デボネア・ダイアモンド
でぼねあきょうかん
背丈は大人時のグリムぐらいある長身。引き締まった体付きをしており、女性の魅力はビッグサイズである(背中からみてもわかるほどの恵体)。服装は腕に包帯を巻き、胸部だけのアンダーウェアと長ズボンを着ている。ヘソ出しの薄着な為、健康美な体型・鍛え上げれた見事な褐色肌の体が強調されている(ありがとうございます)。
この(色んな意味で)目を惹く恰好は、後述の理由で常にホカホカしている体質から、体温を放熱し易くする為の服装と思われる。また体には戦いにより付いたと思われる古傷が多数ある。場面によって軍人のように軍帽や軍服を身に着けている。
顔立ちは美形で、左目に眼帯(アイパッチ)を着けている。表情は朗らかで、快活な表情に富んでいる。髪は後ろで留めているのか癖っ毛なのか不明慮だが、炎みたいな逆毛のある髪型をしている。
あのクールなグリムであっても子どもや大人の姿を問わず、頭をわしゃわしゃする茶目っ気もある。
しかし、教官としては鬼。大人でも音をあげる過酷な訓練を組み立てている。訓練生にかける言葉は厳しいながら、確かな実力を必要とする狩人の世界を体現しており、現実的・知的な思考も兼ねていると窺える。
デボネアが語る話しは言葉だけでなく、彼女自身が後述の能力も合わさり、実行できるだけの実現力を備えている。
戦闘時には自身の呪いを有効に放熱する為の重厚な鎧「鉄鋼装束(ツァーニスハーネス)」を装備する。戦況により装備のバリエーションが異なる。
その熱量は凄まじく、800℃もある灼熱の拳で殴ったり、体が浮遊できる程の高熱等、規格外な戦闘力が垣間見える。
しかし、これは味方や周囲の環境を巻き込んでしまう戦い方であり、デボネアの本気が解禁できるのは海上等の『水がある場所』と限られている。そして戦闘後に冷却できる設備と水があるのも必要事項に入る。
これに因んでか異名に「"熱血"のデボネア」とも呼ばれている。
『デボネア』の名称は、かつて三菱重工業→三菱自動車工業にて生産・販売していた車名で知られている。1964年から1999年まで製造していた高級乗用車である。
尚、2巻の余白ページによる補足で、彼女の「鋼鉄装束」の詳細が描かれたが、その全身像は『人型の蒸気機関車』であり、それ故か豪快なデボネアですらフル装備は嫌っている。