概要
falloutシリーズに登場する携帯型情報端末。
一言でいうとメニュー画面をゲーム上の設定に落とし込んだもの。
シリーズの看板ガジェットの一つで、和ゲーで言うと女神転生シリーズのCOMP。
ロブコ社がvault居住者向けに開発した腕輪型ハンドヘルドPC。
前腕部に装着して主に掌側のツマミで操作する。
その仕組みに加えて真っ暗な画面に濃緑一色のモノクロな画面がレトロフューチャー感を出すことに大きな役割を買っている。
Vault居住者はそのほぼ全員がこれを装着しており、歴代主人公たちも例外ではない。
シェルターの住人のためのシステムでありながら、その多機能ぶりは突如世紀末の荒野に放り出された彼らが生き抜くために欠かせないものとなっている。
使用者の殆どは腕輪型を使用しているが、腕に装着しないタブレット型のものもある。
主人公のものは多くの場合は型番「3000」だが、同じ3000でも軍用仕様など細かい違いがある模様。
また、「76」プレイヤーのものは明確に型番「2000」である。
機能
- 体調管理
ぶっちゃけステータス画面。
作中世界では個人の資質を「S.P.E.C.I.A.L」という7項目で数値化しており、こちらでもそれ前提で能力が表示される。
- ToDoリスト
ぶっちゃけアイテム画面やクエスト画面。
- 地図
- ガイガーカウンター
世紀末を生き抜くために最も重要な要素。カリカリ言う場所はダメ、ゼッタイ。
長らく具体的な使用法は不明であったが、実写版にてツマミ側を対象に向ける形で計測することが明らかになった。
- ラジオ(無線機能)
ありとあらゆる周波数帯を受信可能。
戦前の救難ビーコンから戦後の娯楽放送まで問題なく受信できる。
- メディアドライブ
作中世界の主なメディアであるホロテープを再生可能。
ホロテープに収まっていればRPGなどもプレイできる。
戦闘向けの支援機構。詳細は該当記事参照。実写版でも再現されているとか。
- vault隔壁へのアクセス権
重要な機能の一つ。
正規の手段にしろクラッキングにしろ、Vault隔壁をこじ開けるには原則ピップボーイからケーブルを伸ばしてアクセスしなければならない。
壊滅していないVaultの扉を力ずくで破壊するのは例外的な要素(例えば戦前の巨大ドリル、それも戦後20年の劣化の少ない時代のもの)がなければまず不可能である。
fallout3での設定
バイオメトリクスシールにより神経と接続されており、専用の施設がなければ死ぬまで外す事が出来ないとされていた。
また、主人公の出身地「vault101」では10歳から死ぬまで装着し続けることを義務付けられている。
しかし、4主人公は白骨死体から拝借したものをその場で装着して使い続けるし、実写版ではルーシーがイヤーンなことを致す際に気軽に外してその後一瞬で装着している。
この辺は「4」で世界観設定が一気に変更や後づけされたため、と言ってしまえばそれまでだが、3主人公のものは倉庫でホコリを被っていた軍用品という設定があるため、他の主人公たちのものとは仕様が違うのかもしれない。
その他歴代主人公固有の特徴
- 「fallout4」
ピップボーイ装着前からVATSを使用している。
やはりゲーム的な都合と言ってしまえばそれまでだが彼(彼女)は戦前生まれ、かつ男主人公に至っては米軍の英雄である。
サイボーグ的インプラント済でも不思議ではないし、ラスボス勢力との関係から人間ではない説まで色々と(ワクワクするが根拠はない)噂が出ている。
本作では地図機能は紙の地図で開かれるようになった。
ピップボーイ自体に地図機能がついていない機能がついていないのかは不明だが、型番が2000と過去作と違うので可能性はゼロではない。
オンラインマルチプレイ専用なのでピップボーイ使用中もゲームは停止しない。