リエル(FF14)
りえる
MMORPG「ファイナルファンタジー14:新生エオルゼア」に登場するNPC。
エレゼン(イシュガルド系)の少女。
暗黒騎士のLv50以降のジョブクエストにおけるキーパーソン。薄緑の髪と目が特徴。
性格は引っ込み思案で無口だが、これは彼女の過去に由来する。実際は思いやりがあり、シドゥルグ達が自分を守る為に傷つくのを悲しみ、時に反発する強さを見せた。
また幻術を学んでおり、後にシドゥルグをサポートして自ら戦うようになる。
「生きていてはいけないもの」とされて神殿騎士に処刑されそうになっていた所を、シドゥルグとフレイに保護された。
その後フレイは別の決闘裁判で命を落とし、リエルは「暗黒騎士としての極意を修める為の保護対象」としてシドゥルグの傍に置かれる。一方的な扱いに対して逃げるでも抵抗するでもなく黙って従い、許可がなければ言葉を発する事さえしなかった。
彼女が狙われる理由を突き止める為、グリダニアの角尊エ・スミ・ヤンに「魂の色」を見てもらう事となったが、そこで「ヒトとは違う強い力」があると言われ、先天的にドラゴンの血を宿している事が明らかとなる。その後、リエルの出自が明らかになった。
彼女はイシュガルドの名門貴族・コーリニョン家の女当主イストリド・ド・コーリニョンと、ある貴族の男の間に生まれた。しかし父親の正体は異端者であり、出自を隠してイストリドに接近し結婚。仲間に神殿騎士団の情報を流し続け、頃合いを見て本性を露にした。
竜の血を飲んでいた男はドラゴンとなってコーリニョン家の人間を殺害し逃亡する。生き残ったイストリドは夫と信じていた相手の正体を知り、イシュガルドにとって最悪の異端である竜の血を引く娘を幽閉するに至ったのである。
なおドラヴァニア雲海のリスキーモブ「ブネ」が、リエルの父親である可能性が示唆されている。また彼が飲んだ血の主である竜の伴侶はモーン大洞窟に横たわって死を控えており、リエルから感じられる番いの気配を懐かしむ。
ある時、ほんの気まぐれでイストリドは牢に繋がれたリエルの顔を見に来る。そこに自分を穢し全てを奪った男の面影を見てしまったイストリドはリエルの「処刑」を決意するが、その現場に駆けつけたシドゥルグ達にリエルを奪われた。
その後イストリド本人が一行の前に姿を見せ、異端にして汚点であるリエルを殺害する為にあらゆる手を尽くして追い続けると宣言する。決闘による決着を受諾した光の戦士達は、いよいよもって「暗黒騎士の極意」を会得する為、老竜の助言に従いドラヴァニア雲海のモーグリ達を訪ねた。
そこで「強くなる為に大切なもの」の正体を教えられたシドゥルグは、それまで素直に向き合えなかったリエルに本心を告げて和解。クルザス西部にて、いよいよイストリド率いる神殿騎士団との対決に臨む。
戦いの末に勝ったのはシドゥルグ達であり、唯一生き延びたイストリドはとどめを刺せと叫ぶ。しかしリエルの心を想うシドゥルグは二度と自分達の前に姿を見せない事を条件に、彼女を見逃そうとした。
しかしイストリドは狂ったように笑いながら、自分が生きている限り必ずリエルを殺す、その為に地の果てまでも追いかけてやると宣言する。
そしてリエルは前に進む為に決着をつける事をシドゥルグに頼み、巨大な両手剣が横凪ぎに振るわれる。
コーリニョンの娘は、ともにゆきます。
でも、私は生きるよ……お母さん!
首を落とされるその刹那、娘の姿を見た母は、優しい微笑を浮かべるのだった……。
かくして追われる身から解放されたリエルだったが、引き続きシドゥルグと共に行動する事となる。
生きる事を決めて積極的になり、シドゥルグを尻に敷きそうな気配にニヨニヨするヒカセンも。
リエル・ド・コーリニョンは、二度と使われない名前。
それでも、私は生きてるよ。
……護ってくれて、ありがとう。