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フェラル・グール

ふぇらるぐーる

「フェラル・グール」とは『fallout』シリーズに登場する完全に人間性を失ったクリーチャー
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概要編集

falloutシリーズに登場する元人間のクリーチャー。主にフェラルと略される。

人間がフェラルになるか、グールの過程を経るかは運の要素が大きいようで、同じ場所で同量の被曝をした場合でもどちらになるかはわからない。どちらにもならずにそのまま死亡する事も多い。


生態編集

だいたい共通する生態としてはグールと違い見た目通りゾンビのごとし。

下水道や物陰、建物の中など薄暗い場所を好み、近くを通るものが居ると集団で襲いかかり喰い殺す。

自身の名前や文化的な行動は忘却しているが知能は完全にゼロではないらしく、理性あるグールは向こうから手を出されない限りは同族と判断して襲うことがない。

さらに作品によっては死んだふりをしたり、数十年単位でシゴき倒すことでスプーンを握るぐらいはできるらしいことも判明している(「4」のクループ家の館)。

実写版のとあるフェラルに至っては血縁者と再会したことでその名前を口にしている。

肉体が腐っていたり、組織壊死していたり、干からびていたり、果ては焦げていたりと、もうゾンビと見分けがつかない。見分けはつかないがゾンビではないので猛烈に走り寄ってくる上、上位種ともなれば筋骨隆々の肉体で殴りかかってくる。


シリーズが進むごとに設定が二転三転しており、「1」「2」の時代ではグールとの間にあまり明確な区別は無かったが、「3」で明確に区別され、「グールがその後フェラルグールになる事はない」と明言。

ところが「4」では一転して自身がフェラル化していく様子を書き留めたグールの遺書や、突如フェラル化して人を襲った事件など真逆の描写が登場。ファンの間で議論が撒き起こった。後者はインスティチュートの陰謀、後者は「超高濃度の放射能汚染の中に居続けたための例外」と解釈できたためにどうとでも取れる状況だった。

そして実写版では「グールはやがてフェラル化するため抑制剤の摂取が必要」という設定が生えたため、今後はこの路線で行くと思われる。(ただしこれまでの流れを考えると、続編でまた設定が変更になる可能性も十分ある)

グールからフェラル堕ちする場合は少しずつ自我が蝕まれていくようで、激しい怒りに支配されていき凶暴性を抑えられなくなる様子、自身の名前を連呼し自我を保とうとする様子などが描かれている。……が、前述のように「突如」フェラル化することもあるようで、現状そのメカニズムはほとんど解明されてないと言ってよい。


光りし者(The Growing One)編集

光りし者

ほかのアボミネーションにも存在する発光クリーチャー(緑色に輝きながら放射能を撒き散らす能力を持つ)のフェラル版。光りし者自体にも「肥大」「腐敗」などのランクがある。

輝き具合は他のクリーチャーより遥かに強烈。

作品によっては周囲の倒したはずのフェラルを蘇生させる放射能衝撃波を放つ。

頭部を破壊していれば蘇生されないのが幸いだが、作品によってはそばにいるだけでガリガリ溜まっていくRADダメージがきつい。

「76」では「放射能を浴びたフェラル・グール」名義のコイツラの大群とレジデント軍団が大会戦を繰り広げるパブリックイベントが人気である。

原則的に彼らはみなフェラルだが、何事にも例外は付き物で「4」には理性ある光りし者「オズワルド・オッペンハイマー」が登場した。


ウェンディゴ編集

センシティブな作品 ※画像中央

76」初登場。フェラルよりも段違いで強力。

フェラルよりも四肢が伸びており四つん這いで行動し強烈な咆哮を行なう。

通常よりも強力な変異を遂げた理由は不明だが名前の元ネタどおりにカニバリズムが関わっていることが示唆されている。

フェラルグールの巣となっておるロケーションにて、ランダムでボスとして登場する。


ウェンディゴ・コロッサス編集

ウェンディゴコロッサス

ウェンディゴの上位種。同じく76のみに登場。もはや人型を留めていない巨大なバケモノ。

頭は3つ、足は異様に長く伸び、腕はだらんとぶら下がり意味をなさない。

他所でいうと某巨人の扱うリガードのような体型。

ウェンディゴとの関係性は不明だが、後述のネームド個体は生前(?)の段階で行っていたカニバリズムが「生きるために仕方なく」から「食べたくてたまらない」に変わっていったことが描写されている。


核ミサイル着弾範囲のランダムイベントポイントに確率で現れるが、ヘタなレイドボス以上の硬さを誇る上、ネームド個体が3体の最上級レイドボス(核ミサイルを撃たないと出現しない)の一角となっている。

咆哮はますます強力になり、吠えられたらレジデントといえど全てを放り出し背を向けて逃げ出してしまう。

対抗するには「リキッド・ガレージ」なる手製の酒で酔っ払っておく必要があるが、この酒は材料に「コロッサスの喉笛」を使う。

つまり、カニバリズムの化身ににカニバリズムで対抗する地獄絵図である。


レイドボス個体、通称アールおじさんは無限湧きする発光ウェンディゴをお供にしており、更に即死級(ドリルだ!)を含むダメージエリアまで発生する。総じて敵の攻撃力が高い地獄のようなパブリックイベントとなっている。

しかし、十分な準備と人数を揃えて挑めばネジとグラスファイバーが稼ぎ放題の採集決戦になり、倒した後に「崩壊するボスの居城からの脱出イベント」まで用意されているとても楽しいものである。


関連イラスト編集


関連タグ編集

グール(fallout) abomination

fallout fallout3 fallout4

Fallout:Newvegas fallout76

世紀末 WasteLand ミュータント 放射能

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