概要
別名:ブラッシュテイルポッサム。
体長35~55㎝、尾長25~40cm、体重雄1.5~3.5kg、雌2~4.5kg。
オーストラリア、タスマニア島の乾いた森林や開けた森林に生息。
顔付きと長い耳、そして名前からキツネと付けられているが、キツネとは全く関係ないうえ、全く違う生活をしている(サルや一部のジャコウネコのような生活をする)有袋類である。枝を掴むことが出来る尾が特徴である。元々木の洞を巣とするが、適応力が強く、都会でビルの屋根裏を塒とすることもあり、更にあまり人間を恐れず、時には家の中まで入り込んで来る等、イエネコのように人間社会でも生きられるという。
豪州では保護動物であるが、松や他の植物が大好きで、ものすごく食べる。そのため、毛皮をとる目的でニュージーランドに養殖場を作ったところ、大変な被害が出たため、駆除された。
さらに本種は牛結核になるので、牛の病気を媒介する恐れがあり、諸外国では特定外来生物として警戒されている。