概要
『グランディア』に登場するキャラクター。
CV:井上喜久子
「サルト遺跡」で出会うホログラムの美少女で、外見は18歳程度。
古代文明の力によって生み出された幻なのか、はたまた実在する人間なのか全てが謎に包まれている。精霊石の秘密を探るためにサルト遺跡最深部までやってきたジャスティンに、精霊石を持つ者としての資格を問うため、数々の問いかけをし、かつて計り知れない過去、本当にエンジュール神話の世界が存在したことを伝える。
サルト遺跡、ドム遺跡、ツインタワーとジャスティンの前に現れ、アレントへと導いた人物。
リエーテというのは彼女個人の名前ではなく、アレントから人々と精霊を監視する役割を持つ者に受け継がれる名前である。博物館の館長が言っていた不老不死の大神官とは彼女の事であり、実際に年を取らない肉体と、永遠にも近しい寿命を持っている。そのため外見上は18歳のまま長い年月を過ごしており、過去のリエーテ達から受け継いだ深い知識を持っている。
アレントには神官である彼女一人しか住んでいないが、文明退化で荒廃したアレントを少しでも町らしく見せるべく、自身のコピーであるリエーテの幻を配置し、現在の地上で使われている言葉を真似て喋らせてみたりしている。
リエーテは次の代のリエーテに代替わりする時、自身の時代に起きた事柄を記した石板を作る。悲しみの事象が多ければ青い石板に、喜びの事象が多ければ赤い石板になるのだが、現在のリエーテの石板はというと、ガイアの復活という世界存亡の危機が起きてしまったため、おそらく青色の石板になるとのこと。
実はなんと、最終シナリオで仲間になる。
自分の手で悲しみの歴史を塗り変えればいいというジャスティンの言葉に胸撃たれ、ガイアの完全復活を阻止するために最終メンバーに加わる。
この世界の事象や地理を知り尽くしており、何をすべきか、何処へ行くべきか瞬時に見極めるられる頼もしい存在となってくれる一方、仲間になった後は今までのミステリアスな印象と違い、世間知らずで天然ボケなお姫様らしいふるまいを見せる。一般の商人に騙されかけたり、まだ小さい子供にアレントの話をして困らせたりと、やたらと不思議な振る舞いが多い、和やかなお姉さんへと変貌する。
ゲーム内での性能
武器 :キラキラロッド
頭防具:天使の帽子
体防具:魔導士の服
腕防具:魔法の手袋
足防具:虹のハイヒール
装飾品:ホーリーリング
習得必殺技
・紅い衝撃
驚異的な威力とキャンセル率を持つ単体攻撃。始めて見た時の衝撃は忘れない。
威力は高いが、リエーテ本人の攻撃力が低いため、結果的に通常威力技に落ち着いている。
グランディアIIIではヘクトが使用する。あちらはキャンセル効果持ちの全体攻撃。
・魅惑のダンス
敵モンスター1体からMPを4奪う。魔法を使わないタイプのモンスターに使うと失敗するが、
魔法を使うタイプのモンスターであれば確実に成功し、LV1~3のMPがいずれも4回復する。
習得がゲーム終盤になるため、その時点のMP回復量としてはちょっと足りない。
アレントでの引きこもり生活が長いためか、全てのステータスが低め。
行動力はまだマシだが、HPと攻撃力と防御力の低さが目立つ。
武器はメイスだが、ロッド系統のみしか装備できない。仲間になった時点では強力なロッドが存在しないこともあり、どうしても通常攻撃の火力の低さが気になる。メイス系統は育てても防御面に関するボーナスしかもらえないのでリエーテの攻撃力は基本的に最後まで上がらずじまいである。
またメイスの初期スキルレベルも10と低く、18まで育てないと魅惑のダンスを習得しないため、全ての技を見たければ嫌嫌鍛えることになる。
一方、魔法の初期スキルレベルはかなり高い、(火Lv13/風Lv17/水Lv17/土Lv21)と4種とも最初から習得しており、いずれもほぼ最終魔法習得レベルに近く、土属性に関しては最終魔法「グランジオ」を既に覚えてくるためそれ以上育てなくてもよい。
言い換えると、魔法に関するスキルレベルアップボーナスはあまり手に入る機会が無いという事になる。特に土属性のボーナスは攻撃力アップ効果があるので、リエーテの攻撃力を伸ばしたければ、既に最終魔法まで覚えている土属性を更に鍛えるという苦行が待っている。
魔法は全体攻撃と回復中心の構成となっており、非常に便利。必殺技と通常攻撃に期待が持てないので、雑魚戦ボス戦共に魔法中心で戦うことになる。
「マジカルアート」「スターシンフォニー」「結界」とリエーテ固有の魔法を習得する。これらはいずれも強力で、マジカルアートは「ヘルヴァーナ」以上の威力を持つLV1魔法。スターシンフォニーは全員のステータスアップ効果。結界はボスにも有効な停止(麻痺の上位異常)効果といずれも覚えておいて損は無いもの。
やはり強力だったのか、スターシンフォニーは2のティオの最終技と、Xの合体技に格上げされて登場している。結界は2のミレーニア・3のヘクトの必殺技、Xの合体技として受け継がれており、習得は困難なもののボスに有効な点は引き継がれている。マジカルアートはBG版のパラレルトリッパーズのみ引き続き登場するが、こちらはモンスター技のいずれかがランダムで発動するという効果に変更された。
登場キャラクター
・パーティキャラクター
ジャスティン / フィーナ / スー / ガドイン / ラップ / ミルダ
・その他のキャラクター
リーン / リリィ / ギド / リエーテ / ミューレン大佐 / バール将軍 / ガーライル3人娘