概要
ウィザーディング・ワールドシリーズに登場する魔法生物。
外見
体長が最大でも20cmという非常に小さい樹皮と小枝でできた体が特徴で、その容姿がカムフラージュとなっている事から木々に紛れると非常に見つけにくい。手は2本、足は3本で、個体によって頭部の葉の形が違う。とても小さいがつぶらな瞳と鳴き声を発する口があるため、表情による感情表現が見られる。
生態
イングランドの西部やドイツ南部、スカンジナビアの一部の森が主な生息地。杖の原材料となる木を棲家にしている。性格は内気で非常に大人しいが、自分が棲む木々に危険が及ぶと、その細くも鋭い手先で相手の目玉を潰そうと攻撃する。その為、杖の材木を切り取る為にはワラジムシを用意してボウトラックルを宥める必要がある。
棲んでいる木の中にいる昆虫を手でほじくって食するが、それ以外にもこの手先は鍵のかかった錠前を開ける事も容易なのが魔法界の間では知られている。
活躍
「ハリー・ポッター」シリーズ
第5作「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」で、五年生の魔法動物飼育学の授業で登場。
「ファンタスティック・ビースト」シリーズ
主人公・ニュート・スキャマンダーの下で暮している数個体(ピケット、タイタス、フィン、ポピー、マーロウ、トム)が見られる。
・ピケット
シリーズ2作現時点において出演しているレギュラーキャラクターで、ニュートの「相棒」とも呼べるボウトラックルの1匹。頭が双葉になっているのが特徴。性格は少々気弱で、ニュートの非常に懐いていて甘えん坊。本来は仲間達と共同の住まいである鉢にいる所、彼にくっついて離れない事からニュートはピケット専用の鉢を別に用意してあげていたりする。
定位置はニュートのコートの胸ポケットで大体引っ込んでいるが、彼の危機の際はその小さな体を駆使して窮地を助ける活躍を見せる。