概要
基本的には横スクロールタイプのアクションゲームであるが、ユーザーがステージを直感的な操作で自由にデザインできるのが最大の特徴である。木や岩などの物体を置いたりくり抜いたりして作成したステージをオンライン上の惑星にアップロードすることで共有し、最大4人での協力プレイ(力を合わせて障害物を乗り越えて進むなど)が可能である。またクリエイトに関しては無数のスイッチを組み合わせることで、2進数8bitのデジタル加減算器なども製作することが出来る(無論、計算機や論理回路に関する相当の知識と膨大な時間を要する)。
またクレイアニメのような温かみのあるキャラクターやグラフィックスも特徴である。プレーヤーキャラクターのリビッツ(布製の人形。英語版ではSackboy)はユーザーが衣服や装飾品などを組み合わせて自由にデザインできる。
日本では、日本仕様第3世代「プレイステーション3」(CECHL00シリーズ・HDD 80GB)が同日に発売される。それに伴い、本作+PS3本体+DUALSHOCK3コントローラ2個セットの「PLAYSTATION 3 リトルビッグプラネット ドリームボックス」と本作+DUALSHOCK3コントローラ1個セットも同時発売された[1]。
2009年時点のデータでオンラインユーザーは全世界でおよそ200万人、クリエイトされたステージは実に70万以上にものぼる。また、Youtubeには専用チャンネルも開設された。 2009年7月22日クリエイトステージ数100万ステージを突破し、さらにこれまでに2億4400万回プレイされたとPlayStation.blogで公式発表。
しかし2016年7月31日で日本でのオンラインサービスは終了してしまった
ゲーム内容(ストーリーモード)
このゲームのメインモード。プレイヤーはリビッツとなり世界各地のクリエイターが用意したステージをクリアしていく。各ステージはお話のようにつながっている。ステージ内にはクリエイトに使える材料も落ちているためよりよいステージ作りには完全制覇する必要がある。
シリーズ
現時点で日本で発売済みのシリーズをハードごとに以下にまとめる
PS3
『リトルビッグプラネット』
シリーズ一作目。基本的なオブジェクトと素材を使ってクリエイトをする
『リトルビッグプラネット2』
シリーズ二作目。orゲートやデストロイヤーなど、回路を組むためのアイテムが増え、さらに深いクリエイトが可能となった
『リトルビッグプラネットカーティング』
カーレースゲーム。シリーズとのどの作品とも違い、車のデコレーションや、3Dでのコース作成を楽しめる
PS3、PS4
『リトルビッグプラネット3』
シリーズ三作目。基本のクリエイトは2と同じだが、16レイヤーに増えたという大きな特徴がある。そのため使う容量も増え、それに合わせて巨大温度計と言ったシステムが追加された
PSP
『リトルビッグプラネットポータブル』
PSP版。基本的に無印と同じシステムだが、複数人でのプレイができないという特徴がある
PSvita
『リトルビッグプラネットvita』
PSvita版。基本は2と同じ仕様だが、タッチパネルやジャイロ、携帯カメラと言ったvitaならではのクリエイトが楽しめる
リビッツ
プレイヤーの分身。人々の夢で作られたステージを探検する。なお、夢の中の世界のため潰されたり燃え尽きたり感電や溺死で破裂したり毒ガスで気化してもすぐに復活する。そのためリビッツがやられるのを「死ぬ」と表現するのは間違い。(とはいえ便宜上死ぬと表現するのが当たり前だが。)
ステージクリエイト
このゲームのもうひとつのメイン。ゲーム中に獲得した素材やステッカーを使い世界に一つしかない自分だけのステージを作ることができる。作り方はチュートリアルで学ぶことができ、ギミックやスイッチ、AI(敵キャラ)も簡単に作ることができる。作ることが苦手でもステージやコミュニティステージで手に入れたアイテムをアレンジして使うことも可能。できたステージはアップロードすれば世界中の人が遊んでくれる。2010年4月現在アップロードされたステージは30万を超える。
ステージクリエイトの幅は多岐にわたりオーソドックスなアクションステージ(中にはSASUKEや風雲!たけし城、イライラ棒といったテレビ番組をモチーフとしたステージ。さらにはスーパーマリオブラザーズのような他社ゲームをモチーフとするものも。)やレースステージ、(カーレースやバイクレース、水導入後はボートレースやイルカレースも。)さらにはグラディウスやゼビウスといったシューティング、テトリスといったパズルゲーム、ビートマニアチックな音ゲー、さらには計算機やパスワード入力機、二進数の機械などゲームクリエイトの範疇を超えた作品やオリジナルのBGMも誕生している。