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概要編集

年齢1300才(外見年齢は十代前半)
身長162cm(おっさんだと190cm)
体重50㎏(おっさんだと101㎏)
血液型B型
誕生日5月5日
出身地妖精界
CV神谷浩史置鮎龍太郎(人間態、ラブヘルムの姿)

闘級:1400(魔力:750/武力:200/気力:450)


ヘンドリクセン派の聖騎士。眼帯をつけた強面の大柄の男性。

物語序盤では大きな金色の兜をつけていたが、キングとの再会以降は顔を晒している。

魔神族の復活を目論んでおり、ヘンドリクセンと共謀し「新世代」を裏で作り上げている。


容姿に似合わず軽く剽軽な性格の持ち主だが、聖騎士達を駒同然に扱ったり正義の面目の為に<七つの大罪>に罪を押し付けるなど、姑息かつ冷徹な一面を持つ。

老獪であるが他の聖騎士達との仲間意識は皆無で、ヘンドリクセンと手を組んでいるのは彼なりに思惑がある様子。

「新世代」ギーラの上司で彼女の師でもある。ギーラからの信頼を得ているものの、(彼女の父親デールを含む)聖騎士を実験台にした「旧世代」の存在は隠蔽している。


正体はキングと同じ妖精族。

真の姿は小柄で羽の生えた少年の姿をしている。一人称は「俺っち」。

キングの出自や弱点を知り尽くしているのは、彼と親友の関係だったからである。


大柄な男性の姿は偽装のため、この時は本気を出すことはできない。

それでもなお凄まじい剣術を誇り、己の魔力と併せて暴走状態のメリオダスと互角以上に闘ってみせた。


ほかにもバイゼルではラブヘルムとして喧嘩祭りの審判を務めていた。


魔力編集


「同調(リンク)」

自分に同意した者の魔力を借りることができる。自身の力量を一時的に大幅に引き上げることも可能。

バンの「強奪(スナッチ)」とは異なり同意が必要だが、そのかわり借りた際のデメリットがほぼないのが特徴。

同時に複数人から魔力を借りることも可能だが、一度に受け取ることが出来る量には限界がある。


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「付和雷同(ブラインド・フォロー)」

「同調」している相手を一時的に洗脳する。

魔力を貸すことを中止しようとした聖騎士達に使用し、「同調」を続行させた。


「狩玉(ハンターウィスプ)」

敵を追尾する球体を放つ。


「殺しの氷山(キラーアイスバーグ)」

「同調」の魔力によって得た、聖騎士グスタフの技。

ディアンヌの腹部を貫いた。


「地獄の呼び声(コール・オブ・インフェルノ)」

「同調」の魔力によって得た聖騎士の技。周辺に死の霧を放出する。


「付呪"炎の耐性"(エンチャント・レジストファイア)」

特殊魔法。炎への耐性を得る。

ギーラの魔力に対して使用した。


「付呪"風の耐性"(エンチャント・レジストウインド)」

特殊魔法。風への耐性を得る。

ハウザーの魔力に対して使用した。


「付呪"防壁膜"(エンチャント・ハードプロテクション)」

特殊魔法。物理的な耐久を得る。


劇中の動向編集


ヘルブラムはキングことハーレクインやエレイン、妖精族の仲間と共に妖精界の森で暮らしていた。

同族同士で年中もめ事を起こす人間を警戒しているキングに対して、ヘルブラムは短い生を懸命に生きる人間が愛おしいとさえ思っており、非常に好意的だった。

度々森を抜け出しては人間の様子を窺いに行くヘルブラムに、キングはあまり人間を信用しないよう忠告するが、妖精族にはない文化や考え方を持つ人間に彼の好奇心が尽きることはなかった。

その際「いつかひどい目に遭うぞ」と諫めたキングに対し、「その時は親友の君が止めてくれ」という約束を交わしていた。この約束は後に最悪の形で果たされることになる。


そして悲劇が起こった。


700年前、ヘルブラムは闇商人と彼らが雇った「アルドリッチ」という用心棒に騙され複数の仲間と共に浚われてしまう。

闇商人の狙いは人間の間で高値で取引されるという妖精族の羽であり、ヘルブラムは仲間達が生きながら羽を毟られ絶命していく惨状を目の当たりにし発狂。狂気と憎悪のままに闇商人を皆殺しにした。

ヘルブラムは人間への憎しみを忘れないためにアルドリッチの姿に化け、報復として500年にわたり罪のない人間を無差別に殺し続ける凶行を繰り返すことになる。


200年前、すべてを思い出したキングの手により上記の約束を果たす形で殺害される。

しかし妖精族の遺体は腐ることがないために闇ルートて転売され、8年前にヘンドリクセンの手に渡り死者使役の術で蘇生された。

以後、魔神族を復活させる為に聖騎士として暗躍していた。


<七つの大罪>のリオネス王国奇襲の際にディアンヌ達を殺そうとするも、本気を出したキングに敗れる。

死の間際に狂気から解き放たれ、かつての親友に看取られながら眠りについた。

自身への戒めの品として常に所持していた兜は、キングに贈る為に闇商人から貰ったものであった。


しかし、ヘンドリクセンの死者使役を再び使用されたことで再び蘇生される。

「蘇生する度に魂が劣化する」という欠点を抱えた死者使役によって復活したヘルブラムは、血まみれの姿でうわごとのように何かを呟きながら襲いかかる文字通りの「生ける屍」となり果てていた。

何度もよみがえってまで親友と戦いたくないヘルブラムは、最後の意思を振り絞って躊躇するキングに「せめて君の手で殺してくれ」と懇願。

頼みを聞き入れたキングはシャスティフォル『光華』を発動。ヘルブラムは安らかな表情で死体も残らずに消滅、今度こそ完全な死を迎えた。


終戦後、ヘルブラムの遺品である兜はキングが形見として身につけることとなった。


だがその魂は死者の都へ行くつもりであったものの、孤独と自責に苦しむキングを放っては置けず、エレインの頼みも後押しして兜に宿ることで現世に留まっていた。

また、ヘンドリクセンが気になるのも留まった理由の一つらしい。

飄々とした部分は相変わらずだが、以前までの狂気は完全に消え、元の穏やかな人格となっている。

ヘルブラムの姿や言葉は兜を被らなけれ確認できず、第三者から見るとキングの独り言にしか見えない。



以下ネタバレ編集





以降の旅ではキングに同行し続け、時にアドバイスや叱咤激励を送り続けた。

歴とした「死者」であるため、後にメラスキュラの「怨反魂の法(おんはんごんのほう)」で蘇生したエレインの不安定さがわかるらしく、彼女にも警告をしている。


コランドの街にて、暴走した怨念達に操られたディアンヌを解放するため、怨念達の前に進み出る。

街を滅ぼしたのは凶行に及んでいた頃のヘルブラムであり、「かつて街を滅ぼした妖精族」として身を捧げ復讐を遂げさせることで怨念達を成仏させ、自らも消滅した。


関連タグ編集

七つの大罪(漫画) キング(七つの大罪)

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