概要
川口勇貴の漫画「レッドフード」に登場する人物。周囲からは「ミガエル」と呼ばれている。
狩人組合が開く合宿へ参加した1人で、狩人志望以前は『神殿巫女』なる職務に従事していた。
頭部にはゆったりとした頭巾を、顔に布を付け、中東風の聖職者みたいな装いのお姉さん。26歳。
長身であり、思わず「ふくよか」を想起させる容姿(スタイル)をしている。
信仰深い人だが、組合の過酷な選考合宿に最後まで残っただけあり、現実的な対応もする大人の女性。
また、これとは逆に祝杯的な気分高揚の場で、感激の興奮からか相手へ抱きつく等の感情表現の大きい一面もある(うらやまし)。
技能
「神殿巫女流 防衛術」と称する魔術(ミガエル曰く『神のご加護』)を使い、指先から結界あるいは障壁の発現を可能とする。
これは全ての指先に箱状の光が灯り、それぞれがあやとりのように細い光で繋がるような発動法が特徴。
ミガエル自身は上記の能力を『神のご加護』と称しているが、グリムやデボネア・ダイアモンドと同様、実態は『魔女の呪い』である。
ただし、ミガエルの場合やや趣きが異なり、妊娠時の母親が被った呪いが、まだ産まれる前のミガエルにも影響した結果である。
余談
単行本2巻の余白ページによる補足情報の挿し絵にて、頭巾の下はショートボブに近い髪型だと判明した。
尚、現実の世界では『神殿巫女』なる役職は見当たらない……が「神殿」繋がりならば『神殿娼婦』が、「巫女」繋がりならば『歩き巫女』が存在していた。
どちらも性行為に関わる役職であり、まず『神殿娼婦』の場合はメソポタミア神話のギルガメシュとエンキドゥのエピソードに習い、イシュタルに仕える未婚の女性が奉仕する……らしい。ただし、これに纏わる記載自体、色々と不審な点もあって多分の誤解を生んでいるともされる。
『歩き巫女』に関しては『神殿娼婦』以上に曖昧模糊で、一部の有識者からは「日銭稼ぎの売春ではないか?」とも見られている。