概要
沖縄県の方言“ウチナーグチ”、特に山原地方で幽霊を指す言葉。
伝承によると白い服を着た人間の様な姿をしているが、顔が長い髪で覆われており、身の丈が高く、自由自在に低くも高くもなれるとされる。
今帰仁村の天底の馬場付近に出没したユーリーは、背丈が天に届くほど高かったとされ、もし遭遇してしまったら「シータカ、シータカ」といって背を高くしてから次に「シーヒク、シーヒク」といって背を低くしてからムチや小枝で打ちのめしてやるものだとされる(考えようによっては結構ひどい…)。
なお、打ちのめされたユーリーは、蛍火の様な青い光を四方八方に散乱させて消え去ってしまうという。
そのほか、背が高く顔だけが真っ赤で木にぶら下がった足の無いユーリーを目撃した人もいるらしい。
また、ユーリーは歩く際に足音がしない、足跡を付けないともいわれており、ただ単に死霊という意味で使われる事もあるとされている。