曖昧さ回避
- (Flywheel)レシプロエンジンのクランクシャフト端部などに装着されている「弾(はず)み車」のこと(上イラスト向かって左側の円盤状の部品)。トルクの変動を抑え、慣性力を蓄えることで回転速度を安定化させる効果がある。
- 『トランスフォーマー』シリーズのキャラクター。本記事にて解説。
概要
2つのビークルが合体してロボットとなるデストロン(ディセプティコン)のツーインワン(英語圏ではデュオコンという名称)で、商標の問題からか後年のシリーズではスカイトレッドに名を改めている場合もある。
ザ☆ヘッドマスターズ
CV:佐藤佑暉
1987年に日本で放送されたアニメ『ザ☆ヘッドマスターズ』に登場するデストロンの合体戦闘兵で、戦車と戦闘機が合体することでロボットモードとなるツーインワンの1人。
アニメではスコルポノックの親衛隊として第29話より登場。同じツーインワンのバトルトラップを相棒としている。レーザーキャノンを武器とし、瞬間的な加速を行い敵を翻弄することもできる。初登場時はビークルモードが紛らわしいのか、バトルトラップとテロップが逆になっていた。
当時発売されていた玩具に付属するカードの記述によれば、2台のビークルにはそれぞれ異なる性格が備わっており、敵と戦うよりも自分自身と戦っていることが多いという。
玩具はスプリングによる自動変形ギミックがあり、戦車の上に戦闘機を乗せて押し込むとロックが外れて瞬時にロボットに変形する。更にバトルトラップと上下を入れ替えて合体させることも可能。
IDW
IDWパブリッシングより出版されたコミックに登場するフライホイールで、巨大な足が特徴的なスカベンジャーズの一員。元となったG1版フライホイールは戦車と戦闘機に分離変形するデュオコンだったが、本作ではトリプルチェンジャーという設定に変更されている。
新プライマス主義者と呼ばれるプライマスの狂信者であり、嘘をつくと無意識のうちに変形する悪癖がある。戦時中はターンが署長を務めた強制収容所グラインドコアの看守の一人でもあったほか、『ラスト・スタンド・オブ・レッカーズ』で監獄惑星ガーラス9からショックウェーブ共々釈放された過去を持つ。
クレメンシーでの戦いではテサルスに捕まり、足が大き過ぎるという理由で彼の腹部のミキサーに頭から放り込まれて殺害され、足だけが残された。戦後、残った足は仲間達によって仲良く処理された。
ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー
CV:フィリップ・バーチェ/吹:不明
NETFLIXで配信されているアニメ『ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー』ではスカイトレッドという名称で第1部『シージ』より登場したが、これといった活躍シーンはなく、雑兵としての扱いに留まっている。
玩具は2018年に『トランスフォーマーシージ』のラインナップの1つとして発売。日本ではフライホイールではなく、海外版と同じくスカイトレッド名義での発売となった。G1版の自動変形ギミックは廃止されたが、戦闘機と戦車が合体してロボットに変形する点は再現されている。また、各部に設けられた5mm径ジョイントには同シリーズのバトルマスターズやウェポナイザーが取り付けられるほか、G1版と同様に『パワーオブザプライム』のバトルトラップとシリーズを跨いだ互換性がある。