プリュトンとは
本項では4について記述する。
軽巡洋艦「プリュトン」
フランス海軍が所有していた、軽巡洋艦の一つ。ロリアン海軍工廠にて建造され、 1931年4月10日に就役した。当初は防護巡洋艦として扱われた。これは、搭載兵装として駆逐艦主砲としても使用されている5.5インチ砲4門が搭載されていたことに因む。
艦後方まで続く長い船首楼甲板が特徴的なスタイルをしており、後部上甲板から機雷を敷設することができるようになっている。ただし、後に軽巡洋艦に類別されたとはいえ航空艤装や水雷兵装は搭載されていなかった。煙突の間にはシールド付きの7.5cm単装高角砲が片舷2基ずつ計4基が配置され、広い射界を持っていた。2番煙突の後部から艦載艇置き場となっており、後檣の基部に1基が付いた艦載艇用のボート・ダビットで運用された。後檣も三脚式で中部に探照灯台が置かれた。その後ろは上部に測距儀が配置する後部船橋、後ろ向きに背負い式配置で14cm単装砲が2基が配置された。艦尾甲板上には片舷2条ずつの機雷投下軌条(レール)が設置され計4条が配された。
その後1939年に練習艦に類別変更。艦名を「ラ・トゥール・ドーブルニュ」に改名した。これに伴い、艦内容積を増やすために開口部を塞いで居住空間が増やされた。同年カサブランカへの機雷運搬任務に従事していたが、その途中に機雷。
9月13日に機雷された本艦の陸揚げ作業を行ったが、その最中に爆発事故を起こし沈没した。