フレームアームズのフレズヴェルク=アーテルについては当該項目参照のこと。
プラキットとして
フレームアームズ・ガール第9弾。
2017年7月発売。
第7弾・フレズヴェルクのバリエーションキットである。
髪の色は金髪の二つ結び、目の色も碧眼へと変更されている。どこかの三等捜査官とは他人の空似。
後ろ髪の接続部は通常時のボールジョイントと、武装用の可動式ジョイントの二種類がある。
後者の可動範囲はかなり広めに確保されているため、背負い物との干渉を避けやすくなっている。
表情は勝ち気な印象が強いドヤ顔じみた笑顔や、ニヤリと笑った不敵顔、そして「勝ち気だが打たれ弱い」という駒都氏の性格イメージを反映し、涙目になったダメージ顔が付属する。
フレズヴェルクと同じ表情のデカールは付属しないものの、公式ムック本付録として出回っている。
スク水は白スクへと変更されており、原型機譲りの青いラインが特徴的。ラインはデカールでの再現となり、素体にラインのモールドは刻まれていない(フレズヴェルクと同じである)ため、デカールのガイドラインになるものがなく、塗装で再現する場合もマスキングは必須である(加えてABS素材なので塗装時に気を遣う)ほか、武装のベルト部分でデカールの破損や塗装が剥げるなどの事態になりやすいため、上にクリア塗料でコーティングするかベルトのパーツを削るなどの処置が必要となるなど、手間がかかる。逆に言えばラインを入れない場合に白スクらしさを残しやすいということでもあるのだが。
素体の可動範囲についてはフレズヴェルクと同等であり、足は正面90度程度、側面はかなり広く可動するほか、ポージング時のプロポーションが崩れにくい長所ももちろんそのままである。白スクとなったことでより目立つようになった、お腹からお尻にかけてのこだわりのディテールは必見である。
装甲色は白、クリアパーツも若干グリーンがかったブルーであったフレズヴェルクから、偏光メッキ処理が施されたブルーへと変更された。
これにより、光の加減で虹色に輝いたり、下地の青いクリアに見えたりする。
このメッキ処理のために、なんと新規に金型を起こしたとのことであるが、値段は特に上がっていない。
機体各所の青いラインは、素体の胴体部分同様にデカールでの再現となり、モールドは刻まれていない。
武装は身の丈を超える長さに大振りな刃を備えた=非常に重いベリルスマッシャーであり、PVC製手首だけでは保持に問題が出ると判断されたのか、前腕部に補助用のホルダーが増設されており、これを用いて二重保持という形を取っている。
ベリルスマッシャーのグリップおよびベース部分も新規造形となっており、FAガールの手首に合わせて、原型機のそれよりも若干細くなっている。原型機用のグリップパーツもそのまま付属しており、容易に換装できるため、FAに持たせたり、カスタマイズでサブアームの類を増設して持たせる際はこちらを利用するといいだろう。
なおホルダーは先端部が可動式となっており、可動部は3mmジョイントで接続されているため、先端部のみを外して他の武装をつけたり、デフォルトのホルダーでは保持できないM.S.G.サイズのグリップに合わせたマニピュレータ等を設置し、ベリルスマッシャー並の大物を片手で持たせることもできるが、こちらを設置するとベリルスマッシャーのグリップが細すぎるためうまく保持できなくなる。その都度ホルダーを交換するか、先述のFA用グリップ(M.S.G.と同サイズである)を使う手もあるが、後者の場合は手首がゆるくなりがちなので注意。
サイドワインダーおよびエアバイクへの可変機構はそのまま残されており、ベリルスマッシャーを広げて翼とするため、フレズヴェルクよりもさらに大型のシルエットとなっている。
ベリルスマッシャーはコンパクトに折りたたむこともできるため、フレズヴェルクのようなシャープなシルエットにすることも可能である。
フレズヴェルク譲りの大がかりな武装、デカール貼りが必要となる点など、総じて製作難易度は高く初心者向けとは言いがたいが、これまたフレズヴェルク譲りの高い拡張性やプレイバリューを誇っており、基本色が白であるためリペイントが容易であるなど、製作に慣れた人ならば逆にオリジナル色を出しやすいという側面もある。
Clear Parts Append
通常版と同月発売。コトブキヤショップ限定商品であり、やや遅れてのリリースとなる。
バイオレットの髪パーツと、無色クリアのクリアパーツ、タンポなしフェイスパーツ3種が付属する。
当然といえば当然であるが、無色クリアパーツには偏光メッキは施されていない。
フレズヴェルク=インバート
2018年6月発売予定。
アニメ最終話にて登場した、ガンメタルに赤いクリアパーツの仕様。
詳細は該当項目を参照。
アニメ版
第11話にて登場。
なんと、フレズヴェルクが改修された姿としての登場である。
アニメ版における性格設定がキット版のアーテル寄りであった伏線が回収された形となった。
その直前のエピソードで「バトルが大好き」と語っていた彼女の面影はそこにはなく、生気を失った瞳で、ただ戦うための存在として轟雷と対峙する。
ただの格闘攻撃ですら轟雷・改の装甲を熱で焼き付かせるほどの威力を誇り、凄まじい威力を誇るテールライフル等を駆使して轟雷をあっさりと追い詰める。
しかし、いざトドメを刺そうとした瞬間、彼女の内部に異変が起こり、まるでウイルスのようなエフェクトの赤いオーラを纏い、暴走状態となった。