大慌てで掘り出す羽目になってしまう(彼自身は遠巻きに見るだけだった)。ガブラが石を発見すると割り込んで強奪するが、再び透明術を発動したザビタンによって石を奪われてしまう。アクマイザー3に囲まれてハンニャード火炎車で反撃するも、ザビタンノヴァとジョーガンで撃墜されてしまう。そのまま魔法陣アタックを受けて爆死した。
余談
般若は本来鬼女の面であり、すなわち女性の面である。
ちなみに般若面の姿の時は角は金色だったが、元の姿に戻ると銀色になる。