abomination
あぼみねーしょん
falloutシリーズにおける「ゲーム的な意味でのモンスター」(の大半)。
意訳するなら「忌まわしき者共」といったところ。
世紀末の荒野を彷徨い、文字通り人間を引き裂き食い殺す悍ましき人類の天敵である。
その種は多岐にわたり、放射能で変異した生物や身も心もバケモノと化した人間といった自然発生的なものから野生化した生体兵器や暴走した殺人ロボットなど人類の自業自得なものまで多種多様。
原則的に対話も共存も不可能。知性がある例外、共存まで可能な規格外も確かに存在するものの、基本的に見敵必殺せねば次の瞬間にはこちらが食い殺される連中ばかりで、例外目当てにコミュニケーションを試みるのは自殺行為でしかない。
一方で、アボミネーションという用語を用いるのは基本的に戦前の組織の末裔、BoSやエンクレイヴといった自分たちは世紀末な奴らとは違うと思い込んでる連中特に「4」の時代のBoS)であり、
レイダーやチルドレン・オブ・アトム(カルト宗教)と言った人類をもアボミネーション認定して無警告で殺しにかかることが少なくない(「3」版レイダーや「76」のモスマン教をみれば無理もないが)。
上記の理由だからお高く止まってる連中の勢力が弱い地域や時代≒作品によっては全く出てこない。
「NV」にいたっては「アボミネーション」という名前のアボミネーションすらでてくる。
「76」では種族の垣根を超えた「未確認生物」というカテゴリが登場。
基本的に変異生物がアパラチアの地元の伝承やUMAと取り違えられたものであるが、
アングラーなど「4」以前からの続投組も一部含まれる。
スーパーミュータント系、及びそのペット
放射能と生物兵器のコンボで生まれた極めて凶暴かつ残虐なミュータント。
該当記事参照。
スパミュ同様シリーズおなじみのアボミネーション。
ゾンビのような外見に違わず走り寄ってこちらを食い殺しに来る。
実写版でついに「フェラル化」の真相が明らかになった。
トロッグ
旧ピッツバーグ地域に生息する。
放射能だけでなく重金属入り工業廃液も作用したと思われる。
「3」の前後には子供が生まれても胎児の時点でトロッグに変異してしまうという絶望を通り越した惨状で、
それですら本編前に行われた徹底的な破壊と殺戮でかなりマシにされた状況である。
トンネラー
「New Vegas」にのみ登場。最終戦争で「ザ・ディバイド」の地下深くに避難した人々が放射能で独自のミュータント化を遂げたもの。
人間と爬虫類を足して2で割ったような見た目をしている。
動きが機敏な上に常に集団で獲物を襲い、デスクローすらも狩りの対象とするなど非常に好戦的。
ずっと地下で過ごしてきたためか光や音に敏感。そのためフレアガンや閃光手榴弾に非常に弱い。
作中の人物曰く、「後数年もしたらモハビ・ウェイストランドにも現れる」とのこと。
マークドマン
「New Vegas」にのみ登場。「ザ・ディバイド」に駐屯していたNCR兵とリージョン兵がグール化したものでフェラル・グールと通常のグールの中間のような存在。
会話などは出来ないがフェラル・グールのように完全に知性を失ってるわけではなく、通常の人間と同じように振る舞う。
銃器を使う、集団で焚き火を囲んで食事をする、人肉を捌いて調理・保管をするといった人間らしい生活をする知性は残ってるし、一方で人間だった頃の倫理観は完全に失われている。
総じて下記のスコーチの先駆けとも言える存在。
スコーチ
「76」のみに登場。スコーチビーストの媒介するスコーチ病の感染者。
銃器と人語を扱い、集合精神に取り込まれているフシがある。
焼けただれたような肌に謎の鉱物「ウルトラサイト」らしき結晶片が生えている。
モールマイナー
「76」のみに登場。朽ちた工業用スーツに身を包んだ元鉱夫。
日本人には聞き取りづらいが英語で喋っており、、独自の文化もある模様。
しかし、その英語を和訳してみると「3」のレイダーもかくやなヒャッハーぶりで、2024年月現在、交渉ができるのはNPC商人のマームルさんのみとなっている。
シリーズ常連のモールラットとは共生関係にある可能性が高い。
グラフトンモンスター
タールを撒き散らす頭のない巨人。
誕生過程はスパミュの一種であるが、傘下にいないためこちらに記載。
特定の生物ではなく「汚染された水中で変異した甲殻類」の総称。
ザリガニ、カブトガニ、半人型とバリエーションが豊富。
通常個体でもそのハサミで人の手足を骨ごと切断する膂力を持つ。
しかし、ウェイストランドでは水辺にいくらでもいるありふれた脅威にすぎない。
そかも、クィーン種の場合は悪い意味で話が別となる。
作品によって「MIRELURK」の和訳が違うが、
和訳の変更とともに別種と言っても差し支えないぐらいモデリングも変わった。
マイアラーク
丸い殻を背負ったカブトガニのような基本種。
殻の上から殴り殺せるようになったら近接ビルドの完成だ。
マイアラーク・ハンター
ザリガニっぽい種。
普通のマイアラークと比べても明らかに戦闘力が高い。
距離を離しても毒液を飛ばして遠距離攻撃をしてくる危険な存在。
マイアラーク・キング
半人型マイアラーク。咆哮で衝撃波を飛ばす。
特に「76」では硬くて痛い上にドロップ品も少ない嫌な種族になっている。
マイアラーク・クィーン
一匹で要塞を壊滅させる生物災害。「4」では多くの人の運命を狂わせた。
見た目は普通のマイアラークをそのまま5倍ほどの大きさに巨大化したもの。
その見た目に違わず戦闘能力は圧倒的。
強烈な近接攻撃に加えて着弾後はダメージ床になる大量の毒液を撒き散らすなど近距離でも遠距離でも極めて危険な敵。
特にこの毒液によるスリップダメージは喰らえば喰らうほど重複する上、毒耐性は基本的に薬物の使用で得るしかないという厄介なもの。
防具では例えパワーアーマーでもまともな耐性は得られないのでパワーアーマー着てるから大丈夫と油断していると文字通り秒殺される。
肉は甘くて美味いらしい(少なくとも「76」時代のアパラチア地域の個体は)。
マイアラーク幼生
文字通りマイアラークの赤ちゃん。
採取しようとした卵から孵化したり、クィーンが取り巻きとして射出してくる。
「4」以降はゲーム上はラッドローチにガワをかぶせただけであり、
ただでさえ気持ち悪いのに粉々にするとラッドローチのバラバラ死体となる。
ヌカラーク
ヌカコーラによって特殊な変異を遂げたマイアラーク。
レア物であり、ドロップする肉片はアイテムコレクターなら取っておきたい。
ミレルーク
「MIRELURK」の訳し方が違うだけ…のはずなのだが、
「3」では通常種でもほぼ人型、キング種では完全に二足歩行の魚人になっている。
「4」以降より強そうなのも「キャピタルの汚染が酷すぎるから」で説明がついてしまう。
コイツラにもヌカコーラverがいる。
レイクルーク
NVに登場。キング種?
マイアラークではないものの、やはり変異・巨大化した甲殻類。
全体的にクイーン以外のマイアラークより遥かに危険度が高い。
フォグ・クロウラー
主にマウントデザート島に生息しており、シャコとカマキリを足して2で割ったような見た目をしている。サイズは成長した馬程度とやはり非常に大きい。
中には数十年に渡って単独で幾つもの漁船を沈めたという個体もいるほど。
痛い、速い、硬いの三拍子揃ったマウントデザート島のデスクローポジション。
特に実弾耐性が凄まじく高く、最上位種に至ってはゲーム内最硬を誇るX-01パワーアーマーの数倍以上の防御力を持つ。
肉は揚げて食べるらしい。
ハーミット・クラブ
名前の通り巨大化したヤドカリ。
貝殻ではなくバンの車体に潜っているのだが、実際の所かなりシュールな外見をしている。
通常時は全身を車体に収めて微動だにしないので廃車と見分けが付きづらく、近づいたらいきなり飛び出してきた時のインパクトはかなりのもの。
誰が呼んだか世紀末版ダイミョウザザミ。
マイアラーククイーンほどではないが非常に巨体。当然ながら戦闘力も高く、とにかく硬い。
肉は調理すると長時間STRとENDを+2とゲーム内屈指の高性能。
「4」時代のマウントデザート島地域の個体は美味。
多数のNPCと共にモンハンしに行くサブクエストがランダムに発生する。
放射能で巨大化した虫ケラ。巨大な虫というだけで気持ち悪い上に不衛生。
…というわけでその多くはそのまんま巨大化した虫である。
ラッドローチ
変異前に比べると胸部と触覚が肥大化し、門歯が生えたらしい(実写版より)。
ベセスダのお気に入りで「3」と「4」とチュートリアルで最初の敵となる。
実写版では呑気に野営したルーシーが危うく噛み殺されるところだった。
シンプルに巨大なGというだけでプレイを断念したプレイヤーもいるとかいないとか。
しかもこのGの生肉が最初に口にする回復アイテムという屈辱を受けることすら。
なお「4」のラッドローチは最大で大型犬サイズの個体が存在し、
VR版「4」ではそのサイズのGがこちらの顔目掛けて飛んでくるという
生半可なホラーゲームが裸足で逃げ出すほどの恐怖を味わえる。
実写版で判明した所によると本来は群れで狩りをするとのこと。
触覚もそのためだとか。
ジャイアント・マンティス
巨大なカマキリ。
1、2、NVのいわゆるObsidian製Falloutではラッドローチが存在しないためこいつがスライムポジションだった。
とはいえ一度に出る数が多いため油断は禁物。
食料となるのは前足。
ブラッドバグ
巨大な蚊。
序盤から出るくせに毒攻撃を持つ上に小さくて硬いというかなり厄介な敵。
作品にもよるがあえて血を吸わせてから部位破壊して倒すとそれなりに貴重なアイテムを落とす。
ブロートフライ
巨大なハエ。虫けら共の中では唯一の射撃担当。
…だが弾丸にしているのは幼虫である。
スティングウィング
巨大なトンボ。
HPこそ低いものの常に2-4匹の集団で行動する上に他の生物とは比較にならないほど速い。
その上で当たり判定が小さいので攻撃を当てづらく、毒攻撃を持っていると非常に厄介な敵。
ラッドスコルピオン
巨大なサソリ。カサドレスが出ない「3」や「4」では虫系の最強枠。
当然ながら毒持ち。加えて「4」では地中に潜り敵の死角から急襲してくる危険な能力を持っている。
「1」に登場した人物がこの毒を治療するための血清を開発したためか、それ以降の作品では毒薬としてはもちろん解毒剤の素材や料理の調味料としても使用されることになる。
実際にニューベガスではこれを使った料理も存在する…のは良いのだが、「食べた時に口内に傷があった場合、そこから毒が血中に入って死ぬ」とかいう恐ろしい料理だったりする。
カサドレス
NewVegasのみに登場する巨大化したオオベッコウバチ。
元々はある科学者が種の保存と観察を目的として巨大化させたらしいが、
モハビ・ウェイストランドに流出してしまった。
虫系アボミネーションの頂点ともいえる存在。
デスクロー並の戦闘力を持っている上、毒攻撃も仕掛けて来る。
そしてブロートフライより一回り大きい程度のサイズしかない上に非常に素早い。
これらが相まり実践では小柄ゆえにV.A.T.S.の命中率が低く、フリーエイムで狙ってもそのサイズと速度で当てづらい。
かといって近接戦闘を挑むと素の火力と毒でゴリ押ししてくる。
そして大体4-5匹で固まって生息していると文字通り隙がない。
なおカサドレスの毒攻撃は気絶状態のNPCに止めを刺し得るため、ハードコアモードでカサドレスにコンパニオンが絡まれた場合、早急に助けないともれなく死が確定する。
カマドウマ
「4」から登場するようになった巨大カマドウマ。名前も動きもカマドウマそのもの。
他の虫系より強い場合が多く、プレイヤーから二重の意味で恐れられている。
ジャイアント・アント
人間に近いサイズに強大化した蟻。
中には火を吐くタイプも存在するし、火を吐く蟻は倒すと何故か爆発する個体も存在する。
非常にタフな上に群れで行動する厄介な敵だが触覚を破壊すると同士討ちを始める。
初出は「3」で「NewVegas」にも登場。「4」ではなぜかサイズが小さくなっているし、火も吐かない。
ハニービースト
巨大化の代償に飛べなくなったハチ。珍しく元の虫から変わり果てた姿をしている。
体内から変異してないハチの群れを発進させてくる。
かわいい。つぶらなおめめが超カワイイ。(おメンタスガンギマリ
その可愛さ故に「モスマン教」なる終末世界特有のカルト宗教が生まれ、モスマンを愛でない連中を問答無用で殺しにかかるほど。さぁ、君もモスマンを愛でて悟りを開こう!!
その実態はグラフトンモンスターなど他の未確認生物同様、人為的に生み出された蛾のミュータントが地元のUMAと混同されたもの。
通常遭遇する赤い眼の個体はシリーズおなじみの「何か」の影響を受けているようで、紫色の眼が通常の野生個体。
本当の意味で「通常」なのは某実験施設内部に登場する緑の眼の個体のみと思われる。
生態系の頂点からキモいだけのものまで。生体兵器として生み出されたものもいる。
共通するのは殺して肉を剥ぎ取って焼けば美味しい晩ごはんになることである(例外有)。
自然に変異したものかつ無害なものほど、
放射線には適応しきれていないのか、体中に腫瘍が見られることが多い。
fallout世界の生態系(人類含む)の頂点に君臨する世紀末覇者その1。
それだけに「NV」では人間の方の世紀末覇者のパロを担当する。
「2」や非正史作品ではまさかの人語を話しBOSやコンパニオンに入りするやつもいる。
スコーチビースト
「76」で初登場の世紀末覇者その2。アパラチア壊滅の元凶である巨大コウモリ。
世紀末の荒野におけるほぼ唯一の航空戦力というだけでも十分すぎる脅威だが、
真の恐ろしさはコウモリらしく病気のキャリアとなり感染を広げていく点。
しかも人間のみならず既に放射能で変異している生物にも感染し同化していく。
この大災厄の親玉たる「クイーン」を倒すため、
戦後わずか20年で人は誤ちを繰り返すことになる。
だが、そうしなければアメリカは病に食い尽くされ以後の作品はなかっただろう。
挙動が世紀末覇者ではなく異世界の覇者のそれなので
勇者じゃないレジデントの身で抗うならやむなしといったところか。
モールラット ラッドラット
変異したハダカデバネズミ。戦闘力は低いが「76」やサバイバルモードでは病気を移してくる。
人に地雷を括り付けられて動物兵器(not生体兵器)にされていることも。
肉は臭くて固くて苦い、いわゆる味の三重苦を味わえるというこの世界におけるまずい肉の代表格といった扱いを受けている。
「どんな物でもちゃんと料理すれば美味く食える。しかしモールラットは例外だ」、「食ったら腹の中で肉が暴れる」、「空腹に耐えきれずにモールラットの肉を焼いて食ったけど即後悔した」などその悪評は留まるところを知らない。
なお3では色々試行錯誤してどうにかしてモールラットを美味しく食べようと研究している人物がいた。
ヤオ・グアイ
アメリカクロクマが放射能(と多分FEVも作用して)変異した野獣。
ヤオ・グアイとは中国語で「妖怪」を意味し、
中国人捕虜がその恐ろしさを評して名付けたともいう。
中国版FOではそのため「妖怪」という名前になっている作品もある。
記念すべき実写版アボミネーション第1号として体長2mの個体が登場。
「4」以降の「正面からタイマンで殴り合うと他のどの種よりも強い」小ネタを拾っており、殴り合いでT-60を圧倒、引きずり倒し、アーマーこそ壊せなかったものの衝撃で中の人に致命傷を与えた。
また、爪も胸部装甲にザックリと3本線の傷を刻むほどに鋭い。
顎の力は凄まじく、かみつかれたらT-60の膂力でも振りほどくことは不可能。
一方でこれまた原作通り距離を取って射撃すれば必ずしも脅威でなく、拳銃のヘッドショット一撃で死亡している。
モングレルドッグ
フェラル・グールの犬版といった感じの被爆犬。野生個体は群れでこちらを襲う。
元が元なので人に(殺しの道具として)飼われている個体も無数にいる。
ウルフ
ザ・狼。流石に上位種は光ったり変異しているものがでてくる。
よそ曰く、バケモノが増えたからと言って狼が弱くなったわけではない。油断すると普通に人間のほうが美味しく頂かれる。
ワナミンゴ
2に登場。デスクロー同様、戦前に軍事目的で研究されていたFEVミュータントが野生化したもの。
見た目がモロにALIENに出てくるゼノモーフなため、オマージュからか作中ではエイリアンと呼ぶ人々が多かった。
有毒性・放射性物質を好むのか有毒ガスが漏れている鉱山や放射性物質が廃棄されている洞窟を住処にしていることが多い。
遺伝子構造の時点で2246~2247年(「3」の約10年前)の間には意図的に絶滅するように設計されていたらしく、実際にそのあたりで絶滅したためか3以降の時系列の作品には登場しない。
76には登場こそしないがなぜかぬいぐるみが存在する。
メガ・スロス
ブルーデビル
人型に進化しつつある巨大狼。すなわち世紀末人狼。通常レイドボス。
ラッドターキー
「76」初登場の変異七面鳥。
美味しそうだが衝撃波を伴う鳴き声を放ち毒のある個体も存在する立派な脅威。
群れで狩りをした際には(設定上では)ヤオグアイすら仕留めてしまうとか。
レッサーデビル、ジャージーデビル
「76」初登場。アパラチアでは無くアトランティックシティに生息する。未確認生物カテゴリ。
ジャージーデビルの幼体がレッサーデビルとなる。
その血液は極めて依存性の高い麻薬「デビルズブラッド」の原料となる。
- ゲッコー
巨大化したヤモリ。
西海岸にのみ生息し、東海岸では存在を認知すらされていないレベル。
上位種は毒液やなぜか火を吐いてくる。
基本的には害獣扱いだが「肉が美味い以外に取り柄がない」と評されるくらいには美味らしく、西海岸では肉目当てで狩猟もされている。
そのためニューベガスではステーキやケバブなどゲッコーの肉を使った料理が豊富に存在する。
アングラー
ルアー・ウィードという植物に発光器官で擬態している。吐く粘液は何故か火属性。
ガルパー
トカゲっぽいのその1。サンショウウオが変異したと思われる。
水辺の木の上にぶら下がって獲物を待ち構えているが、VATSで捕捉は容易。
捕食は丸呑み派な様で、肉の他にジャンクがドロップする。
実写版によると消化能力は低いようだ。
肉(内蔵)は調理すると「4」では光学迷彩に、「76」では金策に大活躍する。
「76」ではペパロニロール(元はウェストバージニア発祥のガテン系向けだとか)の材料にもなるので塩気が強いのかもしれない。
ガルパー(ハリウッド産)
実写版第3話、ハリウッド跡地に登場。完全に水棲。
肌色の体表と人間の手に近い足をもち、特にその眼は知性すら感じさせる。
一方で顎はスナリーギャスターのように横に広がり、さらに内部には触手代わりに大量のの人間の指が生えている。
また、後頭部にはウーパールーパーのような後ろ向きの触覚が生成された。
アパラチアで散々金目当てに乱獲されてきたのが嘘のような水辺の脅威として描かれたが、実際乱獲の原因であった内臓はそこまで頑強ではないようで、T-60の全力で綺麗に引っこ抜けてしまった。
ペパロニ代わりになるのも納得である。
そのより人間に近い形状はキャピタル産ミレルークのように過剰な汚染で変異が一層進行したもの。
…であったらどれほど良かったであろうか。
Vault-tecのシリーズ最悪の悪魔の所業が明らかになる。
オグア
「76」で初登場した巨大に変異した亀。防御形態を取ると完全に無敵になる。
…が、自身も反撃できなくなるため通常レイドボスとしてはかなり下の方。
「何百回とテストして調整したのに、お前らは5秒でオグアをプリンにした」
と運営はorzとなったとか。
スナリーギャスター
「76」で初登場。実写版PVにも類似の生命体が登場しているトカゲっぽいのその2。
耐久力は雑魚相応だが攻撃力は高い。
ストラングラー・ハート
世紀末覇者その3。ツタで絡め取った生物を支配してしまう。
マイアラーククィーンですら例外ではない。
「76」のワールドマップ北西部を既に支配している可能性がある。
オーバーグロウン
「76」初登場。アトランティックシティ周辺に生息する。
ストラングラーハート同様の寄生型ミュータントだが、積極的に市街地に進出しておりシティの脅威になっている。
胞子によって他の生命体に寄生し、支配された生命体は意志のない人形となってしまう。
詳細不明
実写版でハリウッド跡地に登場。水棲で口を「×」字に開く手のひらサイズの生命体。
陸にあげられたところを犬に一口で頂かれたため有害性の有無は不明。
世紀末の貴重な生物資源。
見た目こそ異形化しているが衣服に食料に生存に欠かせない存在。
あくまで「比較的」であり、作品によっては野生個体や上位個体が襲いかかってくる。
- バラモン
シリーズを通して登場する双頭の変異牛。捨てるところがない万能の家畜。
野生個体もウェイストランドのあちこちに生息している。
非常に大人しい性格で、荷物持ちや農耕作業といった力仕事の他、
肉と乳は食料に、骨と革は生活資材に、糞は肥料(と麻薬)にもなる。
バラモンによる酪農業やキャラバンで財を成した者も珍しくない。
ゲーム中では人類の次くらいにあちこちで他の危険生物達の餌食にされている。
- ラッドスタッグ
双頭の鹿。やはりあらゆる生き物にとって美味しいお肉。
特に76ではその効果の有用性と安定した供給性もあってプレイヤーの主食になりやすい。
作品によっては、高ランクの個体は凶暴化して危害を加えてくることがある。
実写版ではまさかの頭が一つの子鹿が登場するが…
- ラッドラビット、ラッドチキン
全身にグロい腫瘍ができた兎と鶏。やっぱり美味しいお肉。
首を刎ねてくることはないので安心されたい。
- リス
長らく詳細不明だったが「76」にて遂に登場。腫瘍が痛々しく、名前ほど可愛くない。
- 猫
文字通りただの猫。
どういう訳か現実で見る猫と全く同じ外見。かわいい。
文字通り完全無害で戦闘になっても真っ先に逃げ出す。
良く横になって伸びて寝ているが、死んでいる時も全く同じ姿勢なのは御愛嬌。
- イグアナ
ウェイストランドの安全で貴重なタンパク源。
「1」の頃から料理のみが存在し、実際に登場したことはなかったが25年の時を経て、実写版で(調理済)ながらついに登場。
少なくともロサンゼルス地域では2世紀経ってもほとんど変異していない、あるいは鱗の下は変異前のままの模様。
なお「1」ではイグアナの串焼きと偽って調理済みの人肉を売っているとんでもない人物がいた。
- オポッサム
実在するアメリカの小動物…が3つ首になってしまった。痛々しい。「76」で登場。
- カエル
「76」で登場。無害だが放射能で発光している。
ブライト
「76」初登場だが「4」の「損傷の原因」と同じモデリングのキノコ。
スープの具材だが、何らかの条件で人体に感染し病気の原因となる。
Vaultボーイのアイコンを見る限り生えてしまったのだろうか?
ゲーム上ではモンスターでは無く採取できる植物となっている。
殺人ロボット
あるものは攻撃命令を忠実に守りつづけ、ある者はエラーで暴走し、
最悪の場合はワザと命令を曲解して人類を襲う鋼鉄の殺戮者たち。
一方、正常な個体や自我に目覚めた個体など、共存できる者は他の種族より遥かに多い。
…多すぎてレイダーにも普通に兵器と運用されてしまうほどに。
なお、大半のロボットは部位破壊等で攻撃手段を全て失うと敵に突撃した後に自爆する。
アイボット
小型の空飛ぶ球体ロボット。偵察任務や移動式スピーカー代わりで放送に使われる。
特に連邦では様々な戦前企業の広告を未だに流し続けているなどと世紀末の哀愁を漂わせている。
戦闘力は作品次第で、スライム相当の場合もあればレーザーが痛い場合もある。
Mr.ハンディ Ms.ナニー
家庭用執事ロボとその女性人格型。火炎放射器と丸鋸は園芸用。いいね?
ご家庭のノリのまま殺しに来るサイコパスなマシン。
生きた人間を有機肥料として「加工」しようとしたりとか。
「4」以降おとなしめだったが、実写版で臓器バイヤー所有の個体がキレッキレのサイコパスを発揮。
正常な個体でも所有者次第ではアカン事になると判明してしまった。
同じく実写版にて、ロールアウトは戦前の割と最近かつフュージョンコア駆動であったことが確定する。
Mr.ガッツィー
ハンディの軍用ver。男性人格。陸軍気質で、某先任軍曹なノリで殺しに来る。
セントリーボットやアサルトロンがヤバすぎるので目立たないが、異様に精度の高い上に静音のサブマシンガンを装備しているため見た目に反して相当危険。
汎用二足歩行型ロボット。カタコトで会話のイントネーションや間がおかしい。
戦前は娯楽から軍用までありとあらゆる方面で運用されていた。
その喋り方のせいで充電ポッドで眠ったままの新品でもポンコツ臭が漂う。
基本武装はレーザーで戦闘力は総じて低いが、共同溝タイプだけは両腕に高威力のネイルガンを装備しているため危険。
旧米軍の女性型戦闘ロボット。各所に業の深いエロ絵が少なくない数存在する。
女性型の優美なフォルムに反し強烈な白兵戦闘能力と俊敏性を有し、最下級個体を除き遠距離用の頭部から発射する照射レーザーも併せ持つ。
発射を阻止できなければ、とにかく射線を切らないと数秒保たず灰になる。
挙句の果てに上位個体はV.A.T.S.に反応しなくなる光学迷彩、そしてよろけ効果を持つ武器腕ブレード二刀流まで持ち出してくる。
セントリーボット
重火力重装甲の軍用戦闘ロボット。車輪とキャタピラを併用した三本足で体躯を支えている。
代償としてオーバーヒートしやすく、その際は強制排熱で停止し弱点のコアを露出する。
両腕にガトリングガン、もしくはミサイルランチャーを持ち上述のオーバーヒートしていない時以外はひたすらトリガーハッピーしてくる。
上位種になるとここから更に肩にクラスターミサイルランチャーが付くのでますます危険。
近接戦闘でもガトリングガンの銃身を駆使した強烈なアッパーカットやモンゴリアンチョップを行うなど、文字通り最強の戦闘用ロボット。
考えなしに正面切って戦闘をすればあっという間にミンチにされ、撃破しても核爆発を起こす。
なおセントリーボットの核爆発は個体にもよるが最大で3回発生する。
ロボブレイン
Vaultと並び戦前企業における倫理・道徳観の低さの象徴とも言える存在。
重犯罪者からえぐり出した脳から記憶を消去し、CPUとして使用している。
人間の脳を使っていることで思考に柔軟性があるが
重犯罪者の脳ゆえに「ワザと命令を曲解」して事実上反乱する傾向が強い。
なんと4ではロボット作業台で自作可能。ある意味この時の脳の調達先が4最大の謎。
なお、ロボブレインと見せかけて本機のボディを全身義体としたサイボーグたちも存在する。
お前らもう人間じゃないだろ?というツッコミは他所の真面目な作品に任せよう。
ストームゴリアテ
「76」初登場。
3機セットで登場する巨大ロボット版ロボブレインで、核ミサイルレイド第4弾。
アリーナ上の比較的狭い地形で交戦するにもかかわらず、ゲーム上ではクッソ弱い。
巨大になったのに何を考えたのか二足歩行にしてしまったためだろうか、
具体的には「地に膝をつきまくる」。これでは世紀末覇者は名乗れない。
歴戦のFO廃人集まるPTS(βテスト)で強かったためナーフされた結果らしい。
セキュリトロン
「NewVegas」で登場。
両腕と一輪車が生えたブラウン管の様な警備ロボットで、Mr.ハウスが統治するストリップ地区を警備している。
その為、こちらから危害を加えなければ襲って来ない。
エンディングに関わるイエスマンもこのセキュリトロンの1個体である。
「76」のプレイヤー自販機のスキンであるベンダーボットは脚部と武器腕以外が換装パーツとしか思えないぐらいセキュリトロンと酷似しているが詳細は不明。
ジャンクボット
「4」で登場。
上記のロボット達をありあわせのジャンクでニコイチサンコイチしたキメラ機体。
コンパニオンのエイダは厳密にはこの機種といえる。
リベレーター
「76」で登場。中国の地上型ドローン。プロパガンダビラ付で米本土に無差別投下された。