概要
ヒジュラ暦の第9月。
預言者ムハンマドに神から啓示が下された月であり、神聖な月と考えられている。
この間、一切の飲食は禁止される。特に敬虔な信者は唾液を飲む行為すら避けることもある。
と言っても日中のみ(夜明けから日没まで)であり、日没後は普通に食事が出来る。但し、その量が多くなる為、ラマダン期間中に体重が増える者もいる。
この義務はあくまでも「原則」で、断食によって生命を危険にさらしてしまう可能性のある妊婦、乳幼児、老人、貧者、病人、戦士、旅行者、肉体労働者といった人々は免除される。
しかしラマダン期間中は評価される善行のポイントが何倍にも加算されることから、これら対象の人々でも可能な範囲で実践しようとするのが常態化している。
日中の飲食に加え、以下の行為も禁止される。
挨拶は「ラマダン・カリーム」