概要
2017年9月25日の20時0分にたつき(アニメーション監督)の「ざっくりカドカワ方面のお達し」ツイートが投稿され、ファンは混乱に陥った。
twitterや5ちゃんねる、ニコニコ動画pixivにおいても、事実が明らかにならないうちから名指しされたKADOKAWAへ向けてのヘイト発言やPIXIV内でもヘイトイラストが飛び交う事態になった。
そんな状況の中、9月26日に前野しょう氏が呼びかけを行い、そこにハッシュタグを付けるという形で発案されたのが本プロジェクトである。
これに賛同したフレンズは多く、翌27日には5人で1つのサークルである狂幻社によってプロジェクトの概要書きや注意書きを記した文章が公開された。
以下のものは文章を一部引用したものである。
“当企画は9月25日から続いている一連の騒動によって傷心したフレンズの皆様を励まし合うためのものです。
けものフレンズの応援も兼ねておりますが、あくまでも目的は今回の一件により心を痛められている皆様に向けてのものです。
twitter・pixiv・ニコニコ動画。場所は問いません。各地で傷つき荒んでしまったフレンズをどうか助けてあげてください。
作品形式は問いません。#フレンズ笑顔プロジェクトのタグをつけて、動画・イラスト・写真・元気の出る一言でも結構です。
こんな時だからこそ皆で支え合い励まし乗り越えて、本来ある「笑顔溢れる」けものフレンズに戻していってください。”
“注意”
“当企画は前述の通り、一連の騒動によって傷心したフレンズたちを励まし合うためのものです。
決して、反KADOKAWAによる対抗運動ではありません。不要な争いを持ち込まれますとさらに傷つくフレンズが現れてしまいます。
そうならないように、深くご理解とご協力をお願いいたします。
また、動画・イラストをご提供くださる際、他イラストレータ様や動画製作者様の無断転載投稿は行わないでください。
こちらも不要な争いの原因となってしまいます。
必ず、大元のイラストレーター様や動画製作者様の許可を確認し、ダメだった場合は素直に諦めて別の方法を取るなど、節度ある行動を心がけてください。”
その後の動き
12月27日に最終報告が福原慶匡プロデューサーにより発表された事を受けて、フラダリ氏が#けものフレンズ応援プロジェクトを、PPPのリンゴのフレンズ氏が#けものフレンズに愛を叫び隊というハッシュタグをそれぞれ立ち上げ、翌28日に狂幻社によって新たに文章が公開された。
結果
この後、2018年にはけものフレンズぱびりおん、2019年にはけものフレンズ2とアニメ、ゲームと発表する事になるが、けものフレンズ2はアンチと化したけもフレファンにより大炎上、作品だけでなく声優や制作会社のスタッフ、テレビ局のプロデューサー、そしてコンセプトデザインである吉崎観音にまで攻撃の矛先を伸ばした。
同時に、けものフレンズ2と関係がないのにもかかわらず、キャラクターデザインが吉崎観音であったという理由だけで攻撃された社長、バトルの時間です!や其れ、則ちスケッチ。といった作品も誹謗中傷の憂き目に遭う。
皮肉にも、一連の騒動でけものフレンズアンチと化した元ファンが、けものフレンズというコンテンツをこれからも見守り、応援するファンから笑顔を奪う事になった。
そのような過激な動きがあった一方、けものフレンズはプロジェクトの一つとしてけものフレンズ3を2019年に、けものフレンズVぷろじぇくとを2021年にそれぞれ立ち上げ、アニメ1期の瞬間的な盛り上がりはなくとも着実に歩みを進めている。