概要
ペイブウェイとは、アメリカ合衆国で開発された誘導爆弾である。
既存の自由落下型の航空爆弾にレーザー誘導キットを装着したもので、最初期型はベトナム戦争にて実戦投入された。
湾岸戦争で大々的に使用され、実戦での有効性が証明されて以降多用されるようになったが、現在ではJDAMなどの新たな誘導爆弾に主力の座を譲りつつある。
また、レーザー誘導は命中精度が高いが、天候や煙幕などの環境によって使用が制限されることなどから、後にGPSとINS(慣性航法)を組み合わせたGAINS誘導装置を追加した向上型が開発されている。
現在までにⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳの4世代が開発されたが、最新世代となるペイブウェイⅣではGAINS誘導をメインにレーザー誘導はサブにする、という形に誘導方式が逆転している。
主な運用者はアメリカ空軍だが、世界各国に輸出されており、日本でも航空自衛隊に導入されている。