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びたん
天保三年（1832年）に、清朝の米山子によって書かれた旅行記『琉球奇譚』に記載される、龍のような髭の生えた牛に似た魚の挿絵で紹介される霊獣。
昔々、琉球の最初の王で神々の一族である天孫子には、ビンタラという名の女性が仕えていた。
その女性が海に入って姿を変えたのがこのビタンなのである。
何故そのようなことになったのか、この獣に変わった後にどうなったのかは説明が書かれていないため不明であるが、この獣の絵姿を描いて飾っておくと、あれほど酷かった頭痛がたちどころに治るといわれている。
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