CV:野水伊織
人物
『とある科学の超電磁砲S』第17話以降の「Silent Party」編に登場する。
公園で寝ていたところを美琴達に保護された身元不明の謎の少女。腰まで届く長い金髪とアホ毛が特徴。
唯一の所持品であるポーチには、奇妙な味をした大量の棒つきキャンディが入っている。
人懐っこく、佐天涙子には特に懐いている。逆に、面識が無い筈の美琴の名前は知っていたが、中々懐かなかった。
美琴から半ば強引にもらったピンクのゲコ太の指人形がお気に入り。
実はその正体は、暗部組織「スタディ」が長きにわたる研究の末に生み出した人工生命「ケミカロイド」。
「安定して力を発揮できる能力者を人工的に作る」というコンセプトのもと生み出されており、知能や身体能力は人間に極めて近いものとなっているが、生命活動によって生み出される毒素が体に蓄積し命に関わりかねないため、上述した棒つきキャンディに含まれる中和剤を摂り続けることでその命を保っている。
ちなみに御坂妹は彼女と会話した際、「持っている知識の偏り方が、自分たちに『学習装置』が使われた際の学習過程の初期状態に似ている」ことに気づいていたが、それはその知識が妹達用のものをベースとする改良型の『学習装置』で彼女たち同様人工的に脳に書き込まれたものであるため。
美琴の名を知っていたのも、「スタディ」に身柄を売られた布束砥信によって逃がされた際、彼女からその名を聞かされていたためである。
同じくケミカロイドである姉・ジャーニーに何かあった場合のスペアとして生み出された経緯から、彼女も姉と同じ「幽体拡散」の能力を有しているものと思われるが、劇中で使われることはなかったため詳細は不明。なおジャーニーが能力を使用する間は互いに相手の居場所を感知することができる。
手持ちのキャンディが尽きかけたことで命の危機に瀕したが、最終的に美琴たちの尽力によってキャンディを補充され、危機を脱する。
ジャーニーや布束が解放された後は、ジャーニーおよび彼女の延命研究を望んだ布束に連れられる形で学園都市を離れた。
余談
美琴達と出会った時にもともと着ていた黒と白のワンピースは布束砥信が選んだもの。
フェブリとジャーニーの名前は恐らく英語でそれぞれ2月を意味する「February」と、1月を意味する「January」と思われるが(アホ毛の本数も1と2に対応している)、公式では明言されていない。