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ムニエル(SANDLAND)

さんどらんどのむにえる

ここでは鳥山明の漫画作品「SAND LAND」を原作とした作品群のキャラクターについて記述する。
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「我はフォレストランドの勇者、ムニエルである!」

「我は勇者だ…我は天使だぁぁぁ!!!!」


※この記事はアニメシリーズ「SAND LAND:THE SERIES」のネタバレを含みます。


概要

CV:村瀬歩

「ムニエル」とは、鳥山明の漫画作品「SAND LAND」を原作とした同名のゲーム作品およびアニメシリーズ「SAND LAND:THE SERIES」の登場人物である。


人物

天界からやってきた天使。フォレストランドでは勇者を名乗っている。悪魔や魔物とは、なにやら因縁がある模様。

天使ではあるが羽根が無く、どうやら過去に悪魔との一悶着で失った模様。

目的は不明であるがフォレストランドのブレッド大将軍と手を組んでおり、サンドランドへの侵攻や悪魔への復讐を企んでいる様子。

CVを担当する村瀬歩氏は「中々にいい性格をしたペテン師、いえペ天使です(笑)。」と語っている。

ちなみに10年以上容姿に変化がなく、悪魔や魔物同様に年を取るのが遅いようだ。


性格

「勇者」と名乗りながらもかなり卑怯で腹黒い性格。

詳しい経歴は後述するが、悪魔のせいで羽根を失ったからとただゲームをしていただけのベルゼブブに絡み一方的に恨みをぶつけながら交戦したり、処刑を悲しむ様子を見せたと思えばノリノリで楽しむ様子も見せたり、ベルゼブブとの再戦では兵士を無理やり戦わせお構い無しに電撃を放ち「悪魔が動き回るせいだからな」「お前たちの勇気は無駄にはしないぞ」というようなセリフを自分が操っているのにもかかわらず口にしている。


その様は悪魔の王子であるベルゼブブにすら「正々堂々と戦え」と言われるほどである。それに対し「悪魔が正々堂々と戦えとは面白い」と反論する。

実際その通り、悪魔が正々堂々と戦うのはおかしいことなのだが、裏を返せばそんな悪魔にすら言われてしまっているわけで…


また、過去に天界にいた頃の描写では地味な作業を嫌い悪魔を倒すことで一気に出世しようと目論む様子もあり、面倒くさがりな一面もあるようだ。ちなみにとある悪魔に自信満々で挑むのだが返り討ちにあってしまい、自身の実力に自信を持っていることもうかがえる。






















経歴 ※以下ネタバレ注意

10年以上前、天界にて働いていた際に地味な作業を繰り返すことに嫌気を差し、「悪魔を倒せば一気に出世できる」と考え(おそらく無断で)道具を持ち出し地上のサンドランドにある魔物の里を訪れる。

そこでサタンに宣戦布告をするも、相手にしてもらえず電撃でテレビを破壊。

手に入れるのに苦労したという37インチの大型テレビを破壊したことによりサタンの怒りを買い、両方の羽根をむしり取られデコピンで空高く飛ばされる。

そのままフォレストランドへと不時着し、ブレッド大将軍に拾われる。


10年前、クーデターを起こしブレッドと共にアンの母・リリスを襲撃。「悪魔がこの国を乗っ取ろうとしている」と言い放ちリリスを倒そうとするが、話している最中に強烈なビンタを食らい倒れる。

「悪魔の乗っ取りを防ぐだけなら自分を追い出せばいい、クーデターまで起こしてこの国を乗っ取ろうとしているのはそっちだ」とリリスに反論され、怒りを買ったことで本気となったリリスにトドメを刺されようとした寸前、倒れた際に床に落ち栓が開いた封印の壺が起動、リリスを封印し事なきを得た。


本編では第7話で初登場。ピッチ人に物資を届けに行く道すがら買い物に立ち寄ったベルゼブブの前に現れ、悪魔であるベルゼブブに絡む。

杖で雷雲を発生させるも乾燥したサンドランドでは満足に雷雲を作ることができず、その場は軽い戦闘を交わした後にベルゼブブのゲームを故障させたのみで立ち去る。その際、封印の壺を手に入れていた。「ついに手に入れた」と話していた事からリリスを封印した壺とはまた別の物であると推測できるが詳細は不明。


壺を手に入れフォレストランドへ戻ると、今後は勇者らしいしっかりとした服装を身に纏い、フォレストランドの元国王・ジャムの処刑を目前にした民衆を前にスピーチをする。この際、わざとらしく悲しむ様子を見せ中断したりしていたが、天使とは思い難い悪人面で楽しそうにしながらスピーチを締めた。

舞台から降りた後、国王の救出を目論むベルゼブブの行動を察し舞台裏にて交戦。サンドランドと違い十分な湿気に満ちたフォレストランドでは雷雲も作れるようで、それらを駆使しながらベルゼブブを追い込んでいく。


兵士を操り向かわせながら、兵士に当たるのも構わず攻撃を続け、ベルゼブブをいたぶる。ドローンを用いてベルゼブブを倒す瞬間を民衆に晒そうとするも、秘められた力を発揮したアンに妨害され、仕方なくダメージを受けたベルゼブブを壇上に上げ、アンも悪魔の娘であると民衆に暴露するも、すぐに回復したベルゼブブと共に逃げられてしまう。

アクアリウムを手に入れたラオ、シーフと合流したベルゼブブ一行をブレッド大将軍、兵士と共に追い込むも、なんとか無事だった一行を取り逃がしてしまう。

しかしアクアリウムは偽物であり、ブレッドと共に「これでサンドランドを侵攻する口実ができた」と悔しがる様子は全くなく、むしろ嬉しそうにしていた。


巨大戦艦にブレッド、兵士と共に封印の壺を持って乗り込み、ベルゼブブ一行より先に魔物の里を襲撃。

完成目前だった1万ピースのジグソーパズルをバラバラにされ怒ったサタンに今度は身体をバラバラにされそうになるも、ブレッドが壺の栓を開けたことでサタンが封印され事なきを得た。

その後は里を荒らし回りながらアクアリウムを発見し、サタンを封印した壺と共にフォレストランドへと持ち帰る。

その道中、サタンが封印された事を察し立ち尽くすベルゼブブを邪悪な笑みを浮かべながら一瞥した。


5つのアクアリウム全てを集めたことでついにピッチ人が生み出した空中要塞「ガラム」を復活させる。

ブレッドに出撃の合図は自分がすると言う子供のような一面を見せた。しかし出撃直後に主砲を発射させる。

雲を裂くほどの巨大なエネルギー弾を見てガラムの強力さに陶酔。これさえあれば世界は自分たちの物、「我々は神になった」とこれまた邪悪な笑みを浮かべて高笑いしていた。

サンドランドとの不可侵条約を一方的に破り、ラジオで民衆に呼びかける。(この時も「愚かなサンドランドの民」とわざわざサンドランド側を下げる発言をしている。この挨拶は毎回行うのだが、ベルゼブブはそのたびにイラッと来ている様子)


そして再び主砲をフォレストランド内のレジスタンスのベースキャンプに向けて発射。着弾直後に大爆発を起こし、山をまるごと消し飛ばした。(レジスタンスのメンバーは起動直後のガラムを目撃したスイマーズが危険を知らせたことにより無事だった)

この行動については提案した際にブレッドは否定しており、「そこまでしなくともガラムを見ればレジスタンスは手が出せない」「正確な場所も分かっていない上、あまりにも周りへの被害が大きすぎるためフォレストランド内で撃つべきではない」とたしなめていた。

それに対しムニエルは「場所は大体で良い」「邪魔なレジスタンス共には消えてもらう」と返しており、もはや味方側である民衆のことすら考えていないかのような発言をした。これについてはブレッドも少し引いている。


さらにこの後にサンドランドへと侵攻を開始するのだが、エネルギーが溜まり切っていない状態で主砲を2発も放ったために動きが遅いガラムを愚鈍と評していた。起動直後は興奮して子供のようにはしゃいでいたのに…


これらの一連の行動には当然ベルゼブブも激怒しており、「あのクソ天使は許さない」と闘志をあらわにしていた。悪魔にここまで言わせる天使って一体…


そしてついにガラムでサンドランドへと侵攻。

サンドランド国王軍や反乱軍、スイマーズの抵抗を受けるも意にも介さずそれを理由にサンドランドへ1時間後に主砲を発射することをラジオで発表する。この時もブレッドは主砲の使用を良しとしていなかったが、「悪魔と結託する卑怯な奴ら」と無理に押し切っている。お前が言うな。


しかし国王軍の抵抗はベルゼブブ達の潜入を誤魔化すためのフェイクであり、ガラム内部への侵入を許してしまう。

ベルゼブブとアン、ラオとシーフの二手に別れた両者だったが、後者はブレッドに任せ自身はベルゼブブの相手をする。


戦闘前にわざわざベルゼブブに見せつける形でリリスとサタンが封印された壺を飲み込む。

アクアリウムの影響でエネルギーと湿気が満ちている中、有利な状況でベルゼブブと交戦。しかし戦いは互角に進み、アンに発射まで残り1秒で主砲を止められてしまう。

それに怒りアンを拘束、動揺したベルゼブブを雷雲で倒し下卑た笑みを浮かべながら杖で殴ったり何度も踏みつけたりして撃破、アンに自害を誘導する。


しかし闇のパワーを吸収していたためベルゼブブがブチギレ。それまでの余裕な態度は一瞬にして崩れあっけなく倒されてしまった。


酷く狼狽し逆上するムニエル。ベルゼブブに蹴り上げられた事によって穴が空いたエネルギータンクからアクアリウムのエネルギーを吸い込む。

自爆寸前のセルさながらに身体が膨張したかと思えば、羽根が再生し身体は巨大化、筋骨隆々の巨体の最終形態となった。


ついにベルゼブブとの最終決戦が開幕。巨大化したために隙も大きくなると思いきや、膨張した身体に切り替えて防御することも可能。さらには強力なエネルギー弾を放ちベルゼブブを追い詰める。

一時はエネルギーが足りないためか制御しきれず身体の一部だけが膨張して動きが止まったりしたものの、ベルゼブブの闇のパワーが切れてしまい一気に弱体化してしまう。その隙を突いてガラムに残ったエネルギーを全て吸収。万全の状態となり、逆に満身創痍のベルゼブブをさらに追い込む。


ラオとシーフが戦車に乗って駆け付けるも、お構いなしにエネルギー弾をベルゼブブに放ち撃破。ついに悪魔と天使の戦いに終止符が打たれた。








…かと思われたが、ラオの機転でガラムに穴が空き、そこから月光が入り込む。

闇のパワーを吸収し本気となったベルゼブブにうろたえ、自身が空けた床の穴に手足がハマってしまう。

エネルギー弾を何発も放ち抵抗を試みるも、耐えられるか避けられてしまい全く効果がない。


そしてベルゼブブが放つ渾身の一撃を膨張体で防御しようとするも、そのパワーに敗北。空高く殴り飛ばされ、壺とエネルギーを吐き出してサンドランドの荒野へと不時着した。


ちなみに「リリスにビンタされ倒されそうになる」「サタンに羽根をもがれフォレストランドまで飛ばされる(後にバラバラにされそうになる)」と散々な目にあっているが、全て元を辿れば楽して出世しようとして何もしていない相手に喧嘩を売ったために返り討ちにあった、国を乗っ取るために半ば私刑に近い理由をでっち上げ悪魔を倒そうとした、完全に自分が悪いのに逆恨みをしていると問答の余地もない完全な自業自得である。


最後は様子を見に来たベルゼブブに再び攻撃しようとするも、このキャラのように赤子の姿をした(おそらく)上位天使が来訪。地上で好き放題の限りを尽くしたムニエルが大天使に呼ばれていると告げられ天界に帰る(TVゲーム版ではサタンが大天使に直接連絡して連れて帰ってもらっている)。


念願の天界に帰還したムニエルだったが、


  • 知らなかったとはいえ大天使と懇意にしていたサタンを勝手に討伐しようとして(上位天使が時折魔物の里に使者として訪れていた(ベルゼブブとも面識がある)事すら知らなかった)、宝物庫から数々の道具を勝手に持ち出した上に紛失した事。
  • ブレッド大将軍をそそのかしてクーデターを引き起こし、フォレストランドを混乱に陥れた事。
  • 大天使も危惧していたガラムを起動させてサンドランドとフォレストランドに被害を及ぼした事。
  • その際に人間を見下す言動を取り、信仰心を下落させる事態になりかけた事。

など、諸々の罪により大天使の怒りは筆舌に尽くし難く、ムニエルに以下の処罰が命される。


最下級位まで降格の上、999年と364日の間、宝物庫の強制労働。


力に酔いしれた時のムニエルの言葉

「天使の言葉は絶対に正義なのだあああッッ‼︎」


その言葉は大天使により特大ブーメランという形で下され、ムニエルは否応なく従うしかなく、たとえ地上に逃げようにも、翼が無くて落下するのは必須で、待っているのは間違いなく『死』であり、他の天使達の監視の下、ムニエルにとって天界の牢獄【天獄】となった場所で強制労働に従事する羽目になった。


此処に至って自身のしでかした事にようやく後悔し、しかし時すでに遅しとムニエルは嘆き、強制労働に従事するのだった。


能力

判明しているのは次の3つ。内2つは天使の道具によるもの。

雷雲を作り出す

天使の道具の一つである杖を使うことで雷雲を作り出し、それを操って電撃を放つことができる。しかし湿度が低く感想したサンドランドでは小規模の雷雲しか作り出せていなかったため、周囲の湿気などを利用しているものと考えられる。しかし室内での使用は可能で、リリスに向けて電撃を放っていた。

他人を操る

詳しい詳細は不明だが、フォレストランドの兵士を操りベルゼブブと戦わせたり羽交い締めをさせたりしていた。

ベルゼブブが離すように言うと「離したくても体が勝手に」と言っていたことから本人の意志に関係なく操れるものと思われる。能力を発動している間は目が黄色く光る。

悪魔を封印する

明確にはムニエルが使用するのではなく封印の壺自体の能力。

栓を開けることで悪魔を自動的に吸い込み封印する。封印が発動する際は壺にある目が開き、平常時や封印が完了した際は閉じる。ムニエルやブレッドが近くにいたのにもかかわらずサタンを封印したことから悪魔専用の道具である模様。

封印される悪魔は魔封波のように吸い込まれるが、力を出すことで逃亡を図ることは出来る。しかし吸い込む強度が自動で上がるので逃げ切ることは出来ず結局封印されてしまう。


その他

原作、キャラクターデザインを務める鳥山明氏が2024年3月に急逝したため、現在発表されている中では鳥山氏がデザインを手掛けた最後のキャラクターとなった。


関連タグ

SANDLAND

ピッコロ:主人公の身内が封印された壺を飲み込み戦闘に望むという行動が同じ。

セル:主人公(セルはその息子)に倒され、逆上して無理に行動を起こすという点が同じ。また、こちらは自爆で身体が膨張したりパワー重視の完全体となり筋骨隆々になるなど形態変化も酷似している。

魔人ブウ:こちらも形態変化が酷似している。

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