概要
東方Projectに登場する霧雨魔理沙と茨木華扇のカップリング。
二人の関わりは華扇の登場する『東方茨歌仙』をはじめ複数の作品で見られる。
同一の立場で行動することもあれば魔理沙が華扇に何かを仕掛けたりもするなど二人の関係性には様々な表情が見られるものとなっている。時には弾幕を交わす機会もあり、華扇がゲーム作品に登場して以降はその様子も見られている。
『茨歌仙』含め二人にはさらなる展開があるため、今後も二人の様々な交流が描かれていく可能性がある。
『茨歌仙』では
『茨歌仙』では、二人は華扇の登場直後から出会う。
『茨歌仙』における華扇のファーストコンタクトの相手は魔理沙であり、過去を想起していたところを魔理沙とぶつかったことにはじまる。このとき華扇はその想起の理由に「寿命を延ばす」ことを挙げ、魔理沙はこれに多大な興味を惹かれた様子をみせた。
その後華扇は博麗霊夢も交えての場面で博麗神社を頻繁に訪れる事を宣言し、同様に博麗神社を訪れる魔理沙との交流も頻繁なものとなる。主に二人が活動するエピソードも語られ、例えば化け狐のエピソードなどでは二人は特に関わることとなった。
そして帚木伝説のエピソードにおいては魔理沙が雪山に迷い込み、遭難したところで「茨華仙の屋敷」へと辿り着いたところを華扇に保護されている。ただしこれは元をたどると華扇の「 家庭の事情 」にはじまる他者を通じた幾つかの誤解に由来するものでもある。
その後は魔理沙による華扇の屋敷への再侵入が試みられたりもしたが、侵入に失敗して実害が出なかったことやその侵入の際に魔理沙が思わぬ反撃で痛手を負った事もあってか、その後特に二人の関係が傷んだ様子もなく、日常場面や宴会などを通して二人の交流は続いている。
時には旧地獄で石桜を共に鑑賞したり元気をなくした霊夢を元気づけるために激励会を催したりと二人の交流の他二人の共通の人間関係も通した縁も描かれている。
なお、華扇が作中で行うお説教は霊夢がターゲットであることが主であるが、魔理沙もまたその対象になることがある。ある場面では自身の言葉について背後から華扇の笑顔の威圧を感じた際は即座に言葉を修正するなど、魔理沙なりに華扇の御小言には背筋を冷やしているようである。
その他の作品では
『茨歌仙』以外の作品では『東方深秘録』において魔理沙のストーリー、華扇のストーリーの両者で互いに関わり合う様子が描かれている。作中では『深秘録』のキーアイテムであるオカルトボールを巡る騒動を通してそれぞれの意志が交錯する。
魔理沙ルートでは日中オカルトボールを求めて様々な場所に顔を出した魔理沙が最後に訪れた夜の博麗神社に華扇が登場する。
このとき魔理沙はオカルトボールが起動するとされる必要数である七つをすでに集めており、霊夢が襲撃を受けた「 昨日の今日 」でオカルトボールを集めきった魔理沙に華扇が驚いている。
華扇はオカルトボールの本質を語り魔理沙に手を引くよう説得するも魔理沙がむしろそれに興味を持ったため華扇は「 本気 」で魔理沙と対峙、その力量と意志を試した。
その際に華扇は「 賢者 」の名を挙げて博麗神社、引いては幻想郷の結界に穴をあけており、『深秘録』時点における華扇の謎の側面の一端が魔理沙の目の前で披露されている。
華扇のストーリーでは魔理沙本人は登場しないものの、華扇がオカルトボールを集めていた魔理沙を追ってオカルトボールを集めつつ各所を訪ねている。
二人のストーリー以外では二ッ岩マミゾウのルートなどで魔理沙や華扇の他霊夢を合わせた三人が特定の策のために準備を進めている事が語られるなど、『深秘録』においても個々のストーリーを経た後は魔理沙と華扇はともに行動することが多い。
なお、『深秘録』ではストーリー外のシーンにおいて華扇が魔理沙に不穏な忠告をするシーンがある。
「 魔力の使い方がまるで判っていない いつか死ぬよ? 」(対戦モード・対魔理沙戦華扇勝利セリフ)
『東方憑依華』ではそれぞれの完全憑依のコンビを通して当時発生していた異変へと挑んでおり、魔理沙のルートでは魔理沙(マスター)と華扇(スレイブ)が弾幕を交わしている。
このとき華扇は、まだあやふやな異変の内容を知る範囲で話そうとする霊夢の言葉を押し切るように会話に食い込みつつ弾幕戦を煽っており、華扇がアグレッシブな様について魔理沙は「 そんなに茨華仙 (※) が積極的だと何か調子狂うなぁ 」としている(「 茨華仙 」には「 おまえ 」のルビ)。
また『憑依華』では自由対戦モードにおいて魔理沙と華扇の完全憑依コンビを設定することも出来る。このときコンビ両者の本作での二つ名を通してコンビとしての個別の二つ名が設定されるというシステムもあり、魔理沙と華扇のコンビでは魔理沙がマスターの場合(「魔理沙&華扇」)は「 高火力で動物好きな二人 」、華扇がマスターの場合(「華扇&魔理沙」)は「 神仙思想で星好きな二人 」との二つ名が設定される。
同対戦モードでは『深秘録』同様両者の対峙を設定することも出来、マスター同士の対峙では互いに対するコメントも見ることが出来る。『憑依華』では華扇は魔理沙に対して「 本業の泥棒家業 」がおとなしいとしているがこれは『茨歌仙』での先の経緯も受けたものか。
ただし『憑依華』後に魔理沙は霊夢も誘い合わせて華扇の仙界に筍を採りに乗り込もうとするなど、実際にはチャレンジ意欲は失せていない(『茨歌仙』)。
一方魔理沙からは華扇の完全憑依に戸惑う動物たちの様子が語られている。
Pixivでは
pixivでは魔理沙と華扇について本タグの他「かせマリ」のタグも用いられている。
2017年現在では、双方のタグは併用されている。
また、魔理沙と華扇の二人を含むグループタグとして「レイマリカセ」や「レイマリサナカセ」があり、こちらを通しても魔理沙と華扇の関係が描かれている。