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ヤム

やむ

ヤムまたはヤム・ナハル(Yam,Yam Nahar)は、ウガリット、カナン神話に登場す海神。

概要

ウガリット神話におけるヤムは、“審きの川”、“海流の支配者”の称号を持つの支配者であり、至高神エルの息子である。

至高神エルはバアルに玉座を奪われ、「河川の源」「冥界の果て」に追いやられる。嘆き悲しんだエルは仲間に助力を請い、それに対して真っ先に答えたのがヤムである(または神々の集会で脅迫を行う)。そして、ヤムはエルの祝福を受けて後継者の資格と、バアルを奴隷とする権利を獲得する。

これを受けて激怒したバアルは、「ヤムは王権を簒奪し、そのために殺される」と公言し侮辱し、ヤムからの使者に対して鞭打つ。だが、エルはヤムの使者に対して「バアルはヤムの僕であり、貢物をささげる。バアルはたやすく征伐できる」といいつのって承服しており、これに対してバアルは武器を振り上げて跳び上がり、いよいよ怒り狂う。
それに対し、アナトアスタルテはバアルを押しとどめ、彼がヤムと戦う準備を整える。
ヤムとの戦端を開いたバアルに対して、鍛治神コシャル・ワ・ハシスはバアルに対して二本の棍棒(電光)を託す。
バアルはまずヤグルシ(追放)を投じてヤムの肩と胸を打つがそれでも退けるに至らず、続けてアイムール(撃退)を投じてついに頭部を打ち、制圧に成功する。とどめを刺されたヤムは殺されて死体をばら撒かれてしまう。

神話におけるヤムは、神でありながら駆逐されるべき悪魔、荒ぶる自然の象徴、洪水をもたらす河川、荒れ狂う海原を表徴するとされる。
そして、メソポタミア神話におけるティアマトのように、分割された肉体と王権の標章やマルドゥクの秩序による混沌の制覇との照応、また、秩序だったによる不毛・破局を内蔵する海と地下水に対する勝利を意味するとされ、さらに海を支配するの撃破による英雄神(バアル)の台頭を描くものとされる。
そして、ヤムはこれ以後も死に絶えることなく、「生の循環」に則って何度もバアルと争うとされる。

女神転生シリーズのヤム

初出作品は「デビルサマナーソウルハッカーズ」で、種族は“邪龍”。
クラゲのような頭部を戴いた人型の悪魔で、両手に青色と赤色の棍棒のようなものを持っている。
デビルサバイバーシリーズでは両作ともに登場し、合体成功時に『何モカモ全テガ欲シインダロウ?』等神話内の簒奪者を思わせる言い回しを用いる。
特にデビサバシリーズにおいては、早い段階で万能属性多段ヒットスキル“万魔の乱舞”を実装していることでスキル継承で仲魔強化をはかどらせる要員として活躍できる。デビルサバイバーはベル神(バアル)が物語の根幹を担うことから、ライバルであるヤムもビルドアップしたと見るべきであろうか。
なお、シリーズを通して衝撃属性および疾風属性が弱点である。

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