概要
CV:岡野浩介(TVアニメ)/千葉繁(パチンコ版)/福山潤(Beeマンガ版)/新井浩文(このマンガがすごい!)
本作のメインキャラクターの一人。
問題児クラス・2年5組の生徒。末っ子だが兄や姉が登場したことはない。
下品でくだらない行為を繰り返し、卓球部員だがろくに卓球の練習もせず「はみちんサーブ」、「地下鉄銀座線サーブ」、「おてもとサーブ」など一発ギャグのような魔球ばかり発案しており、部長の竹田の手を焼かせている。
極めて自己中心的で頭も悪く(しかも第1話の地の文によれば自分がバカだという認識が極めて薄い)、事あるごとに「変態」呼ばわりされている。運動神経はそこまでよくないが、何かしら目標を持つと戦闘力が高くなるタイプのようで、作中では木之下の姉の風呂を覗こうとした時に妨害してきた木之下相手に優位に立ったことがある。
井沢や田中すらツッコミに回るほどの奇行を繰り返しているが、なぜか変な趣味の女(井沢の妹含む)から好かれることが多い。
リア充カップルを標的にして襲う「女なんかくそくらえ会」や「ラブコメ死ね死ね団」を井沢と共に結成していたが、何故か襲われたカップルが長続きするというジンクスが生まれてしまい後半では(井沢が神谷と仲良くなってしまったのもあり)消滅する。
こんな活動をしていた前野ではあるが、生々しい恋愛トラブルには耐性がなかったらしく、岩下京子の部屋に竹田と半ば強引に入った時に見つけた岩下の日記に書かれていた岩下の浮気を示唆する書き込みを思わず目にしてしまい驚愕、その時点で竹田にソレを言えないくらいの状態にまでなってしまっていた(その後の出来事であまりのプレッシャーに耐えきれずに暴露してしまったが)。
終盤では将来結婚する女性が2人紹介され、片方は犬の散歩をしている女性、もう片方はホームレスと、作者は誰と結婚するのか読者に問いかけており、大半の読者はせめて井沢同然に幸せになってほしいと散歩する女性の方に期待を寄せている。
卓球の出来は素人に毛が生えたレベルだが、卑劣な手段を行使することにより勝ち上がっている。また世界一不幸な兄妹と対決した際にはあらゆる手段を用いて彼らを優勝させてやろうとするなど、情が全くないわけではない。(最終的には優勝した竹田と岩下ペアから強制的に賞金の50万円を横領しその兄妹に献上した)
女子卓球部顧問の立川とは犬猿の仲であり、隙あらば弱みを握ろうとしている。立川の差し金でスケバンの美少女から「卓球部を辞めたら付き合ってあげる」と言われた際には葛藤の末に頼みを断り、井沢から大泣きされた。
なお、神谷のクラスメートの友野井によれば、前世はヒツジ(それもニュージーランドの牧場のオーナーの男に好き放題に遊ばれたことで復讐の怒りに満ち溢れた恐ろしいヒツジらしい)。
復讐を果たすために人間に生まれ変わったとの事で、この前世の恨みは同エピソード内で何やかんやあって晴らされる事となる。