概要
『あしたのジョー』におけるボクシングバンタム級世界チャンピオン。軽量級では最強と呼ばれて久しいボクシング大国メキシコの覇者。元々WBC王者で、同級WBA王者カロルド・ゴメスを下し統一王者となる。これによりキングオブキングスの異名を冠するに至った。
髭を蓄えたナイスミドルで、妻子持ち。家族サービスも欠かさない優しいパパでもある。
コンピューター付きファイティングマシーンと称されるほど明晰な頭脳、卓越した技術を持つ天才ボクサーで、ある意味野生児代表の矢吹丈とは最も相反する存在。
必殺技はコークスクリューパンチで、カーロス・リベラのボクシング生命を一撃で断つほどの破壊力と命中精度を有する。
最終決戦においては理詰めのボクシングでジョーを圧倒するものの、カーロスの出現、ジョーのミスパンチによる負傷、自らの打たれ弱さ疑惑等により次第に追い詰められていく。更には何度打たれても立ち上がって来るジョーの恐ろしさに精神をすり減らしていき、ついには反則を犯す愚挙に出てしまい、遂にジョーのフェイバリット技クロスカウンターを受けてしまう。そして壮絶な打ち合いの果てに試合は終わった。
辛くも判定勝ちを収めたものの、その顔はやつれ、髪は真っ白に染まっていた。
よく語られる打たれ弱さについて、作中屈指のハードパンチャーであるジョーから相当に打たれようが最後まで戦い続けている。また、ジョー自身がホセの隙がない強さに感嘆しながら、そうでも思わなければやってられなかったと吐露する発言をしていることから、打たれ弱さについて否定的な描写があるもののスルーされがち。
判定内容についても、改めて査定した読者から、ホセが一定差以上つけての勝利であるのはほとんど一致し、大差だという声も多い。
しかし、死をまるで恐れないジョーの死物狂い姿勢への激しい動揺ぶりの印象が強いため、主人公を額面通り上回る実力を発揮し、そのまま勝利したラスボスであるにもかかわらず、過小評価されがちなキャラクターになっている。
声優
岡田眞澄(劇場版)
楠大典(あしたのジョー 闘打 ~タイピング泪橋~)
岸野幸正(ボクシングマニア版)
田中総一郎(あしたのジョー 〜まっ白に燃え尽きろ!〜)
堀内賢雄 (パチスロあしたのジョー2版)