ブルータス
ぶるーたす
概要
ルキウス・ユニウス・ブルトゥスの末裔である。
共和制末期、ガリア戦争に遠縁にあたるガイウス・ユリウス・カエサルの部下として従軍。階級はレガトゥス(総督代理。ガリア総督カエサルの副官に相当)。
モルビアン湾の海戦では独創的な兵器を使用することで勝利し、マッシリア包囲戦でも勝利を挙げている。また、ガリア戦争後のガリア統治に従事し、ローマ内戦中も平穏を保った。
プブリウス・リキニウス・クラッススと共に重用され、カエサルは『ガリア戦記』に『青年ブルトゥス』と記している。
しかし、マルクス・ユニウス・ブルトゥスが主導したカエサル暗殺事件には、直前に将来の共和国最高職(執政官)を任されていながら直接加担することになる。
事件後にカエサルの遺言状が公開されたが、オクタウィウス(後のアウグストゥス)に次ぐ第二相続人かつ若年時の後見人とされており、パルティアで戦死したクラッスス同様に最後まで信頼を寄せていたことが判明し、デキムスは自室にてしばし茫然とした。
その後の内戦でアントニウスとレピドゥスに敗死。
余談
「ブルータス、お前もか」が有名になったシェイクスピアの戯曲「ジュリアス・シーザー」の「ブルータス」はデキムス・ユニウス・ブルトゥス・アルビヌスを指すのではないかという説があるが、デキムスは『ブルータス』ではなく『デキウス』という役名で登場している。
カエサルが暗殺時に発した言葉は「息子よ」、「ブルータス」など諸説あり、何も言っていないとも言われる。
暗殺当日、カエサルに現場まで随行したのはデキムスで信頼を寄せていたのは間違いなく、カエサルは彼に元老院への出廷を促している。ポンペイウス派との戦争で元老院派についたマルクスより、カエサルの軍にずっと従軍してきたデキムスの加担の方が、当時は衝撃であったと思われる。
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