概要
ディライトワークスにおいて『Fate/Grand Order』等のゲーム開発に携わっていたゲーム部門が独立してできた企業。非電源ゲーム関連も引き継いでいる。
ディライトワークス公式サイトにて、2021年12月28日に設立が表明された(新会社「株式会社ラセングル」設立のお知らせ)。この時は代表取締役が小野義徳である事のみが明かされていた。
DWゲーム部門内の六つのスタジオの一つ「DELiGHTWORKS SWALLOWTAIL Studios」のスタジオヘッドを務めていた塩川洋介が翌年1月にDWから退職しており、ラセングル設立後もゲームスタッフはDW側に残って開発運営を行っていた事が窺える。
2022年2月1日づけでディライトワークスからのゲーム事業の承継とアニプレックスへのラセングル株式の全譲渡が完了し、アニプレックスの子会社となった。
代表取締役会長にはアニプレックスの岩上敦宏が着任。
2021年4月にDeNAから当時のDWに移籍していた宮前公彦も2月1日に「今日から私もラセングルの一員!」とツイートしている。
『FGO』でも2月1日の更新で権利表記がディライトワークスからラセングルに更新。ミス・クレーンのマテリアルにおいてイラスト担当のシャカPの所属表記がラセングルとなった。
新設されたラセングル公式サイトではディライトワークス時代に手がけたゲームリストも掲載されているが、他のサービス終了作品もある中、『バンドやろうぜ!』『サクラ革命』については記載されていない(2022年2月4日現在)。
関連人物
小野義徳:代表取締役社長。元カプコン所属でストリートファイターシリーズのプロデューサーを務めた。カプコン退社後、2021年5月からディライトワークスの代表取締役に就任、ラセングルでも社長を務める。
宮前公彦:2021年4月27日にDeNAからディライトワークスに移籍していた事をTwitterで報告(『メギド72』元プロデューサーの宮前公彦氏がディライトワークスへ移籍していたことを公表。元カプコンの小野義徳氏が代表取締役社長に就任したことを受けて)。DeNA時代はJapanリージョンゲーム事業本部 デザイン部 副部長 兼 プロデューサーを務め、ゲームプロデューサーとしては『メギド72』を手がけた。
叶良樹:元セガ所属でボーダーブレイクなどを担当。セガ退社後、GameBankを経てディライトワークスに入社。塩川洋介の後任としてFGOの第2部開発ディレクターを務めており、前任者とは違って失言や行動で炎上することがなく、サーヴァントの性能も極端なインフレデフレを起こさず、UI改修や石の配布も適切に行っているため、マスターたちからは好意的に見られており、ソシャゲのディレクターとしては珍しく叩かれることが少ない。
余談
社名の名付け親は奈須きのこであることを社長の小野氏がブログで発言。
外部リンク
公式Twitterアカウント:ディライトワークスの公式アカウント(@DELiGHTWORKSInc)からアカウント名を変更する形で引き継いだ。