概要
琵琶湖とその周りの河川に生息する大型魚。
他のナマズ科魚類と同じく肉食性であり、1メートルを超える巨体を維持するため多くの餌を摂る。
その食欲は外来種にも向けられ、琵琶湖でのブラックバスの個体数は急速に減っている一方、ビワコオオナマズの個体数は爆発的に増えている。
このことから一部のファンからは「守護神」と称されている。
また、丸っこい体型からは想像できないが、流れの速い川にも生息している。
釣りの対象としても知られるが、非常に神経質で、金属製ルアーを使おうものなら「ボウズ確定」と言われるほど。
金属製ルアーを避けるという性質は近縁種のヨーロッパオオナマズとも共通している。
ペットとしても飼育することができ、特に大型魚に強いペットショップ・観賞魚店ではよく見ることができる。
国内で簡単に捕獲可能、また数もそこそこいるという点から手を出しやすい価格だが、大きくなるので飼いきれるかをしっかり考えたい。
肉は臭く、あまり美味しくないので食用にならず、網にかかっても廃棄されることが多い。