概要
シグマが侍らせている狼型のレプリロイド(メカニロイドとする資料もある)。
シグマのボディーガード兼ペットを務めており、シグマ戦の前座ボスとしてエックスに襲いかかってくる(無印でのシグマ曰く「すぐにでも私とお手合わせ願いたいのだが、あいにく私のペットがそれを許してくれなくてね」「何しろ裏切り者の始末は全てこれに任せているのでね…」との事で、裏切り者に対する処刑人としての仕事も任されているらしい)。
壁蹴りを用いて炎やエネルギー弾を吐き出す素早い戦闘スタイルを得意とするが、氷が苦手なようで、ショットガンアイスが弱点となっている。
X1以外の作品ではソウルイレイザーに登場。また、X7には同系機種と思われる『ヘルガーダー』、ロックマンゼロシリーズには量産機と思われる『ガルム』が登場している。
ソウルイレイザーでは、レイクロー及びライジングが弱点。
余談
名前の元になったキャラクターは新造人間キャシャーンに登場するアンドロ軍団のロボットワルガーダー。
また、ロックマンエグゼ6に登場する電脳獣グレイガは完全体ゴスペルのコンセプトでデザインされているが、所々ベルガーダーに似た意匠がある。ちなみに対になるファルザーはシグマを思わせる位置付けであったりする。
ほとんどのシリーズにおいて、レプリロイドという種族は人類以外の生物をデザインモチーフにしていたとしても、少なからず人型をしているのが常というものであるが、ベルガーダーはXシリーズでも珍しい完全な動物型のレプリロイドという特異な位置付けをされているキャラクター。他に四足歩行獣型レプリロイドと明確に設定されているのはロックマンゼクスシリーズに登場したヒトビトの飼っている犬型レプリロイドだけである。(頭にレプリロイドである事を表す▼マークがある)
メカニロイドは単純な思考回路しか持たないが故にメカニロイドとされるので、シグマの動きを学習する程の高度な知能を持つ(※1)ベルガーダーがレプリロイド扱いなのはなんらおかしい話ではない。この事から察するに、高度な知能を持つラッシュ/ビート/タンゴ/ゴスペル/レゲエ/エディー/データもロックマンX〜ロックマンゼクスの世界ではレプリロイド扱いされてもおかしくないという訳である。短い出番にありながらも、レプリロイドの定義に一石を投じる不思議なキャラクター、それがベルガーダーなのかもしれない。
(※1)シグマの動きに似るレプリロイドという記述は「講談社まんが百科⑥ロックマン&ロックマンX大図鑑」から、メカニロイドだという記述は「コミックボンボンスペシャル116ロックマンX4最強大図鑑」が初出と同じ公式媒体でも種族設定がバラバラである。