概要
旧ゼネバス帝国が開発した最強ゾイド、デスザウラーを出来る限り再現する為の計画「デスザウラー復活計画」の過程で生まれた真紅の実験機。
デスザウラーをベースに多連装ミサイルポッドやアイアンコングの両腕、ダークホーンのビームガトリングといったパーツで改造を施したものとなっている。
外見こそ前傾姿勢や荷電粒子吸入ファンが3つに増えているのを除けばデスザウラーに酷似しているものの、実はゾイドコアをジェノザウラーのもので代用しており、前傾姿勢になっているのもゾイドコアに起因している。つまりこの機体はデスザウラーの皮を被ったジェノザウラーと言う事である。
ゾイドコアと一致しない躯体の組み合わせでは本来の力を出せない上、兵器としての完成度は極めて低く不安定(荷電粒子砲の発射数に限りがある、短時間で機体が融解)で、良くも悪くも実験機の域を出ておらず、デスザウラーの足元にも及ばない。
しかしながら重砲部隊一個大隊にも匹敵する火力と超重装甲は持ち合わせており、フェア・ディーンスト中尉から譲り受けてズィグナー・フォイアー大尉が乗り込んだ機体は、その前の鉄竜騎兵団との戦闘で消耗していたとはいえ共和国軍の閃光師団を壊滅に追い込む戦果を挙げている。
最終的には急ごしらえで余ったCASを装備したレイ・グレッグのライガーゼロに敗れ、ブラッディデーモンは失われているが、ズィグナーは引き返してきたヴォルフに救出されて鉄竜騎兵団本隊と合流した。
小話
初出は月刊コロコロコミック誌2000年11月号。同年に公募された改造コンテスト「第1回ゾイド全日本ゾイド改造グランプリ」の雑誌作例として掲載された。
後に「ゾイド公式ファンブック2」に掲載され、「ゾイド公式ファンブック3」においてバトルストーリーに登場した。
関連タグ
巨神兵 - 起動が早すぎたために溶けてしまったフレンズ