「おじさーん、ルパンだろ?」
概要
CV:田中真弓
ルパン三世のテレビスペシャル『バイバイ・リバティー・危機一発!』のゲストキャラ。
ルパンを追いかけて、キャメルストリートのルパンの家に踏み込んだ銭形警部の前に居た謎の少年。
銭形とルパンのデータはすべて記憶しているという天才であり、パソコンが得意でもある。
その後、秘密結社スリーメイソンに襲撃されたルパンを発見し頼みたいことがあると話すが、ルパンは次元大介とその旧友のルースターを追いかけるためにその場を後にする。
ルパンが次にどこに行くかを、コンピューターで予測して自由の女神に先回りしてグランドキャニオンまで同行する。
彼に頼みたかったこととは、データを思いのままに書き換えることが出来るというコンピューターウイルスの生みの親を探してほしい、ということだった。
その時、コンピューターを経由してでしか気持ちを表せなかったが、ルパンたちと過ごすにつれて素直になっていく。
その後、グランドキャニオンでのスリーメイソンの追撃から逃げて、銭形に捕まったルパンと別れて銭形とニューヨークに行くこととなった。
実は、捕まる前にルパンからフーセンガムを渡されておりニューヨークに行く時に同じガムが目印となっており、変装したルパンと合流することが出来た。
なお、寝ている時に「ママ……」と寂しげに寝言を呟く一面もあった。
天才少年の真実
ここから先は作品のネタバレ注意!
実はニューウイルスの生みの親というのは、イザベルで、彼女はマイケルの実の母親だった。
イザベルがシルバーマンの操り人形となった峰不二子に連れ去られた時に、彼女に「ママ!」と叫んだのがきっかけで判明。
彼女は赤ん坊の頃に行方不明となっており、マイケルは捨てられたと考えていた。
そのため、イザベルを恨んでおり、会ったら「馬鹿野郎と言ってやる」と言う程だった。
シルバーマンからの連絡で、スリーメイソン本部へ向かうルパンたちとは別行動となるが、不二子と共にスリーメイソン本部に現れる。
しかし、ルパンと合流した時にはイザベルもジミーに裏切られて致命傷を負っていた。
イザベルをいざ目の前にして、会いたかったという気持ちが溢れ、つかの間の再会を果たすが、ジミーは世界を道連れにするためニューウイルスをアメリカとソ連の国防省に流し込み核ミサイルを発射させようとしたことを知り、ルパンと阻止に向かう。
ルパンの協力を得つつ、ニューウイルスを完全に沈黙させて、スリーメイソン本部から脱出。
その後、イザベルは息を引き取ってしまい、泣き叫ぶ。
やり場のない怒りと悲しみを込め、自由の女神に向かって「馬鹿野郎ーーー!」と叫んだのだった。
余談
OVA「ルパンは今も燃えているか?」でスコーピオンの構成員とのレースに、彼と似た者がいる。
このレースには、イザベルだけでなく「PART1」からテレビスペシャルまでのゲストキャラが多数参加している。
声を担当した田中真弓氏は、6年後に放送されたTVスペシャル「ハリマオの財宝を追え!!」にて、ヘルマン・フォン・ディート役として再出演している。