私の存在 それが何を意味するのか…この記事でわかる気がする
アーマード・コアシリーズ10作目となる「ラストレイヴン」に登場する、ラスボスの一人。
最終戦がジナイーダとなる通称「ジナルート」で戦う最後の相手。通称「ラスジナ」。
強さの高みを目指す者たち、そして達成率コンプリートを目指すレイヴンの前に立ちふさがるACLR最大の強敵であり、その強さは2AAに登場するかの熾天使と同じか、或いはそれ以上とも言われる。
彼女の人となりや、愛機ファシネイターについてはこちらを参照。
彼女に会うためには
彼女を強敵たらしめるのは強さや装備もそうだが、その前哨戦となるミッション「中枢突入」の鬼畜さも一役買っている。
まず、彼女に会うためには
・AC一機通れるぐらいの通路を、前方から出現する特攻兵器(通称「蝗」)を避けながら進んでいく。ちなみに道のりにはレーザートラップが設置されており、ダメージ覚悟で通り抜けるか破壊しなければ通行が困難な箇所が存在する。蝗一発につきAP約300のダメージは当然、レーザートラップのダメージはさして大したことは無いにせよ、蝗に当たると動きも止まるしダメージも大きいし発熱するし、一粒で何度も不味い目に遭わされる。
・インターネサイン中枢に辿りついたら、中枢に設置されている6つの電源を破壊しなければならない。電源はロックオンできない上に、電源が生きている限り中枢の砲台から絶え間なく砲撃される。
…という2つの関門を通り抜けなければならない。
この2つの関門自体は慣れればどうということはないのだが、問題は「この関門を効率良くくぐり抜けるためのアセンブルが要求される」ことで、このためにAC戦に特化したアセンブルを構築できず、AC戦の難度を高めてしまっている。
アセンブル
フレームはファシネイターのそれと同じ。
しかし武装面で大きく刷新されており、マイクロミサイルはデュアルミサイルに、ロケットはパルスキャノン・LAMIA2に、左腕武器はブレードから速射用マシンガンのNIXに変更されている。コアの格納スペースには左腕用のハンドガンを搭載、NIXが弾切れになるとすぐにパージしてこれを出してくる。
そしてマシンガンであった右腕武器は、ハンデレールガンに変更されている。
実は、ブースターも変更されており・・・
私はただひたすら、強くあろうとした…
神速の機動性
AC恒例の強化人間の恩恵で機動性とジェネレーターが強化されている以外にも、本機にはLR用に調整された強化人間補正により、ジェネレーター出力と容量が他の強化人間とも段違いであり、更に機動力の上昇補正も掛かっている。その機動性は他の強化人間の駆るACと比べても段違いである。速さが足りてるどころの話ではない。
因みに、ブースターもB05-GULLから最高出力のCR-B83TP(旧名CBT-FLEET)に変更されているのも彼女の強みの一つ。
そのため軽量級のACであってもサイティングは困難であり、さらに空中ではフラフラと不規則に飛び、地上では高速で滑るように移動するため命中率は大幅に下がってしまう。
さらに言えば、その高い機動性を生かして常に背後を取ろうとトップアタックをかけてくるため、こちらは常にブーストを使わされる。そのため、実際の差以上に機動力の違いを味わうハメになる。
熱暴走を起こしても問題無くこちらを翻弄し攻撃出来るエネルギー量に加えてブースターの熱量をほぼ完璧に押さえる冷却性能が機動性をより強力な物としている。どれ程冷却性能が高いかと言うとキサラギの火炎放射器MTに焼かれても涼しい顔して抑え込む程。
このために「重量級では攻略不可能」とさえ言われ、多くの重量系アセンブルを好むレイヴンが泣く泣くアセンブルを変更したとか、しないとか。
タンクACでラスジナを倒したドミナント動画がニコ動に挙げられてはいるが、そのいずれもUP主の実力がドミナントであるからこそ出来る芸当なのであり、安易に真似をするのはお勧めしない。それほどの強さなのである。
ハンデにならないハンドレールガン
基本誰が使おうがどうしようもない産廃である「ハンデレールガン」ことPYTHONだが、彼女が使う時に限っては例外である。普通のハンドレールガンだが、状況が状況なために被弾すると一気に熱量が上がりENを喰われる。そうなるとラスジナを捉えるために必要な動きを制限されてしまい、隙が生まれてしまう。意外と弾速が速く、反動も強いため脅威の一つとなっている。
しかし、これでも「ラスジナ唯一のハンデ」と言われるほどであり、注意すれば他の鬼畜性能よりはマシである。
これがハンデでも何でもない普通の右腕武器であったなら、彼女の攻略はさらなる高い壁になっていたであろうことは想像に難くない。
驚異の削り武器、リボハン
左腕装備のNIXは左腕用マシンガンの中では豊富な弾数を誇るものの、連射性能の高さが仇となりすぐに弾切れを起こしてしまう。しかしラスジナはコア内部に左腕用ハンドガン「CR-WH01HP」を搭載しており、すぐにこちらに持ち替えて射撃を続行する。
リボルバー式拳銃に形が似ている事から「リボハン」の異名を持つこの武器は、NIXとは対照的に弾数こそ少ないが一発あたりの威力がとんでもなく高いのだ。説明文には「ライフル並みの威力」とあるが、ぶっちゃけ通常のライフルよりも威力が高い。連射速度もライフル並みに速く、それを正確に狙ってくるのだからたまらない。
弾数が少ない事が唯一の救いだが、この武器によって無視できぬほどのダメージを貰うのは必然である。
鬼パルス
そして最も恐ろしいのがLAMIA2であり、多くのプレイヤーを挫折させてきた元凶である。
プレイヤー側が使う場合は「連射が効き連続して当てられれば火力が出るが、サイトが狭くサイティング困難な上にエネルギーを食うためジェネレータを吟味しなければならず、そもそもタンクか四脚でないとまともには使えない」という癖の強すぎる性能なのだが、このジナイーダに限っては強化人間の恩恵で脚部制限が無く、LR仕様の強化人間補正によってエネルギーの欠点が解消され、消費エネルギーが最も高いブースターで空中を飛び回りながらの連射を可能としている。更にCPU特有の鬼のようなロック精度で欠点である筈のロックオンサイトの狭さが殆ど意味を持たない事によって死角のない鬼畜兵器と化している。
連続で発射されるため避け切ることもできず、エネルギー兵器なため数字以上にダメージは高い。1ラッシュでAP1500以上の損失はかたい。これで部位破壊され、特に脚部を殺られて速攻で畳みかけられたレイヴンはごまんといるだろう。
これを選んで使ってくるかどうかはジナイーダのAI次第なので運が絡む。長期戦になるとレールガンを投げ捨ててこれを主武器に使ってくるという地獄のような状況になるので、出来れば早期決着を目指そう。
そして…
あなたがその実力で彼女に手を下したその時、レイヴンならば誰もが感動するEDが待っている。