概要
足にかける関節技でありヒールホールド(ヒールロック)とよばれ、踵周辺にダメージを与える技に思えるが、実際にダメージを受けるのは膝関節(内足靭帯)を極める技である。
アンクルホールド(アンクルロック)やアキレス腱固めに含まれがちだが、踵とつま先を利用して膝を極める技なので性質が異なる。
技の原理はねじを回すドライバーに近く、相手の大腿部を自分の足で固定し、わきの下につま先、ひじの内側に踵を引っ掛けて捻りあげることによって膝を捻って破壊する。
膝の靭帯、半月板をギブアップが間に合わないほどの一瞬で軽々と破壊してしまい、後遺症が残って選手生命を断たれるどころか日常生活にも支障をきたすので、使用を禁止されていることが多い。
踵を軸とした場合、つま先を外側に捻る内ヒールと内側に捻る外ヒールが存在し、技の危険度が高いのは内ヒール、修得が容易なのは外ヒールだといわれている。
腕ひしぎ十字固めやアームロックなどに比べて非常に危険度が高いため、真似しないこと。