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グランディアIII

ぐらんでぃあすりー

『グランディアIII』(GRANDIA III)は、ゲームアーツが企画・開発したコンピュータRPG作品である。
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『グランディアIII』(GRANDIA III)は2005年8月4日にスクウェア・エニックスより発売されたプレイステーション2RPG。開発はゲームアーツ。キャラクターデザインは吉成曜

概要


本作は「」を舞台に描かれる大冒険活劇である。
本作では3Dグラフィックスに力が入れられており、非常にクオリティの高い物になっている。キャラクターの声には、映画や舞台、ドラマで活躍する役者をキャスティングしている。

初代グランディア、前作グランディアエクストリーム、前前作グランディアⅡとはストーリー上のつながりが無く、ある程度アイテムや魔法といった専門用語やシステムを共有しているも、今作から大きく変更された要素が多い。
例えば、魔法発動中にもキャラクターを行動させることができるようなシームレスになった戦闘形態と、「空中コンボ」という新たな連携攻撃パターンが追加されたことが記憶に新しい。

発売直後の評価はというと……燦燦たるものであり、長編ストーリーである「1」や「2」のファンからはストーリーが説明不足すぎて没頭できないと言われ、戦闘や育成のやり込みに重きを置いている「X」のファンからはゲームバランスが悪くて育成が楽しくないと言われる始末。捻りすぎなセリフ感重視の会話が多いため何が言いたいのか伝わらず、予想を斜め上に裏切る超展開が多いため電波シナリオと言われ、俳優の棒読み演技により感情移入できず、敵の強さ設定が不十分で楽しく進められないなどの指摘が相次いだ。特にゲーム終盤の駆け足的な展開と、急激に上昇する戦闘難易度が多くのプレイヤーを置き去りにした。設定や世界観は凝っているのにゲーム内に収められなかったため、回収されなかった伏線や、ストーリー前半に登場したキャラクター達のその後等は、後日「裏設定」として他所で語られている。バグや決定的な落ち度はほとんど無いものの、明かな開発期間不足による打ち切り展開、進行上の多数のこまごまとした不評さ、発売前の誇大広告からのガッカリ感が相まって当時のクソゲーオブザイヤーでは次点に名を連ねるほどであった。
一方で、音楽(サウンドトラック)や設定資料集、小説版グランディアIIIはわりと評価が高い。
現在では"クソゲー"という汚名はやや撤回され、有名シリーズの最新作だからとプレイヤーが過大な期待を持ち過ぎたことが原因の"ガッカリゲー"的な低評価であると片づけられた。実際のところ、PS2にしてはグラフィックが綺麗で、ロードが早く、テンポもシームレスであるため、異世界を冒険している感は十分味わえる。ストーリーの進行に合わせて世界中の村人の会話内容や情景が細かく変化するため、テキストの読み応えは十分にある。落ち着いてゆっくり世界を回ると細部に色々な細かい発見があり、世界観に関しては丁寧に作り込んでいる様子がうかがえる。システムを理解したプレイヤーが遊べば、ちゃんと面白くなる後述の凝った戦闘システムも相まって、最終的には人によって良ゲーとクソゲーの評価が大きく二分するタイプのゲームであるといえる……のだが、それでも所々に惜しい点が見受けられ、メインストーリーでの滑っているセリフや失笑ものの演出を見つけるたびに冷ややかな笑いがこみ上げる「(笑)ゲー」として広く認知されるようになった。

しかしながら、戦闘は前作「X」をより進化させたものであるため、システムを完全に理解してしまえばなかなか奥深い内容となっている。敵も理不尽に攻撃力が高かったり、味方の倍以上の行動をしてきたりと、一見戦闘バランス設定がおかしいと思われがちであるが、システム(IPゲージとキャンセル攻撃を上手く活用する)を理解した人にとってはほどよく適当な調整となっている。
そのため、レベルや装備を整えてごり押しで進むスタイルだと終盤は非常に辛くなる傾向にあるが、スキルの特性や武器・魔法の構成をよく吟味し、ストーリーの進行に合わせて適切なものを備えられれば、「X」以上にスピーディで楽しい戦闘になる。
どちらかというと、長時間町や村を探索することが楽しい「1」「2」や、何度もダンジョンを周回してアイテム集めをこなす「X」とは違い、最適な攻略法をいかに短期間で構築できるかが勝負のRTAプレイで親しまれる傾向がある。



グランディア3
グランディアⅢ



あらすじ

飛行機乗りに憧れる少年ユウキ。彼は飛行王シュミットという名だたる飛行機乗りに憧れ、友人のロッツと2人飛行機の制作をしていた。何度も墜落し苦心の末作った新たな飛行機で、ユウキは退屈なアンフォグの村から大陸へと飛ぼうとする。飛行は成功したが、母・ミランダにこっそり後部座席に乗られ墜落寸前となる。

そのとき、何者かに追われている馬車を発見し、ユウキはそちらに眼をやった隙に再び飛行機を墜落させてしまう。そこでユウキは、神人になろうとする少女・アルフィナと出会う。彼女が大陸の街アークリフを目指そうとしていることを聞き、ユウキはミランダと共に護衛を申し出るのであった。

イメージイラスト
GⅢ
2002年の絵 (GⅢ)
グランディアわんどろまとめ2


登場人物

パーティキャラクター

落書き


ユウキ

CV:松風雅也
16歳。本作の主人公。幼い頃に、飛行王「シュミット」の映画を観て以来、空を飛ぶことに憧れを抱く。かつてシュミットが成し得た、大陸横断を目指し、親友のロッツと飛行機を製作している。

アルフィナ


アルフィナ

CV:木南晴夏
16歳。本作のヒロイン。本名は「アルフィナ・デ・パメラ」。神獣の言葉を代弁する「神人(コミュート)」の一族。兄・エメリウスの企みを知るためアークリフへと向かう。ケーキが大好き。なお彼女やエメリウス、ヘクトの耳の形が共通しているのは種族特有のものであり、神人(及び候補)の資格を有する証でもある。

いつまでもあんたの帰りを待ってるからね


ミランダ

CV:若村麻由美
34歳。ユウキの母親。女手一つでユウキを育ててきた。表裏のない性格。
良家の箱入り娘として育った。青年将校と出会って恋に落ちるものの、家族には認めてもらえず家出。周囲の反対を押し切って結婚したふたりだったが、プレイボーイで根無し草の彼は結婚後も気ままに旅を続け、結婚の失敗を悟った。恋愛と結婚に絶望して、幼いユウキを連れて街を出る。ユウキの為に必死に働き、レンジャーとしてそこそこ働けるようになったころ、5歳になったユウキと一緒にアンフォグの村で暮らし始める。青年将校との出会いはミランダが17歳、ユウキ出産は18歳の時である。

アロンソ

CV:葛山信吾
ユウキ達が大陸へ渡るため、船を探しているところへ現れた謎の男。自称「海の男」。その実態は、借金のかたに自分の船を取られてしまった、声も出ないギャンブラー。

ウル

CV:柴木丈瑠
16歳。飛竜に乗って世界を駆け巡る少年。生まれは「飛竜の谷」だが、堅苦しい掟に嫌気がさして一族を抜け出した。荒っぽいが、情には熱い性格。肉が大好物。嫌いな食べ物はなんとなく飛竜を思わせるため、鳥の手羽先。

ダーナ

CV:吉野紗香
23歳。バクラの集落の族長。2年前に姿を消した恋人、デュンケルを失った悲しみを拭えないでいる。
デュンケルとの馴れ初めは同じ集落の出身で歳も近いこともあり、ごく自然にお互いの親同士の間で許婚として認識されており、それに反発して距離を置いた時期もあった。ある日、オアシスのヨウト像前でデュンケルがダーナにバクラの繁栄と永遠の愛を誓ってからは、互いに強い想いと絆で結ばれた。ダーナは大人しく内向的な母親タビレ、妹のルイリは酒好きで大らかな性格の父親アドバの影響を強く受けて育った為、性格は似ていない。

ヘクト


ヘクト

CV:前田綾花
8歳。地上とは別の世界である、聖獣の故郷「バース界」に暮らす少女で、『長老(年功ではなく指導者の尊称)』の身分にある。いつも虚ろな目をしており、まるで表情がない。彼女の奏でるバイオリンの音色は生命を散らしている。手が冷たい。これらは一貫して、神人としての重圧に幼心が耐えられなくなったためで、かつては明るい性格だった。

デュンケル

CV:笠原紳司
かつてはバクラの集落の族長を務めていたが、エメリウスと出会い供にバース界へ渡り、世界の真実を知る。「ゾーン」の力を手に入れたエメリウスを止めるため暗躍している。ダーナの恋人。

ロッツ


ロッツ

ユウキと同じ村の出身で、ユウキと共同で自前の飛行機を作り上げた相棒。
ユウキが飛行機で村を飛び立った後、村を離れて大陸へと渡り、シュミットの弟子となる。
小説版ではユウキの愛撫設定がなくなり、最初からシュミットの弟子の青年として登場する。

飛行王シュミット

永遠の飛行王。彼の腕前は映画の題材にもなっており、まだ幼かったユウキに夢を与えた。
並外れた腕前を持つ飛行機乗りというだけでなく、自分で飛行機を製造できる職人でもある。現在は飛行機の限界を超えた飛行機の研究に没頭している。寡黙で口数が少なく、研究がてらにエンジントラブルで近隣の畑を焼き払ったり、墜落騒ぎを起こしたりと、メンディの町で尋常じゃない規模のトラブルを起こしており、周囲の村人からは変人扱いされている。
彼の過去の偉業から、工房に押し掛けるファンやにわか飛行機乗りが後を絶たないらしく、冷たくあしらうなど排他的な空気が板についている。一方で、見どころのある人間には助言を惜しまず、飛行機をタダで作ってくれたりもするほど肩入れする。ウルとも以前から面識があった。
噂だが、愛する人を失った悲しみから、飛ぶことをしなくなったのだとか……


敵キャラクター

神人兄妹


エメリウス

CV:萩野崇
アルフィナの兄。3年前に忽然と姿を消したが、再びアルフィナ達の前に現れ、「ゾーン」の力で世界の聖獣を殺し始める。本来は繊細な性格で、先述の根底は自らの出自と幼少期の家庭環境、神人という定められた生涯に対する拭えぬ葛藤と怨恨によるもので、グラウはナーバスになっていた彼を自らの野心の為に利用した。アルフィナがアークリフを離れていたのは、10年前に彼女を神人としての過酷な運命から遠ざけたいとした彼自身の手引きによるもの。

コーネル

CV:木下ほうか
重厚な鎧と鋼鉄の腕をつけた極端な武闘派。ただし頭をまったく使わない行き当たりばったりな性格のため、他の仲間からは軽んじられている。「ウスノロ」といわれると我を忘れて激怒する。出自とエメリウスへの忠誠の経緯は、ヴィオレッタと同様。
エメリウスの命令を忠実に守れば褒めてもらえるという意識があって、コーネルは自尊心が強く、自分はもっと立派な人間だと考えているので、自尊心を傷つけられると簡単にブチ切れてしまう。そのあたりをミランダに看破されているので簡単にあしらわれてしまう。

ヴィオレッタ

CV:坂上香織
細身で切れ長の瞳とまさに「美女」と言うのにふさわしい容姿をしているが、手に持つ巨大な大鎌が内面の破壊衝動を物語っている。非常に切れやすい性格だが、エメリウスのためなら命を捨てることも惜しまない。元々裕福な家系の出身だったものの、ある事件により没落し、盗賊まがいの仕事に手を染めていた。エメリウスに忠誠を誓ったのは、その現状の脱却への希望を見出したため。

グラウ

CV:川上泳
エメリウスの幼少期の教育係を務めていた。彼を危険な道へ導いた人物。自ら戦闘へ出ることはない知性派で、作戦の立案とほかの同志をまとめる参謀の役割をしている。

ロウ・イル

CV:茶風林
元はバース界の医師だったが、ゾーンの呪いによって倒れていく人を助けられない自分に失望し死者を操るネクロマンサーと身を落とした。ゾンビ化してから何百年も生きている人間である。その力に目をつけたエメリウスに見出され仲間に加わったが、無口で他の同志とは接触を持とうとしない。彼自身はエメリウスと一緒にいると血がたくさん流れそう、楽しそうだという理由で同行している。



関連イラスト

3!
グランディア3




別名・表記ゆれ

GRANDIA3 / グランディア3 / グランディアⅢ
些細な事ではあるが、ローマ字を用いた「グランディアⅢ」ではなく、
英語の大文字「I」(アイ)を3つ並べた「グランディアIII」が本作の正式名称となっている。

関連タグ

シリーズ
グランディア
グランディアⅡ
グランディアエクストリーム

ゲームアーツ プレイステーション2 RPG

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