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概要編集

ハリー・ポッター」シリーズのスピンオフ映画「ファンタスティック・ビースト」第3作「ダンブルドアの秘密」で披露されたなんともシュールかつキテレツなダンスである。

ちなみに、これでもニュートが経験と実験から編み出した歴とした擬態である


そもそもマンティコアって?編集

現実世界の伝承に伝わるマンティコアは「人の顔と獅子の体を持つ極めて危険な獣」である。

しかし「ダンブルドアの謎」では巨大な目を持つ肉食性のサソリじみた魔法生物として描かれた。このマンティコアはドイツ魔法省が管理するアークスターク刑務所に小型の個体が夥しい数放し飼いされており、不用意にここに入ると圧倒的な数の小型マンティコアに食い殺されるという恐怖でしかない死を迎えるしかなくなる。


ニュート・スキャマンダーの対策編集

そんなアークスタークに色々あって捕らえられた兄テセウスを救うべく、潜入したニュート・スキャマンダーがこれまでの経験と自身の実験結果から編み出したのが、マンティコアの習性を活かした擬態である。

どうもマンティコアには独特の「ダンス」を踊ると小型の個体はそのダンスを踊ったものを仲間と認識してついてゆくという習性があるようで、魔法動物学者であるニュートは独自の研究でその「ダンス」を解明。本人曰く「まだ試験集団が十分か...」とのことで信憑性に若干の疑問があったようだが、兄を助け出すためやむなく実戦投入した様子。


どんなものなの?編集

荒ぶる鷹のポーズカマキリのように腕を上段に構え」

「ゆっくりと腰を左右に振りつつ」

ガニ股でゆっくりカニ歩きする」


マンティコアダンス


側から見ればふざけているようにしか見えないが、ちょっとでも気を抜くと擬態がバレて獲って食われる緊張の擬態である。

この「ダンス」が成功すれば小型のマンティコアたちは全員が整列し、同じように鋏を掲げてゆっくり体を揺らしつつカニ歩きをしながら周囲をついてゆく。この行動をしているのであれば声を出したりしても擬態はバレることはないらしい。ただし誤って小型の個体を踏み潰したりしたらその限りではない。また、小型の個体の餌が目の前にある場合はそちらを捕食するのが優先される様子。


なお、実際やってみればわかるがふざけた外見してるくせにものすごい体幹と筋力を要求してくる。実際、これをやってる時のニュートは結構息切れしていた。演者のエディ・レッドメインもこの「ダンス」には苦労した様子。


余談編集

  • ニュートの日本語吹き替えを担当した宮野真守はこのダンスをしている時のエディの息遣いを再現するため、アフレコ現場で実際にこのダンスをしていた。なお、収録の際に声が左右に振れてはいけないので頭だけは絶対にマイクの前に固定するというさらに高難易度の「ワザ」を使っていたらしい。役者魂おそるべし

  • ちなみにこのエピソードをエディが来日した際に披露したら「だよね!あのダンスやっぱ大変だよね!!」と激しく共感された。


関連タグ編集

ファンタスティック・ビースト ニュート・スキャマンダー 擬態

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