概要
グランチルダの妹である2人組の魔女。どっちが姉でどっちが妹なのか、それとも双子なのかは不明。
前作に登場したブレンチルダと違い、姉同様の邪悪な性格をしている。
オープニングでドリルマシンに乗ってクルクルやまのふもとに現れ、前作のラストバトルでバンジョーとカズーイに敗れ、砦から落ちて生き埋めになったグランチルダを助けた。
その後は骸骨と化したグランチルダの新しいボディを作る為、自分達が発明したビッグブラスターで動植物のライフを吸い取る計画を企てる。
2人共以前は姉とあまり仲が良くなかったらしい。
ミンジェラ
ピンク髪でノッポ体型の魔女。
魔法の本を持ち歩いている。
グランチルダの歌う様に喋る口調が気に入らないのか、彼女に普通に喋る事を強要する。
ブラウベルダ
オレンジ色の髪でグランチルダと同じ肥満体型の魔女。
帽子は被っていない。
ガサツな性格でか行に濁点を付けて話す。
オープニングムービーに於いてパンチラを披露し、ピンクのハート柄のパンツを見せてくれる。って誰得だよ!
末路
ミンジェラとブラウベルダは終盤、マジョのおしろで行われるミニゲーム「タワー DE クイズ」の対戦相手となるが、グランチルダの律儀な性格上あまり仲がよくなかったとはいえ、たとえ命の恩人であり実の妹達であっても一切贔屓はなく、バンジョー達に負けると実の姉から脱落者の烙印を押され頭上に吊り下げられた1tの錘を落とされ跡形も無く潰されてしまう。
流石に『Conker's Bad Fur Day』の様なグロ表現は無いものの、これでもなかなかエグい処刑法である。
ちなみに、ビリが同点で2人以上生じた場合はランダムの判定に持ち込まれるが、候補に自分を生き埋めにした張本人であるバンジョーがいようとも確率は均一であり一切の贔屓はなし。
なお、2人はゲーム序盤の2本のムービーと終盤のクイズでしか出番が無い為、主要の悪役としてはあまりにも地味な存在であった。
つまり、彼女たちが魔女らしく魔法を扱うシーンは、グランチルダが埋まっていた大岩を砕いた場面が最初で最後だったと言う事。
そもそもグランチルダ以外に悪役としてちゃんと活躍しているのは、本作で中ボスとして3回対決するクランゴの方である。(最終的には改心するが)
ただ、そんな数少ない「魔法使い」としての技量は高い。岩を砕いた際、砂粒サイズまで砕け散っていた描写がされているためである。バンジョー&カズーイも小規模ながら岩破砕のアクションを覚えるが、一般的なイメージである大雑把な破壊がせいぜいであり、グランチルダよりはるか大きい岩を一撃で砂粒まで解体できるのは異常である。
「魔法使いによる魔法が、戦闘技能以外の部分のみで表現されたキャラクター」というのは、特に大多数の現代日本のプレイヤーから見るとかなり珍しいのではなかろうか?
余談
没イベント「デビルボトルズ」では、通常は2P操作の悪魔ボトルズが操れる対象はザコモンスターのみであり、ボス戦では基本消滅するなどして一切手を出せないのだが、ミンジェラ&ブラウベルダは操る事が可能。ラスボスの姉妹だと言うのにザコ敵と同じランクだとでも言わんばかりのシュールさだが、操れるということはクイズに参加できるということ。つまり操る担当者である2Pのクイズの腕前によっては、彼女たちはどんなボスよりも手ごわい壁として1Pに立ちはだかることとなる。したがっておそらく、操れる仕様は意図的なセッティングだと思われる。
なお、「グランチルダとの仲があまり良くなかった」ことを裏付けるかのように、彼女たちの行動にはよく見るとグランチルダへの嫌がらせとも取れる箇所をいくつか確認できる。
- 白骨化したグランチルダをスリムと言う
- クルクルやまのふもとを破壊するよう手下のモンスターたちに命令するが、最も派手に破壊されたのはグランチルダのとりでだった
- 新しいボディを作るのに必要な時間を聞かれ、「姉さんはスリムじゃないから沢山のライフが必要」と答える。それを聞いたグランチルダは憤慨するような様子は見せたが、特に怒ることはなく「じゃあ早速始めよう」とだけ言った。
- 持ってきたドリル戦車は「HAG1ごう」だが、HAGとはくそばばあを意味する
- 生命力を吸い取ってグランチルダのボディを再生する兵器「ビッグブラスター」のスイッチは「blow(放出)」と「suck(吸収)」があるものの、これは両方とも最悪を意味するスラングとしての使い方がある。