CV:西村知道
概要
世界各地の遺跡を巡っている老人の冒険家であるが、普通の老人とは思えないほど健康である。
各地の伝承を書いた『天遺見聞録』が愛著である。
「セキレイの羽」とも親交があり、ロゼも彼の事を知っている。
テイルズオブゼスティリアの主人公のスレイとはティンダジェル遺跡群で出会い、同じ遺跡マニアである事で意気投合していた。
陽気な性格で彼を慕う者もいた。
ローランスのペンドラゴの神殿にも出入りしているらしく、彼への贈り物を頼まれるサブイベントもある。
真実と別れ(ネタバレ注意!)
彼が老人でありながら健康であったのは、刻遺の語り部の誓約で寿命を延ばしていたからだった。
ローグリンを訪れて、災禍の顕主ヘルダルフの過去を知るべく訪ねてきたスレイ達に刻遺の語り部である事を語りヘルダルフの過去について知るには大地の記憶の結晶である瞳石を集めねばならない事、語り部の禁忌を明かす。
そして、瞳石をすべて集めたスレイ達をローグリンのある石板の部屋へと案内する。
隠し持っていた『災厄の始まり』が記録された瞳石を出し、語り部の力で石板の力である過去を体験させる力を発動させる。
その後、彼らの決意を見届けるため戦いを挑み、ジークフリートの一撃を受けて破れる。決意が本物であると確信したメーヴィンは災厄の時代の始まりの真相を彼らに語る。そして、彼らがそれを聞き終えた直後に、誓約を破った反動によって生涯を終えた。
テイルズオブゼスティリアザクロスでは
こちらではラストンベルにあるセキレイの羽の事務所でスレイ達と会い、語り部である事、それ故に100年以上の時を生きている事は知られており、遺跡で発掘された『グッチャカツインズ』という人形を見せに来ていた。
スレイからドラゴンを浄化する方法を聞かれたが、ドラゴンに遭った事がなく力になれないと言ったが、「人は誰しも良くない心を持っている、必要悪と知ってしまったらよくない事だろうか」という先代の導師の言葉を聞かせた。
スレイからは、「それを解決するには人から心を消し去るしかないが、それでは生きているとは言えない」という答えを聞き、答えを肯定し満足して遺跡探しの旅に出発した。
刻遺の語り部メーヴィンの始まりと祖先について
「刻遺の語り部メーヴィン」とは、太古から導師や災禍の顕主など時代ごとの出来事を伝承として記録し、語り継ぐ者。
人間の枠を外れた長命を得る代償に時代に干渉しないという誓約がかけられている。
メーヴィンには看取るものという意味もあり個人の名前ではなく、語り部が代々受け継ぐ名前である。
前述のメーヴィン以外にもゼスティリアの時代から300年程前にローグリン付近に住んでいたという吟遊詩人の女メーヴィンの名前が出て来る(ただし既に故人であったため、彼女の墓があった)。
ゼスティリアの遥か過去を描くテイルズオブベルセリアにもメーヴィンの名前を持つ者、メルキオル・メーヴィン、マギルゥ・メーヴィンが居るが前者については関係性は不明。
マギルゥは、ゼスティリアザクロスでは、ローランス皇家にとある伝承を伝えた者として登場している。
マギルゥが初代語り部(ただしTOZの時代では伝承上の初代と扱われている)で、彼女は災禍の顕主に与して導師を殺し、世界の運命に大きく干渉した事を己の罪と捉え、その償いとして世界の真実を見守り語り継ぐ使命とその為の誓約を課し、一族に引き継がれていった。