概要
映画『名探偵ピカチュウ』で登場したメタモン。
舞台であるライムシティの有力者であるハワード・クリフォードのパートナーとして登場しており、人間に変身して車椅子を押すなどの行動を見せ、体の不自由なハワードの身の回りの世話をしていた。
関連タグ
以下、映画のネタバレが含まれます。
実は、中盤から姿を見せていたミス・ノーマン(演:スキ・ウォーターハウス)という謎の女性の正体。
ティムとピカチュウの動向を密かに監視ししており、事件の黒幕であるとある人物へと事細かに連絡を入れる等して暗躍していた。
この個体は遺伝子操作により強化されており、ポケモン・人間を問わずに変身を繰り返しその能力を使うだけでなく、変身を解除して元の姿に戻ることまで回避動作として取り入れているという恐るべき能力を見せ、クライマックスではティムをあと一歩で殺害するところまで追い詰めた。
このメタモンの記事でも触れている通り言葉こそ発しなかったものの、文章でならば人間となんら変わりのないコミュニケーションを取ることができるようで、極めて高い知能があることが窺える。
ちなみに、よく見ると手の色がピンク色という、人間としては明らかに不自然な特徴を持っているため、登場した時点で彼女の正体がメタモンであることを見抜けた視聴者もいただろう。
また、アニメ版と同様、目の形は対象に似せられないという弱点があり、それを隠すために常にサングラスを着用している。
アニメやイラストであれば可愛らしいその特徴も、実写ゆえにその強敵っぷりも相まってなかなか不気味。
上述の通り様々なポケモンに変わってティムを転落死させようとしたが、隙を突かれて近くにあった「R」の薬剤ボンベを噴射される。
ポケモンにとって劇物であるソレを過剰に吸わされまくった事で、変身能力を暴走させながら縮んでいき、最後は小さな塊となって動けなくなり気絶してしまった。その後どうなったのかは不明。
余談
メタモン自体「へんしん」するポケモンではあるが、本編作品『ウルトラサン・ウルトラムーン』で人間に変身して悪戯する、番外作品『ポケモンレンジャー光の軌跡』(ドレスのメタモン)の様に悪人によって伝説のポケモンそっくりに変身してきたり、本作のこの個体の様に敵に回すと極めて厄介すぎるうえに、扱うトレーナーやそのメタモンらの個体によっては恐ろしい事になりかねないのがわかるだろう。