ポール・マイヤ
ぽーるまいや
CV:坂田将吾
渇水の国サヴァロンの第一王子であるカストルの弟。少し癖のある髪型が特徴。国の為に奔走するが故、無茶しがちな所がある彼を心配する兄思いの優しい王子。
物語内では、カストルが代理で王政を取り仕切っている間は「諸国に旅に出ている」と言われていたが…。
ここから先は、物語の根幹に触れる内容が含まれています。
1章
劇中、サヴァロンの地下牢へ投獄された戦士達。事態は最悪の展開になりつつある中、流石のグローリアも動揺を隠しきれずに思案していたその時、彼らのいる向かい側から呼びかける声が。
「……グローリア王女?ミューザの、グローリア王女ですか?」
「ポール王子!?」
彼らの会話からグローリアの名を聞いて反応したのは、カストル曰く「旅に出ている」筈のポール王子当人だった。国内不在の彼がなぜ此処に…よりにもよって牢の中にいるのか。驚く一同を前に彼は兄に起こった異変の一部を語った後、救出に現れたニハルによって匿われる事になり、事態の解決を戦士達に委ねる事になった。
そして事態は解決したものの、結果として父と兄を亡くした事によりポール王子はサヴァロンの王位を継承する事になるのだった。
兄のカストルとは違い、元より穏健な性格である様子。
4章
王位について間もなく、ホログラードによる宣戦布告を受けた事によって従属派と抗戦派に割れる評議会への対応と、その評議会委員の殺人事件が発生したことにより国は再び混乱に陥る。先の事件から交流を持ったニハルの仲介で助けを求めた戦士達が駆け付けてくれた事で、密やかに国に広がりつつあった影を彼らやアンドロの協力を経て阻止する事ができた。
この恩義に報いるべく、光の戦士達がホログラードへ侵入する為の「陽動・足止め」を目的とした反乱戦争にハルシオニア・ウィズワルド・ライムダール各国に並んで参戦する。
戦線では指揮官に就いているが、重責による負担も大きいことに加えて「こういう事(=軍事指揮・戦略)は兄の方が得意だった」と本音を漏らす場面もみられたものの、戦況を冷静に見据えた上で兵士達に的確な指示を与え、戦線に立ち続けた。
終戦後は、亡くなった父と兄、それぞれの理想を受け継ぐ決意をした上で再びサヴァロンの王として日々奔走している。贖罪の為に地下牢に居続けるアンドロにはその心中を察しながらも、いつかは側近として戻ってきてほしいと願っている。また、ニハルには魔物や動物による密偵、戦闘などの協力をしてもらうなどして、強く信頼している。