概要
電気を使用して前進するなど可動的な電動遊具であり、遊園地、デパートの屋上、特定のイベントなどで使用される。
器具に設置されたコイン投入口にコイン(または指定のメダルなど)を入れる(あるいはその後特定のスイッチを押すなどする)と動きだす仕組みで、一定時間ゆっくりと前進する。その際には音楽が流れる事もある。
搭乗する背中部分、動物の首背後部分からハンドルが伸び、器具によってはハンドルによって機体の向きをゆるやかに操縦できるものもある。懐かしの「パンダカー」としては、ハンドルは円形。
主に大なり小なり四足歩行を表現したものが一般的であるが、器具によっては脚部に可動部位が無く足裏部分に装着されたローラーで四輪走行するものもある。
これもまた外装がパンダであれば「パンダカー」であることに間違いはない。
ボディ外装部分はプラスチック系統の破損しにくい素材を使い、それを(例えばパンダカラーに)塗装するものや全体に専用の「毛皮」のようなものをかけてパンダなどを表現するものもある。
器具の種類にもよるが、想定する搭乗人数は一人から二人。
名称と機材について
「パンダカー」は通称であり、製品としての名称は異なる。「バッテリーカー」、「アニマルバッテリーカー」、「メロディペット」などの呼称があるようである。
実際に共通の内部構造で外側のデザインだけがパンダではなく他の動物であるものもある。
上記のように本体その物に塗装を施すのではなく動物を表現する毛皮を表現した外装をさらに被せる場合などは外側の「着せ替え」によるフレキシビリティが発揮されるため、この場合は例えば昨日「パンダカー」であった機材が、次の日は「キリンカー」になる事も可能である。
その日パンダさんは楽屋裏で毛皮の洗浄や修繕などの毛づくろいにいそしむことだろう。
ぬいぐるみのようなあたたかみのある毛皮の触感も提供しつつ、ソフト的なメンテナンス性と衛生管理も同時並行的に維持できるものともなっている。毛皮によって滑りにくくなっている、衝突しても多少クッションになるという点も、全力で遊ぶ子どもたちの様子を考えるとメリットかもしれない。
一方塗装仕様のものは毛皮のものに比べて即時的な洗浄が比較的容易というメリットがある。
運用と入手
先述の通りメンテナンス機能等を保有する商業施設などが保有しているものに触れる事も多いが、一般的なイベントなどでの使用を考える場合、主にレンタルで触れる事が出来る。
例えば休祝日など親子連れを求めるフェアなどに用いられている。
新品及び中古市場などでの流通もあるようであるが、本品は電動機具としてのメンテナンスも要するため、注意が必要である。体積もウェイトもあるものであるため、出入庫しやすい安全な保管場所など、準備段階でも工夫が必要になる。
パンダカーが登場する代表的な作品及び登場人物
前野と井沢による泣く子も黙る地獄のチーム。パンダカーに乗ってカップルに妨害行為を行う。
攻撃の中でパンダカーで相手に向かって突進する。
- ばさし(アンジュ・ヴィエルジュ)
組織レボレボのメンバーの一人。魔改造により、自らの意思で動ける。