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メタゲーム

めたげーむ

トレーディングカードゲームを発祥とするゲームの駆け引き理論。ここではトレーディングカードゲームを引き合いに出して解説する。
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概要編集

主に自由に戦略を組み立て尚且つ相性の存在する対戦ゲーム理論の1つ。通称メタ

環境、つまり流行の戦法や主流となった戦術を分析し、それと相性の良い戦法をとれるように事前に揃えておく事を指す。

ジャンケンに例えると『大会でグーを出す人が多そうだからパーを出せるようにしておく』となる。

発祥はマジック・ザ・ギャザリング。それ以外のトレーディングカードゲームでもこの考え方は広まっており、近年ではそれ以外の対戦型ゲーム(例;ポケモン等々)でも使用されている。

カードゲームを例に上げると


Aデッキが流行っている

それに強いBデッキを構築する

Bデッキが主流となる

アンチB戦法のCデッキが登場する


といった具合に、ゲーム環境の流行廃れを読んで動くことを指す。

この例でAデッキに有効なカードbがあればBデッキに入れるとより大会で成果を上がれる。しかしAデッキが実際は少なければbは無駄になってしまう。こうなるとbを抜いてより有効なカードを入れるとより勝率を上げることができる。


「どんな相手ともそこそこ戦えるデッキ」というのもデッキ構築では間違いではないのだが、トーナメント志向のプレイヤーには環境を読み、大会等々でよく当たるであろう仮想敵とぶつかることを想定する能力も必要となる。


近年ではオンライン対戦のゲームが主流となり、環境上位の戦法がより調べやすくなった。ランクマッチ制を採用したゲームでは使用率上位キャラランキング発表もされておりカードゲーム以外でもメタゲームを読む能力が求められる世になっている。


派生用語編集

トップメタ編集

その名の通り、メタゲームの中心であり頂点。その環境で一番強いデッキやゲームキャラのことを指す。

環境を回す中心となっており、大会等々では当然ながら要警戒対象となる。ただしそれでも予想外の相手に負けることもあるので絶対ではない。


なお、まれに環境がトップメタ&それらのアンチデッキしかいない状況になる場合もある。そうなる一因には、あまりにも強すぎるカードやゲームバランスを崩すほどのデッキが存在することが原因であり、禁止カードが指定される事態となりやすい。


メタ外編集

メタゲームの外。主流戦法から完全に外れているデッキ等々を指す。

他の人間がやっていない=トップメタらに劣る部分もある分、使い手の地力も必要となるが、

警戒されてないだけにメタゲームの隙をつけるのが強み。


ちなみに類似語の中に地雷(もしくは地雷デッキ)というものがあるが、メタ外が警戒の外からの戦法のことを指すのに対し、地雷は奇抜つなコンボやわからん殺しで勝つ場合に使われる。そのため似て非なる用語として使われている。


メタが一周(メタが一巡)編集

メタゲームは流行に左右されるため、環境が常に変化することは珍しくない。

場合によってはメタが入れ替わっていった結果、かつてと同じ状況になることも珍しくない。

先ほどの例で例えると


Aデッキが流行っている

それに強いBデッキが主流になる

アンチB戦法のCデッキが登場する

Cデッキに有効なDデッキが台頭する

DデッキはAデッキの対策ができない よってAデッキが復権


と1周して戻ってくる。

この循環はしばしば「食物連鎖」や「適者生存の法則」に例えられる。


対人メタ編集

環境ではなく、特定のプレイヤーや彼らの得意戦法を読んで対策を行うこと。

次に対戦する人物がモンスターカード(クリーチャーカード)を大量投入する戦法を得意とすると事前に分かっているので、それらを破壊するカードを主軸にするデッキを構築する・相手は種族シナジーデッキ使いと判明したので、特定の種族に強いカードを仕込む等々といった行為を指す。


大会等々ではなく、友代同士との気軽な対戦等々フリーな状況で行う場合は身内メタと呼ばれる。気軽な対戦でハンデを負わせることになるので、やりすぎると当然嫌われるので注意。


他、「メタを張る」「メタ読み」などの派生言語が使われることもある。


余談編集

メタを英語で書くと「高次の」「変化した」といった意味のmeta-。プレイングなどが盤上における仮想世界での駆引き(ゲーム)なら、メタゲームは盤上に立つ前、(仮想世界より高次な)現実世界で行われる駆引きといえる。


【メタビート】というデッキ名はpixivでは紛らわしいタグとブッキングしてしまうため使われない。


投稿作品編集

うららとゆかいななかまたち


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