概要
スクウェア(後に合併してスクウェア・エニックス)で品質管理部長、そのグループ会社スタイルウォーカー(後にタイトーに吸収合併)代表取締役社長、タイトー取締役本部長をつとめた庄司顕仁が2014年に設立した企業。ゲームメーカーとして始まり、スポーツ分野にも参加する。
2022年2月初日でゲーム部門の分離と新会社ラセングルへの移行が完了し、一つの区切りを迎えた。
メイン画像はゲームメーカー時代の代表作『Fate/Grand Order』に登場する“山の翁”。
数人のプロゴルファーともサポート契約しており、大会も主催している。⇒公式サイト内サポート選手一覧
ゲームメーカー時代
2019年1月、第6制作スタジオの名称を「MIRACLE POSITIVE STUDIOS(ミラクルポジティブスタジオ)」とし、第一作タイトル『ミコノート』を発表(『FGO』のディライトワークスが新作ゲームのティザーサイトを開設。新たな“日常”が始まる)。同年3月、「オトナになるって痛いよね」というキーワードとキービジュアルらしきイラストを掲げた新作ゲームプロジェクトを発表。
同月に『剣と魔法のログレス』の開発元として知られるAimingと提携したが、2020年7月末に解消することになる(「FGO」のディライトワークス、「ログレス」開発元と提携解消 「当初想定した成果を享受できない」)。
2020年10月、Cygamesのゲームソフトを手掛けたと知られるミラクルポジティブスタジオがプロデュースし、韓国のMADORCAが開発する形となっていた『ミコノート』から手を引き、プロジェクトはMADORCA側が引き継ぐ形となった(ディライトワークスが「ミコノート」に関する提携を解除。プロジェクトはMADORCAによって継続へ>https://www.4gamer.net/games/449/G044924/20201016066/]])。その後、2022年2月26日にきららファンタジアの開発でお馴染みの株式会社ドリコムと協力し、その2年が経ちようやく配信開始された。作品について詳しくはミコノートを参照。
「オトナになるって痛いよね」の作品は2021年12月8日にタイトル未公表のまま公式サイトが非公開となり、YouTubeのコンセプトPVが公開停止となった(ディライトワークス、「オトナになるって痛いよね」がキャッチコピーの新作ゲームプロジェクトの特設サイトとコンセプトPVを非公開に)。後者の内容はファミ通Appの紹介ツイートより閲覧可能。
2021年12月15日、FGO開発チーム、およびボードゲーム部署全てを含む(確認ツイート)ゲーム事業を新会社として分離し、その全株式をアニプレックスに譲渡する事を発表した(ゲーム事業の会社分割による事業継承 および株式譲渡契約締結のお知らせ)。
12月28日に新会社の社名が『株式会社 ラセングル』と発表された(新会社「株式会社ラセングル」設立のお知らせ)。
取引の完了は2022年春頃になる見込みと発表されていたが、やや早く2022年2月1日付けでゲーム事業の承継とアニプレックスへのラセングル株式の全譲渡が完了(ディライトワークスがゲーム事業をラセングルに承継。アニプレックスへのラセングル全株式譲渡も完了)。
ラセングル公式サイトに掲載された小野社長の『社長の机』において、ラセングル(LASENGLE)は奈須きのこが命名したものであることが明かされた(小野義徳の『社長の机』 第6回 ラセングル始動にあたって)。
主な担当作品
- Fateシリーズ
- カプセルさーばんと(アプリ版)
- Dominate Grail War(Fate/stay nightのボードゲーム)
- バンドやろうぜ!
- サクラ革命
- A3! Card Game(A3!のTCG)
このうち『バンドやろうぜ!』と『サクラ革命』はラセングルの公式サイトで触れられていない(2022年2月4日現在)。
関連人物
庄司顕仁:代表取締役会長CEO。直良有祐が取締役社長をつとめるデザイン会社IZM designworksの代表取締役もつとめる。会社ホームページではDWのゲーム部門独立と直良のラセングル移籍が完了して以後も関連会社としてディライトワークスが挙げられている。
直良有祐:元スクエニ所属のゲームクリエイター、イラストレーター。ディライトワークスにもスクエニに所属していた塩川洋介とのつながりから、新設部門のディライトアートワークス・ディライトグラフィックワークスを統括するクリエイティブオフィサーにも就任した。余談だが、FGOでも概念礼装のビター・ブラックのイラストを担当している。現在はラセングルとIZM designworksとの二刀流(ツイートより)。
小野義徳:元カプコン所属でストリートファイターシリーズのプロデューサーを務めた。カプコン退社後、2021年5月からディライトワークスの代表取締役に就任した。ラセングルでも代表取締役社長をつとめる。
塩川洋介:2022年1月末にディライトワークスを退職。在籍時はゲーム部門第一スタジオ「DELiGHTWORKS SWALLOWTAIL Studios」のスタジオヘッドを務めていた。
外部リンク
個別
以下二つはTwitter
ディライトワークス(2022年2月1月にアカウントID変更によりリンク失効に。DW公式アカウントとしての最後のツイートは1月25日の『社長の机』第五回へのリンクだった)
ディライトワークス PRODUCTS(2月4日現在現状維持)